オチノツボ

日々起こる出来事について雑感をただだらだらたらたら述べております。

BANK BAND@OSAKA Blue Note

2004-11-16 | 音楽・映画
11月16日

 同期の子と一緒にBANK BANDのライブに行った。場所は大阪ブルーノート。そんなに大きいハコではないので、多分メチャ近くで見れるはず。ということで、チケットを取った時から非常に楽しみにしていた。

 BANK BANDはMr.Childrenのボーカルである櫻井とプロデューサーである小林武史が中心となって組んだバンド。その目的は銀行設立のため。銀行といっても、CDやライブでの得た収益を原資として、環境保護などに取り組む団体に融資していくのが主な活動らしい。まあ、僕は単純に音を楽しみたいだけなんやけど。で、ライブで演奏するのはMr.Childrenの曲ではなくカバー。けど、これがいい。ちょっと前に「沿志奏逢」っていうアルバムを出したのだが、ほとんど毎日聞いている。

 ブルーノートに入ると、さっそく目の前にステージがある。席の並びは、ステージの前にテーブルがあって、そのテーブルを囲むように、段差をつけてカウンターが並んでる。席は抽選なので、どこの席か全くわからない。誘導してくれる店員の後についていくしかない。すると、店員が迷わずステージに向かっていく。おおっ、どんどん近くなるぞー。店員が止まった。案内されたテーブルはステージ真正面。ではなくて、その一つ隣り。でもめちゃくちゃ近い。キーボードも目の前にある。すっげー。今年のくじ運、完全に使っちゃったかな、こりゃ。とかなんとか同期の子と言い合いながら、とりあえずお酒と料理を頼む。周りを見ると、お姉さん二人組って方が多い。かなり大人な雰囲気だ。

 開演の時間になった。メンバーが出てきた。座った。櫻井がめちゃくちゃ近い。キーボードの小林武史なんか目の前にいる。音、何も出してないのに、これだけで大興奮だ。目の前のお姉さんなんか目がキラキラしてる。そりゃ、嬉しいわな、こんだけ近かったら。と、他人を見て少し冷静になる。演奏が始まった。アルバムの曲を中心に演奏し、楽しい時間が流れていく。とりわけ、印象に残ったのが最後に演奏した2曲。まず、ザ・ピロウズの「ストレンジ・カメレオン」。この曲は僕も昔から大好きな曲だ。僕に引っかかるフレーズがこの曲は満載している。なのに、櫻井はサラッとしたアレンジでサラッと歌う。けど、これが良い。ふーん、こういう解釈もあるんやなと得した気分になる。で、次に演奏したのが斉藤和義の「歌うたいのバラッド」。もう、ウソッ!ってくらい、いい曲。観客の沸き方も凄い。で、櫻井の歌も原曲に沿った形でバッチリはまってる。やっぱりこの曲は反則やろう。その後、アンコールもしっかりやってくれてホントに大満足なライブだった。そして、ブルーノートを出る時、僕は、櫻井はテレビで見たまんまの笑顔をしていたなってことをふと思った。いやー、本当に良い時間だった。

ワァッ ハァプゥン?

2004-11-03 | 日々の雑感
11月3日

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 バサッ! バササッ!! バサッ!



 何の音や?目を開ける。天井が見える。と、何かが目の前を横切った。エッ!何や?慌てて飛び起きながら、目で追いかける。おったおった。一瞬目を疑った。けど、そこにそいつはいた。スズメだ。エアコンの上にとまってる。何で部屋の中にスズメがおんねん?窓も戸も全部閉まってるのに。何でや??わけわからん。こっちを見ている。全然動かない。ま、ええわ、ともあれ外に出してやろう。戸を開けてから、エアコンをチョンと押すと、スズメは飛んであっさり出て行った。戸を閉めて、とりあえず部屋の中を点検する。どこにもスズメが入れそうな穴は無い。うーん、何でやろ?何でや??って、考えてたら頭がボーっとしてきた。そうやん、俺、風邪ひいてるんやん。最悪の目覚めやな。寝直そう。ベッドに逆戻りして寝る。

 目覚める。普段と何も変わらない。あのスズメは何やったんやろ?夢やったんかな。と、思ったら壁にスズメのフンがついていた。ハァー、俺、風邪引いてるのに。ついてない。とりあえず、掃除する。で、薬を飲む。ベッドに転がる。読みかけの本を読む。村上春樹の「国境の南、太陽の西」(講談社文庫)。読み終えた。良かった。内容ももちろんなんやけど、タイミングも。つまり、今の自分が、今、この本を読めたってことが、よかった。また10年後に読んだら、感想も変わるんやろな。けど、今はこう思う。スズメが部屋の中を飛びまわるような日でも、ええ事がひとつくらいはあるもんやなって。