函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

龍馬伝、一目惚れだったようです!!

2010-09-13 | 歴史
今週のハイライト
何と言っても後藤象二郎に初めて刃向かった弥太郎
下士中の下士弥太郎が目覚めた瞬間です。
後藤象二郎とタッグを組み明治維新へと向かう二人
に注目です
政治感覚は抜群、金銭感覚に全く疎かった後藤と真
逆の弥太郎。
この二人も幕末の土佐を支えた傑物だったと言って
も過言ではないのです

ところで
やはり今週は龍馬とお龍の結婚がメインテーマのよ
うですね

二人の出会いですが、龍馬30歳、お龍22歳の春だっ
たようです
お龍は京の町医者・楢崎将作の長女で下に妹二人弟
二人がいたといいます。
町医者ですから当時としては裕福な生活を送ってい
たのでしょうね
この一家に一変する出来事が起こります
安政の大獄

何と、父の将作が捕縛され獄中で亡くなってしまう
のです
将作も尊王攘夷思想を持っていたのでしょうか??
父の死によって一家離散、お龍は奉公に出たのです
が、妹の君江は騙され島原へと売られ、もう一人の
妹光枝も女郎として大坂に売り飛ばされてしまいま


ここでお龍のとった行動は何とも痛快
懐に刃物を忍ばせ女郎屋に乗り込み『妹を返さない
とこれきりだぞ』凄むのです
元々死ぬ覚悟で来ているお龍ですので怖いものはあ
りません。
悪党達も刃物の構えお龍を脅しにかかりますが、顔
色一つ変え無いお龍にさすがの悪党達も根負け、妹
を取りかえして来たと言うのです
大の男でも中々出来ない武勇伝です!!

龍馬も『こんな女性の勇敢な行為は珍しい』と手紙
に残しています
ドラマでは龍馬のお金で妹を身請けしたように描か
れていましたが、史実は違うようですね

明治まで生きたお龍の話だと龍馬とお龍は出会って
間もなく結婚したといいます
ドラマではようやく結婚できたように描かれていま
したが、実際はお互い一目惚れだったようですね

二人が天誅組の残党が出入りしていた大仏殿に身を
隠していた時、大仏殿の和尚の媒酌で結婚したとい
います。
果たして身を隠している時に結婚するものでしょう
か??
現代のように結婚届けもありませんので確たる証拠
がある訳ではありません
もしかしてお龍の記憶の中だけの事かも知れません


もし安政の大獄が無かったら…
もし父・将作が尊王攘夷の考えを持っていなかった
ら…
おそらくお龍一家は京の町医者として平凡な生活を
送っていた筈です
龍馬とお龍も出会う事はなかったのです

そう考えると龍馬とお龍の出会いは偶然に偶然が重
なった感じがします
尤も、人間の出会いとは大なり小なりそういうもの
なのかも知れません。
少しこじ付けが過ぎるでしょうか??

間接的ですが
安政の大獄の首謀者・井伊直弼、彼こそが龍馬とお
龍の縁結びをした事にもなります。
何とも脾肉な感じがしている僕なのです




コメント
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