復刻版

2019-11-04 22:59:41 | 読書、書物

  晴れ時々曇り。寒い一日だった。

 午前中は映画DVDなど見つつ、ゆったり過ごし、午後は猫達を抱っこしながら半分寝てました。疲労感が著しく、今日はDIY作業も出来ず終い。

 そんな中でも読書はしています。世界文学全集より、「トーマス・マン」を読み終えました。「選ばれし人」、「トニオ・クレーガー」、「ヴェニスに死す」の三作品が収録されています。「選ばれし人」は中世聖人物語にありがちな、けっこうご都合主義なのですが、当然、そんな簡単な話ではありません。罪の贖罪と救済が盛り込まれています。「トニオ・クレーガー」と「ヴェニスに死す」は小難しい芸術論が長目に展開されますのでその中から話の筋を見出さなければなりません。けっこう難解なのかな? 「ヴェニスに死す」は以前読んだことがある気がしますが、すっかり忘れてしまっていますのでちょうど良かったです。こういう話だったっけ? 「選ばれし人」は展開がどうなるのか気になってサクサク進みましたが、他二作品はよく分かりませんでした。もうちょっと年齢を重ねてから改めて読めば、また違った見方が出来ると思います。正直申して、私は面白いとは思えませんでした。

 小難しい作品をなんとか読破できたので次は単純に楽しめる作品を。ルーシー・モード・モンゴメリ著、赤毛のアンシリーズの最後、「アンの娘リラ」を。もうほとんどアンが出てきませんが、一応、シリーズになっているので読破したいと思います。

 ところでこの赤毛のアン、ANNE of GREEN GABLES(アン・オブ・グリーンゲイブルス)の初版本は十五、六年前は七十万円から八十万円あれば買えたと思いました。ところが現在は、なんと驚きの二百万円オーバーです。まさにないものねだりです。

  

 持ってます(笑)。

 ……100周年アニバーサリー復刻版ですが。

 明日も用足しに出かけ、あわよくばDIY作業を実施する所存です