オチノツボ

日々起こる出来事について雑感をただだらだらたらたら述べております。

さらば愛しき女よ

2004-10-23 | 地元
10月23日

 目が覚めると、姉貴が隣の部屋で母親と話している。時計を見ると、朝の9時。ええっ、姉貴、いつ寝てんねん。ともあれ起き出す。で、家族で話をしていると、店の掃除を少ししやなあかんという事になった。当然、僕もその手伝いをすることになる。姉貴の店に行っていろいろ掃除していると、結構汚れているのに驚く。まだオープンして一日やのに。これやったら、毎日掃除しやなあかんやん。姉貴も手伝ってる母親も大変やな。やっぱ、サービス業ってしんどいもんやな。掃除を終えて、一旦、家に戻る。で、読みかけだったチャンドラーの「さらば愛しき女よ」を読みおえる。その余韻を楽しんでいると、母親からはよ飯を食えといわれ、余韻もあっさり消える。で、ご飯を食べた後、塾の同期と合流する。そう、今日も姉貴の店に行くのである。なんか弟が姉貴にお金を払ってるって変な感じやなあとは思うけど、ま、しゃあない。姉貴、怖いから。

 今日も姉貴の店は賑やかだ。ホッとする。で、友達といろいろ話しながら酒を飲む。飲んでいると、姉貴からあんたたち暗いとか、もっと女の子と話せとかいろいろ言われる。けど、姉貴の店で女の子に鼻を伸ばす弟っていうのは変な光景やろとつい言いたくなるが、言えない。怖いから。

 その後、塾に行って先生も交えて麻雀をしたのだが、自分のツキが凄くて、打ってる自分が一番ビックリした。まあ、楽しい一日でした。

フロム尾道トゥ三重

2004-10-22 | 地元
10月22日

 今日は尾道出張。尾道出張というと、いつも車で行って尾道インターで降り、得意先に行って、またとんぼ帰りっていうパターンばっかりだ。海も見ていないし、市街地も見てない。今回は違う。得意先と約束した時間にちょっと余裕があった。ので、市街地に行って、尾道ラーメンを食べることにした。向かったのは朱華園。どうやら尾道では有名なお店で昔からあるらしい。着いたら行列ができてる。待つこと20分。中華そばが出てきた。スープは背油が浮いてかなり濃そうだ。けど、食べるとそんな感じはしない。なんでやろと思って麺を見ると、麺が普通のよりも平べったくなっている。なるほど。スープが麺にあんまりからまんようにしてる訳やね。なるほどなるほど。と、うなづいている内にすっかり食べ終わる。いやーおいしかった。

 店を出て、また山の方に向かう。その途中、市街地を抜けたのだが、街並みが良かった。昭和な感じがプンプンしてるけど、それがいい感じだった。いつも見慣れてるはずのコンビニに違和感を感じたからねえ。ただ、道が狭いのには閉口した。けど、狭い道っていうのもええ感じに作用してるんやろなあ。うーん、今度来る時は電車やね。

 その後、商談を終え、大阪に着いたのが午後7時。さあ、三重に帰るか!
近鉄の特急に乗って三重に着いたのが10時過ぎ。とりあえず塾に向かう。

 今日、三重に帰ってきた目的は姉貴が今日オープンさせたスナックに顔を出すためだ。

 数週間前、姉貴から僕の携帯に連絡があった。

 その時の会話。

 「勲、23日にスナック開けるから、帰っておいで。」

 「えっ!!スナック?ほんまにやんの?」

 「そや、やから帰っておいで。」

 「はい。」

 「あとさ、塾の先生にも言っといて。」

 「はいはい。」

 こんな感じ。僕は昔から姉貴に逆らえない。なので、言われた通り、三重に帰り、先生と一緒に姉貴の店に行くことになったのである。

 昔、姉は名古屋でスナックをしていた。当時、大学生だった僕も何度か近鉄に乗って飲みに行った。その時、自分がボーっと学生している時にきっちり働いてる姉を見て、たくましいなと思った。以来、ますます姉貴に頭があがらない。

