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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「顔」

2020-04-18 | 映画(DVD)
「没後十年記念 映画俳優 池部良」

「顔」1960年 大映 監督・脚本:島耕二

アメリカ駐在に旅立つ直前に知り合い恋心を抱いた女性が、帰国したら義理の母になっていた!?池部良と京マチ子の顔合わせで描く文芸メロドラマ。悶々とする池部、池部を諦めようと女性を紹介する京。恋と愛欲、罪悪感が絡み合う男女の運命を描いた丹羽文雄の同名小説の映画化。



丹羽文雄の文芸メロ
こんなにも可愛い京マチ子ってあるんだ?
純真無垢でも汚されてしまう京マチ子の選択が・・・
可愛いだけに悲しすぎる。

浄瑠璃寺でやっと接吻交わしてからの展開が不憫で。京都の街へ出た池部良を待つ京マチ子の姿哀れ。泣き崩れるラストカット秀逸すぎ。
柳永二郎が京と事を起こしてしまった後の態度のクソっぷり。こんな話いくらでもあったんだろうね。いや今であり続けてるんだろうよ。



中田康子の誘惑に怯まない池部良も相等だが中田康子のプライドの保ちようもまた悲しい。

父親の下衆な罪を薄々感付いていそうな池部だが、京の告白によって「まさか?」って、おいおい決まってるじゃないか、解るだろ。どこまでピュアなんだ。

丹羽文雄は一冊も読んだことないが相等の⚪⚪野郎だ、きっと。



シネマヴェーラ渋谷 1月鑑賞分

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