決勝は私としては全く希望していない東六と東都の対決です。しかも早稲田と青学という対戦には全く面白味を感じません。しかし、それはあくまでも個人的意見に過ぎません。良い試合になれば盛り上がると思います。
6月16日(日)
▽決勝
*神宮球場
青山学院大-早稲田大
早速試合結果です。
▽決勝
*神宮球場
青山学院大 000 020 000│2
早稲田大 000 100 000│1
(青)中西・ヴァデルナ・鈴木-渡部
(早)鹿田・宮城・香西-印出
⚾決勝はロースコアのゲームになり、青学が競り勝ちました。青学は昨年に次ぐ連覇です。青学は部員数44人と出場校中最少で、内選手は34人という少数精鋭です。寮のキャパの問題という現実的な理由ですが、良し悪しが出やすい環境下で少数のメリットを最大限に生かして連覇しました。
ここで、話を大きく逸らします。ご容赦を・・
野球部寮の存在には賛否両論あるでしょうが、個人的にそれはアマチュア球界では必要悪と考えています。野球に専念できる環境とすれば必要と考えられますが、令和の時代にそのシステムと厳しい上下関係が才能ある選手の前途を遮ることになるようでは本末転倒です。
我が母校の関大には私の在学していた頃から運動部寮(定員50名)と一般学生寮はありましたが、野球部寮がなく地方から進学する部員の多くは下宿しながらの自立した生活を余儀なくされていました。生活面では悪くはないのですが食事面などにはデメリットが多くなります。関大が秋に強く、春に成績が上がらない一つの理由が、新学年でリセットされるチームの総合力にあるとしたら、それもあるのかと思います。関大のスポーツ推薦枠は野球部で年間に7名までと決まっていますから、その他の学生が寮に入れる可能性はほぼないと考えた方が良さそうです。関大野球部は他の運動部と同じように「来る者は拒まず」の方針の下、希望者のほぼ全員が入部する為200名近い部員数があり、殆どが自宅通学かアパート等での一人暮らしとなります。部の方針で「部員は必ず授業に出席する」「4年で全員が卒業する」がありますから、練習は1日に4部制となっていまして、部員は参加可能な時間で練習に参加するというシステムになっているようです。全体練習は学校が休みの日や合宿に限られる為、新チームがまとまりを見せるのには時間がかかるのも仕方ありません。そんな中で一般入試からレギュラーになる選手もいるので、教育の一環(今や只のお題目に成り下がった感はあります)という観点からは理に適っているのだと思いますが、全国制覇を目指す為には中々に厳しい点の方が多そうです。野球部寮での厳しい体育会的上下関係の是非が討論される現代では、どちらのやり方が正しいかどうかは分かりません。
推薦入試で全国の優秀な選手を集めて全国制覇を目指す学校が多い中では、関大の方針は勝ち抜くには難しいのかも知れませんが、学生スポーツの本質を見据えて、良き指導者に恵まれて強くなるという理想的な上昇曲線を描いてきた早瀬監督時代から、今の小田監督体制に変わった今春のリーグ戦では苦しい戦いを強いられました。しかし、早瀬監督をコーチとして支え続けた小田さんの指導力に今後の飛躍を期待したいと思います。
という訳で、話を戻したいと思います。
閑 話 休 題
優勝は東都代表の青学、準優勝が東六代表の早稲田という、チーム力を見れば至極当たり前の結末であったことは、個人の意見としては面白みのない大会であったと思います。
これから、夏を経て充実の秋のリーグ戦を迎える頃には勢力図も大きく変わる可能性があります。秋はどんな大学が台頭するのか? その中に関大野球部の躍進があれば嬉しい限りです。大学球界No.1サウスポーを擁するのですから、打線が奮起すれば悲願の日本一も近付いてくるのではないかと期待します。
妙な纏め方になって申し訳ございませんでした。
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