しばらく前から楽しみにしていた新譜を買った。
BRAHMANの「超克」
BRAHMANは日本のバンドで、東洋風の音とパンクロックが合わさった独自の音を長い間鳴らしている。
そんなバンドが5年振りに出した新作は2年前の震災から作られた曲がほとんど。曲タイトル(「齋の河原」、「霹靂」、「露命」)が示す通り、ストレートな歌詞に力強い曲調。起こってしまった重たい事実を受け入れた上で、今出来る事を音で見事に表現している。
傑作です。
5月30日
最新作「The Apples」が素晴らしかった吉井和哉のライブを見に行ってきた。
会場はZEPP NAGOYA。会社の近くにあるので、テクテクと歩いて向かう。
陽が残っている時間に帰るのってほんま久しぶりやな、と思ってる内に会場到着。すでに入場待ちの人が多数。自分の入場番号は4桁台。当分呼ばれそうもないと判断し、とり急ぎ腹ごなしを済ませそうと、近くのカレー屋で食事を済ませてから会場入り。
1階のスタンディングは満員。男女比率は半々くらい。そん中でスーツ着てるのは自分くらい。少しかなしい。
ともあれ。
定刻を過ぎる事数分、ライブが始まった。新作の流れで立て続けに3曲を一気に演る。
この段階で確信。
今日のライブは素晴らしくなると。
事実、その後も最高に良かった。久しぶりに聴いた「球根」では背中がゾクゾクし、普通の日常が素晴らしいと歌いきる「Love & Peace」は、まさに今聴くべき曲だと感動。昔に戻ったように吉井和哉の曲に興奮させられた2時間だった。
本日のセットリスト
SE THE APPPLES
1.ACIDWOMEN
2.VS
3.欲望
4.ロンサムジョージ
5.イースター
6.O.K
7.おじぎ草
8.球根
9.MUSIC
10.グランベリー
11.シュレッダー
12.ONE DAY
13.SWEET&SWEET
14.ビルマニア
15.LOVE&PIECE
encore
1.HIGH&LOW
2.CHAO CHAO
3.WEEKENDER
4.FLOWER
腹ごしらえを済ませた後、本日のライブ会場「今池ハックフィン」にブッチャーズのライブを見に行く。
こないだ単館上映された「KOCORONO」の影響もあってか、中はパンパンに膨れ上がっている。
地元のバンドclimb the mindの演奏が終わった後は、いよいよブッチャーズの登場。前回見たのが、なんばHATCHのBeat Crusadersのライブん時やから、かれこれ2、3年ぶり。
久しぶりに見ても素晴らしいバンドだった。
一曲目の「散文とブルース」からテンションがダダッと上がり、いきなり飛び出した「ファウスト」に狂喜し、「OCEAN」に感動していたら、あっという間に本編終了。アンコールも二回あって、とことん盛り上がれた夜になった。
また今年の夏に名古屋に来ると言ってはったので、そこが楽しみだ。
今日のセットリスト(自分の記憶用)
M1 散文とブルース
M2 black out
M3 ギタリストを殺さないで
M4 ファウスト
M5 サラバ世界君主
M6 curve
M7 nagisanite
M8 サイダー
M9 デカダン
M10 ocean
アンコール1
EN1 I HATE YOU
EN2 プールサイド
EN3 フランジングサン
アンコール2
EN4 JACK NICOLSON
EN5 時は終わる
4月19日
吉井和哉の新作「The Apples」
The Apples (初回限定盤)(DVD付) | |
クリエーター情報なし | |
EMIミュージックジャパン |
震災により発売日が延期となったこの作品、震災の悲しみに痛んだ心にズバリと刺さる作品だった。
特にシングルの「Love & Peace」とラストトラックの「Flower」が素晴らしい。
「Love & Peace」では、
プリーズ もうこれ以上 悪い出来事が 君と僕とに 起きないように
と歌いだし、
日曜日の朝が来て 歯を磨いたら ここはまだ平和な場所だ
と歌いきる。
ラストトラックの「Flower」は昨年解散したOasisへのオマージュが溢れる曲。
で、最後のアウトロで驚いた。
吉井和哉が在籍していたThe yellow monkeyの「So Young」のアウトロと全く同じ。
The Yellow Monkey - SO YOUNG
青春の終わりを歌った「So Young」。
そのアウトロが今この喪失した時に流れた事は、全く偶然じゃない。
今、聞くべき作品の一つであるのは間違いない。
彼が過去に作った作品のように何経っても、このアルバムを聞いていると思います。
4月12日
福島第一原発事故のレベルがチェルノブイリ並になったという悲しい記事。
受け止めるしかない現実の前で、自分は無力だ。
と悲しい気持ちになっていたら、ブルーハーツの「チェルノブイリ」の歌詞が頭に浮かんだ。
チェルノブイリ - THE BLUE HEARTS
行きたくねえ、とは言っていられない現実。
やれるだけやるしかない、しがない日々が続く。
3月15日
昨今の報道を見ていた時、ふと浮かんだのはこの曲だった。
Simon & Garfunkel, Bridge Over Troubled Water, Central Park
むちゃくちゃメジャーな曲だが、今の自分にすんなりとはまる。
こんな歌詞だ(オチノツボ 訳)
明日に架ける橋
君が疲れて、落ち込んでいる時
涙を浮かべている時は、
僕が全部拭いてあげる
君のそばにいるよ
つらい時でも
友達も見つからない時でも
激流に立ち向かう橋となって
僕はこの身を投げ出そう
君が挫折し、道を見失って
路上に佇んでいる時
つらい夕暮れを迎える時は
僕が慰めてあげる
僕は君の味方だよ
暗闇が訪れて
苦しみが充満してる時でも
激流に立ち向かう橋となって
僕はこの身を投げ出そう
さあ旅立とう
未来に向かって
さあ輝く時が来た
君の夢はこれからの未来にある
ほら、輝いてるだろう?
もし友達が必要なら
君の後ろに僕がいるよ
激流に立ち向かう橋のように
僕は君を支えよう
激流に立ち向かう橋になって
僕は君を支えるんだ
拙い訳ですみません。