晴れ後曇り。
青森県の自治体の内、三十五もの市町村が2040年には消滅の危機にあると先日衝撃的な調査結果が発表されたが、俄に新聞やら地元ニュースやらで報じられている。そりゃそうだ、自然消滅するんだから。各自治体もいわゆる「婚活パーティ」など諸々のイベントを開催し、出会いの場を提供しようとしているが、あれって結局どうなんだろう。私はどうせ酒が飲めない(アレルギーっぽい)ので参加する気もないが、けっこう勧められる。話しは逸れたが「子供を育て易い環境」だの「就業先の確保」だのいい事はいくらでも言えるものの、結局こういう地方ではいずれも満足のゆく結果は得られない。政府はなんでも都会圏を基準に物事を判断し、発表報告するが、地方の果ての果てまで行けば、それがいかにずれでいるのかという事が分るだろう。地方の働き世代の女性達の年収は一般企業で良くても十五六万円、普通は十二三万円なのだ。一般企業と言ったが、要するにどっかの「親父会社」。会社とも呼べない「商店」なのである。これでは伸びっこない。男性でも手取りで三十万円なんて滅多に無い。ちなみに、私は普通に働いて手取り二十万円貰えません。身分は一級建築士、経験年数二十年なんだけどね。それが地方の現実で、こんなんでは(私の事では無い)子供生んで育てるなどという事自体考えられまい。正社員で関東圏のバイト代より安いなんてやってられないものネ。だから結局は人材の流出を招き、若い働き手も減る一方なのだ。
結論。
青森県は自然消滅しましょう。
以上