「ちょっとフランス風」

「ソフィスティケイテッド・コメディへの招待」

「ちょっとフランス風」1949年　米　監督：ダグラス・サーク
Slyghtly French

完璧主義が行き過ぎて主演のフランス女優が逃げ出し、監督を下ろされたドン・アメチー。見せ物小屋で見つけた女の子を”フランス風”に仕立てて撮影続行を企てるが･･･。映画内映画でのダンスシーンの凄さで度肝を抜かれ、その後は片思いの連鎖に胸キュンの一本。メロドラマの名手サークによるラブコメの傑作。



劇中ミュージカルシーンが素敵。

ポッケに手をつっこむドン・アメチーの立ち姿、動き一つ一つが魅力的。
JBと連絡取り合うジャニス・カーターもまた然り。

個人的にはヒロインのドロシー・ラムーアより冒頭で卒倒降板する女優さんの脚線美が良かったけど映画だからそういう事は言わないの。



ドロシー・ラムーアは恋に気付くシーンと階段レッスンで転げ落ちるところ。それから劇中歌。歌声にうっとりしてるうちに2度ほど寝落ちしてしまったけどね。



英語とフランス語ときつい訛りも解りやすく楽しい。






2021年1月
シネマヴェーラ渋谷