晴れ後雪。帰り道はアイスバーン。
ジュール・ヴェルヌ著「八十日間世界一周」を読み終えました。何度目かは分かりませんが、読む度に新たな発見があります。紆余屈曲、危険の数々をくぐり抜け、妨害もなんのその、ひたすら駆けます。勘違いしてる部分はちょっと笑ってしまいますが、ハラハラさせてがっかりさせて、どんでん返しという展開が見事。そして、最後の一言にシビれます。ラストより。
「結局、物語の主人公が長い苦難の旅から得たものは何だったのだろうか? 何もないと、あなたは言うかもしれない。だが、はっきりと目に見えるものが得られなかったとしても、人はきっと世界一周の旅に出るのではないだろうか」
うーん、いいネ。これはやっぱり手に取ってフォッグ氏らと一緒に冒険した気分になってないと分からないかな? とにかく一周したい男なので、特にシビれますね(笑)。
冒険した後は硬い文章を読みたいので、次は三島由紀夫著「女神」を。