 話がそれた。塾について先生に挨拶した後、後輩も連れて姉貴の店へ。扉を開けたら、えらい賑やかだ。ひとまずホッとする。中に入る。と、いきなりビックリした。姉貴の格好に。なんと浜崎あゆみだ。しかもちょっと前の。ええ年やのに、ムチャしよんな。けど、何も言えない。怖いから。席に座って周りを見ると、姉貴の旦那がしっかりカウンターに座っている。とりあえず挨拶をする。で、塾の先生や後輩と話しをしながら、姉貴を見ていたのだが、活き活きしている。すると、塾の先生から「水を得た魚やな。」とのお言葉。確かに。やっぱり、姉貴の天職なんやな。まあ、これはこれで良かったんやなと妙に納得しつつ、酒をボチボチ飲んだ夜だった。



LIFEBLOOD

2004-10-21 | 音楽・映画
10月21日

 マニック・ストリート・プリーチャーズが新作を出したので早速聞いた。タイトルは「LIFEBLOOD」

 マニックはイギリスのバンド。出てきた時はアルバムを一枚だけ出してすぐ解散するとか言ってたんだけど、いつのまにやら15年以上も続いている。けど、いい作品を出し続けているんで、解散しなくてほんと良かったなあと、アルバムが出るたびに思うバンドだ。で、今回の作品も良い。音はシンセサイザーを結構使ってて80年代っぽい感じもするけど、このバンドの良さであるメロディがしっかり効いてて、ええ感じになっている。うーん、来日してくれるんかなー。ぜひ見たい。

ツィゴイネルワイゼンを見た

2004-10-17 | 音楽・映画
10月17日

 先週「竜馬暗殺」を見て、原田芳雄をもっと見てみようと思ったので、「ツィゴイネルワイゼン」を借りてきた。この作品は監督が鈴木清順で原田芳雄が主演である。鈴木清順作品と言えば松田優作が主演した「陽炎座」を見たが、全然わけがわからなかった。けど、印象に残る映像がいっぱいあった作品だった。どんな映画なんやろ。楽しみだ。

 見終わった。原田芳雄はアクの強さが相変わらず出てて良かった。けど、そのアクがかすむほど、内容が凄かった。場面が変わる瞬間に鳴る太鼓の音。ポイントポイントで出てくる旅芸者の一味。何度も繰り返されるシーン。良くわからない部分もあったけど、そんなことはどうでもよくて最後までしっかり見てしまった。いやー、凄い!!今度は鈴木清順の作品を追っかけてみよう。

京都駅にて

2004-10-16 | 日々の雑感
10月16日

 土曜日。朝から仕事。岐阜へ。

 仕事が終わった。

 その帰り道。京都駅で途中下車。何年ぶりかの駅地下。でかいビルが建っても、ここの景色は変わらない。

 そこにあるCDショップ。ここで、ミッシェルやピロウズに出会った。

 世界の終わり

 Swanky Street

 初めて聞いた時の衝撃。

 もう思い出せないあの頃の気持ち。

 あれから10年経った。

 ミッシェルは解散した。ピロウズは変わらず元気にやっている。

 俺はどうだ。東京に行って戻ってきた。花粉症になった。それなりに老けた。愛想笑いが上手くなった。視力が落ちた。人にやさしくない自分に気がついた。

 手にしたものはいっぱいある。無くしたものもいっぱいある。


 それでも、変わらないものもいっぱいある。



 この景色のように。


同期飲み

2004-10-14 | 飲み・食事
10月14日

 今日は東京の同期が出張で大阪に来るので、こっちの同期を集めてみんなで飲んだ。久々に会う子もいたみたいでかなり盛り上がった。で、いろんな話しをしているうちにアッとい間に時間は過ぎて、お開きに。まだ終電まで時間もあるので、東京の同期と飲みなおすことにする。そこで、僕と同じように東京から大阪に移ってきた先輩も呼ぶことにした。先輩の携帯に電話すると、かなりハイテンション。うーん、すっかりしっかり酔ってるな。ま、こっちも酔ってるしええ感じやな。で、十三で先輩と合流する。そっからまた盛り上がっていつの間にか終電が出てた。先輩がそろそろ帰ると言われたので、一緒に帰ろうとも思ったが、もうちょっと飲みたいなとも思ったので、先輩には先に帰ってもらうことにする。で、そっからまた同期と飲んで、結局、寮に帰ってきたのは3時前だった。ちょっとやりすぎた、か・なー



高知出張

2004-10-12 | お仕事
10月12日

 今日は仕事で高知に行った。高知に行くのは2ヶ月ぶり。前は遊びで、今回は仕事。張り切ってやるでー。って言っても、工場見学なんやけど。

 高知へは電車で行く。前回は行きも帰りも飛行機で、大阪からはアッという間だった。電車だとそうはならない。4時間かかる。なっがー。まあ、新幹線に半日乗ってるよりは楽やけど。

