信長上洛にあたっての当面の敵は南近江の六角義賢、
京都を押さえていた三好三人衆と松永久秀
普通に考えれば中々難しい上洛戦です
たった二十日間での入京、信長も拍子抜けしたでしょ
うね
美濃を征した信長の勢いを感じます。
六角義賢は短期間で敗走、三好三人衆は京都を退却、
残る松永久秀は信長に臣従と信長の上洛戦は呆気な
いほど簡単でした
足利義昭は念願の征夷大将軍に任じられ足利幕府十
五代将軍となります
義昭絶頂の瞬間です
義昭からの褒美を断り美濃に引き返した信長ですが、
何故か?京都奉行に明智光秀を指名
将軍の奉公衆となった光秀は京都奉行との二足の草
鞋を履く事になります
二君に仕える事になった訳ですね。
約十年の浪人生活から一気の大出世
政治の表舞台に登場した光秀の大躍進の始まりです
ところで
老獪な役人的武士・摂津晴門が登場しましたね。
衰退した幕府にあっても自身の権力と利益しか見て
いない寄生虫の様な人物だと個人的には思っていま
す
時の権力者の間を行ったり来たり、幕府の事より自
身の事しか頭になく陰湿さも感じます
こんな人物を側近として登用する様では幕府の先が
見えていますよね
一刻も早く幕府を立ち上げたい義昭の焦りなのでし
ょうかね