難解?

2016-12-12 23:01:48 | 読書、書物

  雪後晴れ。放射冷却現象により、かなり冷え込んでいます。朝から晩まで除雪していたような気にさせられる疲労感。濡れ雪だったので、更に堪える。早起きして除雪していたので早く就寝しようと思っていたが、つい「税務調査官 窓際太郎の事件簿31」を最後まで見てしまった。結局、いつもと同じ時間です。

 そんな中でも三島由紀夫著「女神」は順調に進捗中。短編集なので、あっという間に一つの話が完結するというのは楽です。難解なのは当たり前ですが、きちんとまとまっているのが凄い。当然、全部が全部いい、という訳ではありません。しかし明らかな失敗というのも見当たりません。私は批評家の批評を全く信用していないのでそういう不要な予備知識も持ちません。半分をちょっと超えた位ですが、もうすでに「次もまた、別の作品を購入して読もう」と思っています。それが大事でしょう。

 難解と言えば今年のノーベル文学賞、ボブ・ディラン氏。NHKで特番を組んだので、「ひょっとしたら」と期待を持ちましたが、ある意味さすがディラン、全く応じてくれませんでした(笑)。大王イカを撮影したNHK、やってくれると思ったんですがね〜。さすがにディラン側の壁は高過ぎ、厚すぎたようです。こちらもまた、歌詞を解明しようなどという無茶な事をやっているようですが、率直な意見として、素直に楽曲を楽しめないのかな、という一言に尽きます。

 世の中、何事も小難しく考えすぎなのでは? 小難しく考えて、頭いいフリしたいだけなのでは? などなど様々な疑問が沸き起こる今日この頃でした