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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

マイネタ帳(16)春風亭一柳

2006-11-16 | 落語
川柳川柳(さん生)と共に円生師匠の所を破門になった好生さんです。
円生師匠の影法師とまで言われるほど口調が似ていましたが、声は太かったですね。

私が聞き始めた頃はすでに一柳となっていました。

「転失気」  昭和54年9月16日 池袋演芸場
「三人旅」  昭和54年12月25日 末広亭
「紀州」   昭和55年3月11日 池袋演芸場

このあと昭和56年金町の団地屋上から投身自殺をしてしまう。
もう25年も経ったんですね。

この人の場合は落語の方よりも画像の著書「噺の咄の話のはなし」が衝撃的で印象深いですね。
自らを破門にした円生師匠の死後出版されたこの本。

「師匠の死を知って喜んだ私の心、おそらくこれは書かない方がよいに違いない。・・・・・嬉しかったと書けば、恩知らず、義理知らずと非難もされるだろうし、何より先にまず私の人間性も疑われるに違いないと思う。しかし、これはどうしても・・・」本文より

師匠にはまらなかった自分の心情はもちろん、兎に角身体が弱い人だったようで、朝起きると、毎朝頭痛に悩まされたりしている。
私も日頃から「1年間のうち体調万全は3日あれば良いほう」と言っているくらいだから、そのダメさ加減に変に心をうごかされたものです。まぁ、こちらは冗談の域ですが、実際その後自殺をしてしまう一柳さん(本を読んだのは自殺後だったと思う)を思って読むと、ちょとね・・・


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