JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

月例三三独演

2005-11-24 | 落語
11月21日 日暮里サニーホールにて
月例 三三独演を見に行く。

若いころに立川談志を追いかけ、ここ最近になって追い掛けと言う程ではないが
立川談春をマーク。気が付くと、その談春も、昔追いかけていた談志家元の当時の年齢に近づこうとしている。(家元の凄さがわかるね)
談春のこれからは楽しみ。
他に、もっと若手で有望な奴はおらんかなと思っていた時、末広亭で柳家三三の高座を見た。なかなかいいのが居るじゃないか。若いのにシッカリ噺が出来るし、第一、風貌が良い。
巷での三三の評判もどんどん上がっているようだ。
ここはひとつ、若手有望株をマークしておきましょう。

2回前のチラシで11月に「山崎屋」を出すという情報を知り、是非見なくては、と楽しみにしていました。
当日、体調が悪く、咳が厳しかったが、咳止めを飲んで強行。
何とお目当て「山崎屋」途中数箇所、意識が・・・久しぶりにやってもうた。
三三さん、ごめん。
医者が、まれに眠くなる事がありますと言っていた、咳止めのせいだろうか。

「山崎屋」好きな噺です。あまり高座にかかる事が無いという意味も含めて。

パンフレット、ごあいさつに
三三くんが噺家になろうと心に決めるきっかけとなった噺。しかも中学生時代。何故?その訳を高座でお話しますと書いてある。楽しみ。

山崎屋を終えて、中入り後、話してくれました。

やはり上質の落語家は技術も大切だけど、感性、センスの裏づけがないと生まれないのだなぁ。また、そういうセンスの裏づけが無ければ、この若さでこの技量は身に付かない事でしょう。最後の落げのための付けたし部分、これが決して付けたしでなく、ここにこの噺の真髄を見つけたという。中学生ですよ。恐るべし。
その三三言うところの見せ場手前からはっきり覚醒していたのは幸い。
彼の言うフワっと感は充分感じられたし、伝わってきました。

自分の独演会という事もあるが、こういった裏話、自分の落語に対する思いを語っていく。これには賛否分かれるかもしれないが、こういう人にはどんどんやって欲しい。理屈も好きなようで、その理屈の種類が師匠小三治に通づるところも面白い。

さて、三三くんの「山崎屋」に次回巡り合える時があるだろうか。今度はしっかり聴かなくちゃ。

その他「蝦蟇の油」「権助提灯」はあまりやらない噺と言っていたが
荒削りながらも若者らしく(あんまり似合う表現じゃないが)楽しめました。

来年は真打です。また、まとめてドサっと真打。三三は単独で真打ちにさせるべきだという意見があるそうですが、私もその意見に賛成!

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2 コメント

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三三さん (築地の柳)
2005-11-24 23:09:46
トラバ頂き、ありがとうございます!随分古くからの落語ファンでいらっしゃるのですね。私はまだまだ新参者。志ん朝師も小さん師も間に合っておりませんで・・・

何年もして三三さんの真打ち披露を聴いたっていうのが宝になるでしょうね!
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うらやましい (imapon)
2005-11-26 08:14:24
築地の柳さん。精力的な落語通いですね。

私の若いころを思い出します。



最近の私の落語通い、目標が年何回行く事でなくて、年何回以内に抑える事だったりするんです。ぐるじぃ。
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