私の両親は下呂市の街の中心から10キロ離れた山の中の集落で
生活をされています。
数年前農協が経営していたガソリンスタンドも廃業になって
給油のために山道を通わねばなりませんし
過疎の典型的な集落でコンビにもありません。
それでも自然豊かでのどかな環境です。
本年84歳となられた父は
5年前に胃がんの手術を受けましたが
その後再発もなく元気になられました。
その時 長年吸っていたタバコをやめられました。
医者の説得に応じたと思いますが
あれだけ好きなタバコを見事にやめたのには正直ビックリしました。
それからだと思いますが 10年以上乗っていたトヨタマークⅡを
新車のトヨタヴィッツに乗り換えてからドライブに楽しみを見い出したのか
毎日頻繁に外出されるようになったのです。
マークⅡは10年以上の間に1万5キロといった走行で普段は
軽トラで畑に行くぐらいであったのが
ヴィッツでは2年で3万キロとかなりの走行でした。
それが今年に入ってまず自爆事故(雪道でスリップした)で修理し
2月には出会い頭に接触してそのまま帰ってしまい
当て逃げとなるようなトラブルを起こしたのですが
幸い周囲の配慮で穏便に済ませることが出来たのです。
84歳の高齢で耳が聞こえにくいのですから
接触したと感じなかったのかも知れません。
それで母や家族も心配して
用事もないのに出かけないように頼んだのですが
「我感知せず」というような感じで ドライブはおさまらなかったのです。
そしてついに先月 国道で赤信号を見落として交差点で衝突事故を起してしまいました。
廃車になるような事故でしたが幸い怪我もせず
相手様も物損事故で済ましてくださいました。
にもかかわらず 懲りない父です、
また新しい車の注文をしてしまったのです。
これには家族があきれ返ると共に
高齢者の自動車運転の恐怖に脅えました。
家族での説得では聞く耳を持ちません
困りあぐねたので下呂市が開催する「よろず相談」という会場に出かけて相談すると
警察の生活安全課を紹介してくださいました。
なるほど生活安全課だったのか
というのもこちらの岐阜南警察の交通課を尋ねて
高齢者の免許返上にアドバイスを尋ねに行ったのですが 話がかみ合いませんでした。
そして本人と家族で警察署に来てくれということだったので
昨日父と母と私で行って着ました。
薬手帳を持って来てくださいということで 面談に及ぶと
警察の人は諭すように自主返納を父に奨められました。
そのやり取りを横で見ていたのですが
最初は免許がなくなるのは都合が悪いと
再三抵抗していたのですが
辛抱強い断固とした諭しに
ついに「しゃあないな みんな(地域の高齢者)も返納したでな」と
アドバイスを受け入れる瞬間が訪れました。・・・・・犯人なら落ちた(自供した)とでも言うのでしょうか。
家族として 父の抵抗もわかります、
今まで自由に車に乗って行きたい所へ行けていたのが出来なる恐れや葛藤は
大変なものだろうと推察できるからです。
自分で老いを認めて免許返納という決断は
勇気と強さがいるというのを目の当たりにしました。
その瞬間 頑固で困った父が
優しい家族思いの本来の父に返りました。
その後手続き進んで父が自主的にサインして証明書が発行されました。
そして軽トラの鍵を預かり
注文してあった車の販売店を尋ねて事情をはなして
一旦登録してその後オークションで転売をすることで話をつけました。
タバコも止めるときにスパッとやめ
免許も返上する時はスパッと返上し後悔のそぶりも見せない父
人は今まで大事にしてきた価値観や習慣・権利を捨てなければならない時があります。
過去にこだわっては進歩がないからです、
不自由を受け入れて家族に愛を示した父は 偉大な教師です。
PS
もし 高齢者の運転や免許の返上を・・・のようなケースは
警察署の生活安全課を尋ねてみてください、
できれば市役所などの生活相談などを通じるとスムーズな対応をしてくださいます。