 まず新幹線に乗って岡山まで一時間。そっから特急南風に乗り換える。一時間も経たないうちに瀬戸大橋を越える。瀬戸大橋って、最近、普通に仕事で通ってるから、ありがたみが自分の中でどんどん消えてってる。何かもったいない。そっから一時間位乗ってると、大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)にかかった。ここの景色は見事だった。前の旅行で行った四万十川も綺麗だったけど、大歩危峡から見える川や川岸の岩はそれに負けない位綺麗だった。綺麗やなーと思って見ていると、携帯が鳴る。誰やと思たら姉貴から。とりあえず出る。するといきなり、怒った声であんたどう思うときた。何がやねん。って感じで話しをしている内に大歩危峡を抜ける。もうちょっとちゃんと見たかったなあ。けど、まあ、姉貴の怒りも峠を越えたしええか。席に戻ってうつらうつらする。起きたらもう高知県に入ってた。ふと思ったことが一つ。電車で4時間乗ってても長いと思わないのはどうなんやろう。

 高知について、そっからまた乗り換えて工場に着く。新大阪からここまで4時間半。ま、時間かけた分しっかり見学せんとな。今回見学したのは製紙メーカーの抄紙ライン。小さめのラインで、肯定の最初から最後までしっかり見れて十分勉強になった。

 帰りは飛行機なので、高知空港まで送ってもらう事に。その途中、桂浜を通った。前回来た時は台風が近づいてることもあって桂浜に大きい波が打ちつけていた。けど、今回は全然違っていた。非常に穏やか。太平洋ってほんま広いな。伊勢湾とは全然ちゃうな。そんな素朴なことを思った。

 空港は全然変わっていない。ま、当然やな。で、飛行機は順調に飛んで、あっという間に大阪へ。やっぱり高知へ行くには飛行機やね。大歩危・小歩危を見たい時は別やけど。

ミュージック!

2004-10-10 | 音楽・映画
10月10日

 目が覚める。体のあちこちが固い。うーん、やっぱり新幹線は半日も乗るもんやないね。

 窓から表を見るとすっかり晴れている。やっぱり、昨日はみんなとドンチャン飲んで、今日帰ってくるべきやったかなあ。いやいや、んな事言ったらあかんな。

 とりあえず、昨日買ったのに全然聞けなかった曽我部恵一の新作を聞く。これが大当たり。この人は元々サニーデイ・サービスというバンドをやってて、その頃からずーっと聞いているのだが、ソロになってからは今イチやなと正直思ってた。けど、今回は違う。何か曲が若々しい。で、そのテンションのまま最後まで行く。いやー、これは中々いいねえ、うんうん。と聞いてるとニコニコしてしまう。で,ニコニコしてたら昨日のことがどうでも良くなってきた。


 ホント単純やな、俺。

嵐の土曜日

2004-10-09 | 日々の雑感
10月9日

 朝、起きると小降りの雨。昨日に比べると全然マシ。これやったら新幹線動くな。さあ帰るか、園田へ。あいさつするため食堂に。今から帰ると言うと、止めた方がいいとみんな言う。周りの人にそう言われると、ひねくれ者の僕はどうしても帰りたくなった。何とかなるやろと返事をし、東京へ向かう。上野で切符を買う前に、一蘭で、ラーメンを久々に食べる。やっぱり味濃いなあと思いながらHMVへ行って、曽我部恵一の新作を買う。



 このぶらぶらした時間が後々大きく響いてくる。


 上野駅に戻って切符を買って東京駅へ。新幹線に乗り込むと、上りの新幹線が少し遅れているみたいだ。ま、何とかなるやろ。新幹線が出発する。次の停車駅は品川。品川に止まる。すると、アナウンスが。掛川-静岡間で運転を見合わせているので、しばらく発車できませんってことだ。ま、しゃあないな。すぐ動くやろ。

 30分経過。

 全然動かない。とりあえずホームに出て、伸びをする。 

 さらに30分経過。

 まーったく動かない。乗り込む前に買ったスポーツ新聞もすっかり読んじゃったので、構内にある本屋へ。新刊で出ていた、吉田修一「パークライフ」(文春文庫)を買う。


 1時間経過。

 依然動かず。「パークライフ」を読み終える。読んでてニヤッとする所が一つあった。それだけだった。また本屋へ。今度は、村上春樹「若い読者のための短編小説案内」(文春文庫)を買う。



