「コードネームU.N.C.L.E.」2015年 英米 監督:ガイ・リッチー
THE MAN FROM U.N.C.L.E.
東西冷戦の最中の1960年代前半。CIAエージェントのナポレオン・ソロとKGBエージェントのイリヤ・クリヤキンは核兵器拡散をたくらむ謎多き国際犯罪組織を制圧するために、長年の政治的対立を超えて手を組むことに。思考や方法論も真逆の二人は、組織につながる手掛かりである行方をくらました科学者の娘を守り、核兵器の大量生産を阻止すべく奔走する。
劇場予告をぼんやり見てた限りではありふれたスパイアクション物の一つに過ぎず食指が動かなかったけれど、見た同僚が絶賛で薦めるので調べてみると、監督、ガイ・リッチーやないですか。「0011ナポレオン・ソロ」のリメイクやないですか。知らんかったぁ。それなら観ておかないとね。
「恐れイリヤのクリヤキン!」
実は、当時このフレーズが大好きだっただけでTVシリーズはあんんまり見てないので思い入れは少ない。
デヴィッド・マッカラム(野沢那智)のクリヤキンとはキャラ造形の趣がかなり違う。でも、情緒不安定なエディプス・コンプレックスぶりの怪力なイリヤ(アーミー・ハマー)はなかなか可愛くてよろしい。
ストーリーが明確で娯楽作品に徹しているのが良い。そこにガイ・リッチーの絵作りと音楽が決まって観賞中は充分に楽しめる。スッキリ!
残る物はあまりない。要する思った通りありふれたスパイ・アクション物の一つにすぎなかったわけだけれども、それで何が悪い!って気にさせてくれる。バディ要素も楽しめるしね。
ガイ・リッチーにしても今年になって初めて観たわけで(しかも「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレル」の1本だけ)それでもガイ・リッチーらしさというものは充分解ったような気がするし、自分はかなりこのテイスト好きみたい。ハズレ作もあると聞くけどもっと観てみよう。
キャストが揃いも揃って魅力的なのは大きい。むしろナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)のキャラが一番弱いんじゃないかと思うほど。
特筆すべきは女子連の充実度。
ドイツ女スパイ、ギャビー(アリシア・ヴィカンダー)のキュートさ。やさぐれた感じの歩き方、ちょっとガニ股になる感じが面白い。
悪役ヴィクトリア(エリザベス・デビッキ)のド派手なメイク。珍しく厚化粧に美を感じる。
背筋を伸ばしてモーターボート疾走など、解ってらっしゃる。
それだけじゃないよ、チョイ役のホテルフロント係の女子。ニッと笑う歯の美しさ。明眸皓歯ぶり。
そういえば、この映画、直接的なお色気シーンは見せないで音だけですませてる。普通なら不満に残りそうだが、美人揃いで許せちゃう。イリヤとギャビーのキス直前で邪魔が入るお子ちゃま徹底ぶりに、中学生とも一緒に楽しめるお色気スパイ・アクションという事で・・・
ところどころ笑えるシーン。
ボート逃走中、ふり落されたソロがトラック内で優雅にディナーをしている。音の無い外界でイリヤがドタバタの奮闘をしてる。
この時カーラジオから流れる聴いたことある曲・・・自虐ネタで売ったヒロシのBGMですね。
音楽や、その使い方も総じて良くて、最近聴きまくってるクラフトワークのファーストに出てくるようなエレクトリック・フルート?(私にはシクーリ、サンポーニャ系の音に聞える)をフューチャーしたサウンドもイカしてます。
エンディングからして新たなスパイ・アクション・シリーズ誕生でしょうか。
本作でガイ・リッチー・テイストを外したらどうなるのか。
今度は監督を変えて、その真価を問いたいところ。
「スパイ大作戦」のようにTVシリーズへの思い入れが少ないので抵抗なく観れるかも。「ミッション・インポッシブル」は未だに食わず嫌いを通してます。
ていうかTVシリーズも1stシーズンくらいは観ておきたくなった。
MOVIX川口
THE MAN FROM U.N.C.L.E.