生活をされています。
数年前農協が経営していたガソリンスタンドも廃業になって
給油のために山道を通わねばなりませんし
過疎の典型的な集落でコンビにもありません。
それでも自然豊かでのどかな環境です。
本年84歳となられた父は
5年前に胃がんの手術を受けましたが
その後再発もなく元気になられました。
その時 長年吸っていたタバコをやめられました。
医者の説得に応じたと思いますが
あれだけ好きなタバコを見事にやめたのには正直ビックリしました。
それからだと思いますが 10年以上乗っていたトヨタマークⅡを
新車のトヨタヴィッツに乗り換えてからドライブに楽しみを見い出したのか
毎日頻繁に外出されるようになったのです。
マークⅡは10年以上の間に1万5キロといった走行で普段は
軽トラで畑に行くぐらいであったのが
ヴィッツでは2年で3万キロとかなりの走行でした。
それが今年に入ってまず自爆事故(雪道でスリップした)で修理し
2月には出会い頭に接触してそのまま帰ってしまい
当て逃げとなるようなトラブルを起こしたのですが
幸い周囲の配慮で穏便に済ませることが出来たのです。
84歳の高齢で耳が聞こえにくいのですから
接触したと感じなかったのかも知れません。
それで母や家族も心配して
用事もないのに出かけないように頼んだのですが
「我感知せず」というような感じで ドライブはおさまらなかったのです。
そしてついに先月 国道で赤信号を見落として交差点で衝突事故を起してしまいました。
廃車になるような事故でしたが幸い怪我もせず
相手様も物損事故で済ましてくださいました。
にもかかわらず 懲りない父です、
また新しい車の注文をしてしまったのです。
これには家族があきれ返ると共に
高齢者の自動車運転の恐怖に脅えました。
家族での説得では聞く耳を持ちません
困りあぐねたので下呂市が開催する「よろず相談」という会場に出かけて相談すると
警察の生活安全課を紹介してくださいました。
なるほど生活安全課だったのか
というのもこちらの岐阜南警察の交通課を尋ねて
高齢者の免許返上にアドバイスを尋ねに行ったのですが 話がかみ合いませんでした。
そして本人と家族で警察署に来てくれということだったので
昨日父と母と私で行って着ました。
薬手帳を持って来てくださいということで 面談に及ぶと
警察の人は諭すように自主返納を父に奨められました。
そのやり取りを横で見ていたのですが
最初は免許がなくなるのは都合が悪いと
再三抵抗していたのですが
辛抱強い断固とした諭しに
ついに「しゃあないな みんな(地域の高齢者)も返納したでな」と
アドバイスを受け入れる瞬間が訪れました。・・・・・犯人なら落ちた(自供した)とでも言うのでしょうか。
家族として 父の抵抗もわかります、
今まで自由に車に乗って行きたい所へ行けていたのが出来なる恐れや葛藤は
大変なものだろうと推察できるからです。
自分で老いを認めて免許返納という決断は
勇気と強さがいるというのを目の当たりにしました。
その瞬間 頑固で困った父が
優しい家族思いの本来の父に返りました。
その後手続き進んで父が自主的にサインして証明書が発行されました。
そして軽トラの鍵を預かり
注文してあった車の販売店を尋ねて事情をはなして
一旦登録してその後オークションで転売をすることで話をつけました。
タバコも止めるときにスパッとやめ
免許も返上する時はスパッと返上し後悔のそぶりも見せない父
人は今まで大事にしてきた価値観や習慣・権利を捨てなければならない時があります。
過去にこだわっては進歩がないからです、
不自由を受け入れて家族に愛を示した父は 偉大な教師です。
PS
もし 高齢者の運転や免許の返上を・・・のようなケースは
警察署の生活安全課を尋ねてみてください、
できれば市役所などの生活相談などを通じるとスムーズな対応をしてくださいます。