2月8日
今日は日帰り出張。なので、早起きして大阪駅へ向かう。で、自動券売機で新幹線の切符を買っていたら、横から何か聞こえてくる。
ん?
横を見ると外人さん。僕のほうを見て「マイバラ、マイバラ」と言っている。どうやら券売機の買い方がわからないので、僕に聞いてきたみたいだ。これは助けてやらねば。
「米原に行きたいのですか?」
「そうです。」
「新幹線で?」
「そう。」
「すぐ乗りますか?」
「日本語わかりません。」
えっ?!今まで普通に会話成立してたやん。何やねん。しゃあない。ここはしゃべれやん英語しかない。
「フェン ドゥー ユー ウォント トゥー マイバラ?」
全然意味がわからない顔をしてる。発音があかんのかな。もっかい聞くか。
「フェン…?」
「9時です。」
って、意味通ってるやん。しかも、返事、日本語やん。俺、からかわれてるんかな。まあ、ええか。ともかく通じたし。相手も切符買えて喜んでるし、うんうん。って、ふと時計を見ると、僕が遅れてしまいそう。こりゃ、ダッシュやな。
どうにか新幹線に間に合った僕は尾道で商談をつつがなく終え、愛媛へ。
商談を終え、さあ大阪へ帰ろうと駅に着いたら、ガッカリする事が待っていた。電車が行ったばっかりで、次に来るのは一時間後...田舎はこの一発があるから怖い。ちょっと、駅の周りを歩いてみる。20分くらい歩いただろうか。見事なまでに何も無い。結局、駅に戻って電車を待つことに。
ようやく来た電車に乗って大阪に着いたら、六時を回ってた。ちょっと寄り道する事にする。っていっても駅の本屋に入るだけなんやけど。別に何を買うという訳でもなかったのだが、前から読みたいのが売っていたので、即購入する。
その本は、こうの史代「夕凪の街 桜の国」
ヒロシマをテーマにした少女漫画だ。ヒロシマの漫画といえば「はだしのゲン」。原爆が落ちた時の描写が強烈な作品だ。初めて見た時の衝撃は今でも忘れない。「夕凪の街 桜の国」にはそういうシーンはほとんど無い。だが、そんな描写を用いなくとも、しっかり伝わってくるものがこの作品には確かにある。いつのまにか心の中に出来ていた想い。平和を当たり前のものとし、戦争なんか海の向こうの事だろという想い。そんな想いをすっかり溶かす作品だった。
朝からバタバタしたり、電車をずーっと待ったりで、何かちぐはぐやったけど、この本を読めたからいい一日やったなと思う。
今日は日帰り出張。なので、早起きして大阪駅へ向かう。で、自動券売機で新幹線の切符を買っていたら、横から何か聞こえてくる。
ん?
横を見ると外人さん。僕のほうを見て「マイバラ、マイバラ」と言っている。どうやら券売機の買い方がわからないので、僕に聞いてきたみたいだ。これは助けてやらねば。
「米原に行きたいのですか?」
「そうです。」
「新幹線で?」
「そう。」
「すぐ乗りますか?」
「日本語わかりません。」
えっ?!今まで普通に会話成立してたやん。何やねん。しゃあない。ここはしゃべれやん英語しかない。
「フェン ドゥー ユー ウォント トゥー マイバラ?」
全然意味がわからない顔をしてる。発音があかんのかな。もっかい聞くか。
「フェン…?」
「9時です。」
って、意味通ってるやん。しかも、返事、日本語やん。俺、からかわれてるんかな。まあ、ええか。ともかく通じたし。相手も切符買えて喜んでるし、うんうん。って、ふと時計を見ると、僕が遅れてしまいそう。こりゃ、ダッシュやな。
どうにか新幹線に間に合った僕は尾道で商談をつつがなく終え、愛媛へ。
商談を終え、さあ大阪へ帰ろうと駅に着いたら、ガッカリする事が待っていた。電車が行ったばっかりで、次に来るのは一時間後...田舎はこの一発があるから怖い。ちょっと、駅の周りを歩いてみる。20分くらい歩いただろうか。見事なまでに何も無い。結局、駅に戻って電車を待つことに。
ようやく来た電車に乗って大阪に着いたら、六時を回ってた。ちょっと寄り道する事にする。っていっても駅の本屋に入るだけなんやけど。別に何を買うという訳でもなかったのだが、前から読みたいのが売っていたので、即購入する。
その本は、こうの史代「夕凪の街 桜の国」
ヒロシマをテーマにした少女漫画だ。ヒロシマの漫画といえば「はだしのゲン」。原爆が落ちた時の描写が強烈な作品だ。初めて見た時の衝撃は今でも忘れない。「夕凪の街 桜の国」にはそういうシーンはほとんど無い。だが、そんな描写を用いなくとも、しっかり伝わってくるものがこの作品には確かにある。いつのまにか心の中に出来ていた想い。平和を当たり前のものとし、戦争なんか海の向こうの事だろという想い。そんな想いをすっかり溶かす作品だった。
朝からバタバタしたり、電車をずーっと待ったりで、何かちぐはぐやったけど、この本を読めたからいい一日やったなと思う。