東西冷戦の最中の1960年代前半。CIAエージェントのナポレオン・ソロとKGBエージェントのイリヤ・クリヤキンは核兵器拡散をたくらむ謎多き国際犯罪組織を制圧するために、長年の政治的対立を超えて手を組むことに。思考や方法論も真逆の二人は、組織につながる手掛かりである行方をくらました科学者の娘を守り、核兵器の大量生産を阻止すべく奔走する。
劇場予告をぼんやり見てた限りではありふれたスパイアクション物の一つに過ぎず食指が動かなかったけれど、見た同僚が絶賛で薦めるので調べてみると、監督、ガイ・リッチーやないですか。「0011ナポレオン・ソロ」のリメイクやないですか。知らんかったぁ。それなら観ておかないとね。
「恐れイリヤのクリヤキン!」
実は、当時このフレーズが大好きだっただけでTVシリーズはあんんまり見てないので思い入れは少ない。
デヴィッド・マッカラム(野沢那智)のクリヤキンとはキャラ造形の趣がかなり違う。でも、情緒不安定なエディプス・コンプレックスぶりの怪力なイリヤ(アーミー・ハマー)はなかなか可愛くてよろしい。
ストーリーが明確で娯楽作品に徹しているのが良い。そこにガイ・リッチーの絵作りと音楽が決まって観賞中は充分に楽しめる。スッキリ!
残る物はあまりない。要する思った通りありふれたスパイ・アクション物の一つにすぎなかったわけだけれども、それで何が悪い!って気にさせてくれる。バディ要素も楽しめるしね。
ガイ・リッチーにしても今年になって初めて観たわけで(しかも「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレル」の1本だけ)それでもガイ・リッチーらしさというものは充分解ったような気がするし、自分はかなりこのテイスト好きみたい。ハズレ作もあると聞くけどもっと観てみよう。
キャストが揃いも揃って魅力的なのは大きい。むしろナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)のキャラが一番弱いんじゃないかと思うほど。
特筆すべきは女子連の充実度。
ドイツ女スパイ、ギャビー(アリシア・ヴィカンダー)のキュートさ。やさぐれた感じの歩き方、ちょっとガニ股になる感じが面白い。
悪役ヴィクトリア(エリザベス・デビッキ)のド派手なメイク。珍しく厚化粧に美を感じる。
背筋を伸ばしてモーターボート疾走など、解ってらっしゃる。
それだけじゃないよ、チョイ役のホテルフロント係の女子。ニッと笑う歯の美しさ。明眸皓歯ぶり。
そういえば、この映画、直接的なお色気シーンは見せないで音だけですませてる。普通なら不満に残りそうだが、美人揃いで許せちゃう。イリヤとギャビーのキス直前で邪魔が入るお子ちゃま徹底ぶりに、中学生とも一緒に楽しめるお色気スパイ・アクションという事で・・・
ところどころ笑えるシーン。
ボート逃走中、ふり落されたソロがトラック内で優雅にディナーをしている。音の無い外界でイリヤがドタバタの奮闘をしてる。
この時カーラジオから流れる聴いたことある曲・・・自虐ネタで売ったヒロシのBGMですね。
音楽や、その使い方も総じて良くて、最近聴きまくってるクラフトワークのファーストに出てくるようなエレクトリック・フルート?(私にはシクーリ、サンポーニャ系の音に聞える)をフューチャーしたサウンドもイカしてます。
エンディングからして新たなスパイ・アクション・シリーズ誕生でしょうか。
本作でガイ・リッチー・テイストを外したらどうなるのか。
今度は監督を変えて、その真価を問いたいところ。
「スパイ大作戦」のようにTVシリーズへの思い入れが少ないので抵抗なく観れるかも。「ミッション・インポッシブル」は未だに食わず嫌いを通してます。
ていうかTVシリーズも1stシーズンくらいは観ておきたくなった。
MOVIX川口
サンドウィッチ&ワインのシーンは良かったですね。カーラジオから流れる曲がどっかで聴いた事あるはずなのに解らなくって、観賞後調べたらヒロシの曲と判明して、さらに大喜びでした。あそこでソロが自虐ネタを言ったらもっと凄いけどね。
バディ・ムービーとしてもとっても魅力ある作品でしたね。
ヴィクトリアの厚化粧とギャビーのやさぐれ感も最高でした。
もちろん野郎2人もね。でもイリヤの方を推したいです。
必死こいて戦っているモーターボートのクリヤキンを尻目に安全な車の中でサンドウィッチに興じるソロがめっちゃ面白かったです。
でも、そんなソロも最後にはクリヤキンを助けに行くし、クリヤキンもソロが拷問にかけられている所に助けにくるし…
良いコンビだったと思います。
そうそうそうそう。フロントの姉ちゃんがいい顔とエロいパンツしててよかったです。