日本語おもしろ発見

日々の生活から

菅原孝標(すがわらのたかすえ)?

2012-01-10 22:27:29 | おもしろ古典
 生前,父は,イチローや松井秀喜の父親がテレビに出るたびに,文句を言っていました。息子のおかげで,テレビに出るというか,有名なのが気に入らなかったようです。

 菅原孝標もそういう人物でしょうか。菅原孝標は,道真の曾孫の子ですから,道真から5代後の人物です。孝標は受領どまりでした。でも,とてもよく知られていますね。文学史にも必ず出てくる『更級日記』の作者の父として。『更級日記』の作者は本名が知られておらず,菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすね)と呼ばれています。

 菅原孝標が私の父のような人だったら,憤慨していたでしょうね。きっと・・・。娘のおかげで,世の中に名前が知られているなんて^^
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いいスピーチコンテストでした

2012-01-10 21:51:45 | 日記
 本日,口頭表現の授業の仕上げとして,クラスでスピーチコンテストを行いました。最後のスピーチにふさわしいテーマも多く,すっかり聞き入ってしまいました。

 優勝者のスピーチは「同位」の友の顔を忘れないでというもの。「同位」とは,二人掛けの机に並んで座った人のことだそうです。中国では,高校でも,席は先生が決めるのだとか。そこで友情や恋が芽生えることもあるそうです。確かに何カ月か隣りに座っていたら,情も移りますよね。

 日本に来て,同じ教室で,同じ机で,共に学んだというのは,とても貴重な経験で,大切な思い出となることでしょう。まだ早いですが,国に帰っても,共に勉強したことを忘れないでね^^

 それにしてもいいスピーチが多かったです。

 是非スピーチコンテストに出場してほしいわ~。

思い出その1
韓国で日本語を教えているとき,スピーチコンテストに出場する学生の指導をがんばってやっていました。出場する学生はみんな日本語が上手だから,テーマ選びが重要になってくるんですよね。

思い出その2
日本の高校は,机は一人掛けが多いから「同位」にはなれないですね。高校では,席順をくじで決めていましたが,好きな子の近くに行きたくて,必死で祈っていたこともありました。あ,今,思えば,「同位」ではないけれど,何かと縁があって,席が近かった友人とは,やはり仲が良くなって,いまだに付き合っています。気が合うんですかね^^
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