文庫本格納庫に眠らせていた本

2021-07-30 22:39:41 | 読書、書物

  晴れ、一時雨、後曇り。晴れていたかと思えば、急にびっくりするくらいの降雨。今日はそんな降雨が二度ありました。蒸し暑い。

 今更また緊急事態宣言とか出しまくってももう手遅れ。二週間前の気の緩みが今の結果、こんなことの繰り返し。飽きました。放っておけば?

 オリンピックも開幕一週間。期待されていた競技でイマイチ結果が出ず、予想外の競技で結果が出たりと五輪らしいと思います。あまりに不甲斐ないと応援する気も失せますが、それはそれで結果。こちらが見なければいいだけです。

 三島由紀夫著「鏡子の家」を読み終えました。何回も書いていますが、発表当時は批評家から失敗作と評されたのがこの作品。でもむしろその批評家が失敗だと評した作品が面白く感じるのは私がひねくれているだけ? 四人の青年それぞれが破滅に向かって行ったり立ち直ったりと、それぞれの人生が影響しあって交錯するような展開ってなかなか書けないと思うのですが。最後に日本画家の夏雄が変な神秘主義から立ち直って一歩を踏み出せたのが良かったです。

 次は谷崎潤一郎著「痴人の愛」を。文庫本いれと庫に眠っていたのを引っ張り出しました(笑)。100分で名著で取り上げていた時は、なんだかテレビに踊らされているようで読むのを控えていましたが、ここに来てついに登場。文字が小さいので苦労しそうですが、頑張って読破します。

 明日もオリンピック中継を見て終わりそうな雰囲気ですが、合間にゲージツ活動や模型製作を実施する所存です



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