 さらに一時間経過。



 動かず。こうなると意地でも帰りたくなる。「短編小説案内」を読み終える。本文の内容よりもあとがきで書いていたことが強く共感できるものだった。

 本の読み方というのは、人の生き方と同じで、ひとつとして同じものはない。でも、その違いを含めるがゆえに、ある場合に僕らは、まわりにいる人々のうちの何人かと、とても奥深く理解しあうことができる。気に入った本について、思いを同じくする誰かと心ゆくまで語り合えることは、人生のもっとも大きな喜びのひとつだ。

 本を二冊立て続けに読んだので、眠くなる。ので、寝ることにする。新大阪で起こしてもらえたら最高やな。

 目が覚める。二時間くらい寝てたらしい。外を見ると、まだ品川。外がすっかり暗くなっている。けど、品川。こりゃ、あかんな。

 とりあえずiPODでミスチルなんぞを聞きながら時間をつぶす。が、つぶしきれない。新幹線を出たり入ったりして時間をつぶす。が、つぶしきれない。もー、はよ動けよ!って思ってたら、そろそろ動きますっていうアナウンスが入る。時計を見ると9時半。やれやれ、やっとや、やっと。しばらくして新幹線が動き出した。で、外を見てると改札に乗りそびれた人がいて、ビックリ!あんだけ待ってて乗れへんって、あんた・・・

 サクサク新幹線は進んで新横浜。ええぞー、このままサクサク行けー!って思ってたら、そう上手くいかなかった。小田原で止まる。すっかり台風抜けたのになんでやねんっ!車掌が何やらしゃべってる。良く聞いてみると、どうも川の水位が設定値を超えてるから動けないらしい。外を見ると雨が降ってる。これか。はよやめよっ!って念じて雨が止んだのはそれから一時間後。動き出したのは良かったけど、すっかりくたびれちゃった僕はいつの間にやら眠りに落ちてた。



 このダラダラ長い一日もそろそろ終わる・・・

 目が覚めると、もうすぐ新大阪。時計を見ると午前二時。つまり僕は半日以上新幹線に乗ってたことになる。で、人でごった返してる新大阪からタクシーに乗って寮に着いたのが午前三時。こんなんやったらみんなの言うこと聞いて、今日も楽しく飲んどくべきやったな。って反省する間も無く、眠りに落ちてました。


久々の東京

2004-10-08 | お仕事
10月8日

 目が覚める。朝5時。全然寝れてない。けど、いいんです。だって、今日は東京に行けるから。大阪に来てたった二ヶ月しかたってないんやけど、僕としてはずいぶん時間が経った気がする。だから、非常に楽しみだ。新大阪6時発の新幹線に乗り込む。全然眠くならない。ので、「竜馬が行く」の続きを読む。大政奉還が行われ、明治はもうそこまで来ている。しかし、竜馬はそれを見ることなくこの世から去っていく。「竜馬が行く」読了。久々に読んで強く感じたこと。それはタイミング。時代が変わる時に時代を変えた男のやった事は、タイミングを間違えない、ってことだ。薩長同盟・大政奉還。そのどちらも、その時じゃなければ決まらなかった。タイミング、大事やな。改めて考えた。って思ってる内に品川に着く。

 今日の目的は、幕張メッセでやっている展示会を見学するって事。包装業界のあらゆるメーカーが出展しているので、非常に勉強になるのだ。メッセの入り口まで行くと、えらい人。やっぱり盛況だ。まずお世話になってるお客さんのブースへ。幸い、いつもお話ししている方がいらっしゃったので、話しする。その後、一人で広い会場をグルグル回る。午後、東京の先輩とも合流でき、またグルグルグルグル回る。昨日寝てないのもあって、さすがに疲れる。で、帰ることにする。帰る前に東京の事務所に顔を出す。雰囲気はあんま変わってない。まあ、そうやわな。僕行ってから、ほんのちょっとしか経ってないもんな。逆浦島太郎状態やな。って思ったけど、その後飲んでいろいろ話しを聞いてたら、やっぱり時間は流れてる。うーん、自分はやっぱり遠い所に行ってしまったんだと改めて思った。つい寂しくなる。あんまり寂しくなったんで、越谷の寮に泊めてもらうことにした。向かう途中、GEN’Sラーメンもしっかり食べる。ここは変わらず美味しくて嬉しくなる。

 何か朝から晩まで充実した一日だった。