第96回選抜高校野球大会の21世紀枠候補校の都府県連盟推薦校が出揃いました。北海道は別枠で各地区推薦校と共に12月に発表されます。
各都府県の候補校は以下の通りです。
都道府県 | 学校名 | 秋季(都府県) 大会成績 | 都府県 発表日 |
青森 | 弘前南(県立) | ベスト4 | 11月10日 |
岩手 | 水沢工(県立) | ベスト4 | 11月14日 |
秋田 | 大館桂桜(県立) | ベスト8 | 11月9日 |
山形 | 山形南(県立) | ベスト8 | 11月9日 |
宮城 | 仙台第一(県立) | ベスト4 | 11月9日 |
福島 | 光南(県立) | 準優勝 | 11月8日 |
茨城 | 水戸第一(県立) | ベスト4 | 11月10日 |
栃木 | 佐野(県立) | ベスト8 | 11月2日 |
群馬 | 明和県央高校(私立) | 準優勝 | 11月1日 |
埼玉 | 坂戸(県立) | ベスト8 | 11月10日 |
山梨 | 吉田(県立) | ベスト8 | 11月9日 |
千葉 | 千葉商大附(私立) | ベスト4 | 11月8日 |
東京 | 日本大学第二(私立) | ベスト4 | 11月7日 |
神奈川 | 鎌倉学園(私立) | ベスト4 | 11月10日 |
長野 | 赤穂(県立) | ベスト8 | 11月13日 |
新潟 | 六日町(県立) | ベスト8 | 11月10日 |
富山 | 富山北部(県立) | 準優勝 | 11月14日 |
石川 | 金沢桜丘(県立) | ベスト16 | 11月10日 |
福井 | 若狭(県立) | ベスト8 | 11月13日 |
静岡 | 浜松城北工(県立) | ベスト16 | 11月8日 |
愛知 | 小牧南(県立) | ベスト4 | 11月7日 |
岐阜 | 帝京大可児(私立) | ベスト16 | 11月9日 |
三重 | 桑名工(県立) | ベスト8 | 11月7日 |
滋賀 | 草津東(県立) | ベスト8 | 11月10日 |
京都 | 京都精華学園(私立) | ベスト8 | 11月6日 |
奈良 | 奈良北(県立) | ベスト4 | 10月30日 |
和歌山 | 田辺(県立) | 準優勝 | 11月10日 |
大阪 | 興国(私立) | ベスト4 | 11月10日 |
兵庫 | 尼崎工(県立) | ベスト8 | 11月10日 |
岡山 | 岡山城東(県立) | 準優勝 | 11月10日 |
鳥取 | 鳥取東(県立) | ベスト8 | 11月10日 |
広島 | 庄原実(県立) | ベスト8 | 11月7日 |
島根 | 津和野(県立) | ベスト4 | 11月10日 |
山口 | 下関西(県立) | ベスト8 | 11月10日 |
香川 | 大手前高松(私立) | 優勝 | 11月16日 |
愛媛 | 大洲(県立) | ベスト8 | 11月8日 |
徳島 | 徳島科学技術(県立) | ベスト8 | 11月1日 |
高知 | 宿毛工(県立) | ベスト16 | 11月8日 |
福岡 | 春日(県立) | ベスト4 | 11月13日 |
佐賀 | 神埼(県立) | ベスト4 | 11月7日 |
長崎 | 対馬・上対馬・壱岐商(合同)(県立) | ベスト8 | 11月6日 |
熊本 | 必由館(市立) | ベスト4 | 11月9日 |
大分 | 別府翔青(県立) | ベスト8 | 11月16日 |
宮崎 | 日南(県立) | ベスト16 | 11月9日 |
鹿児島 | 鶴丸(県立) | ベスト4 | 10月24日 |
沖縄 | 宜野座(県立) | ベスト4 | 11月6日 |
今年も圧倒的に公立校が多く大半を占めています。私学勢が強過ぎる現状で、その牙城を打破して甲子園に出ようという公立校の意地を見せることよりも、逃げ道的な出場機会を用意することには近年では賛同できない部分です。地区大会を勝ち上がったが、選抜にあと一歩のところで届かない位置関係での補欠校一番手がかつての希望枠(これは守備重視だったので純粋にこの趣旨には合致しませんが)のような選抜方式なら異論はありませんが、地区大会にすら出場していない学校が話題性のみで選ばれ、それが賛同されずに客寄せパンダにすらなれない現状は、選ばれる学校にもその学校と対戦する相手にも不幸なことです。
今回の各都府県の候補校を見てみると、やはり県大会16強や8強で推薦されるのは問題があると思います。最低条件が地区大会に出場していること、そして地区推薦校に選ばれるには地区大会で1勝以上あげていることが必要とすべきと思います。その意味で30年以上出場なしというあってないような条件は除外すべきと思います。それに合致しない都道府県は候補校を推薦しないでよいと思います。甘えの構造の中で簡単に成果を得られたとしても人生にプラスになる点がないので考え直すべき時期だと思います。21世紀になって20年以上経っている今、21世紀枠というネーミングも既にずれてきました。どこかで見切りをつけないと22世紀になるまで100年間この枠を続けることになります。個人的には2001年の1回限りでよかったのかなと思います。
今年、岡山県が推薦したのが岡山城東です。組み合わせの妙とは言え県大会で準優勝し、中国大会にも出場していることを考えたら順当なのかも知れませんが、2004年までは定期的に甲子園に出場していた学校なので、この枠に頼ることなく自力で甲子園に出て存在感を見せつけるべきと考えます。47都道府県で神奈川と岡山の2県だけが地区推薦校にすら選ばれたことがない21世紀枠無縁の存在なので、とにかくこの伝統だけは死守してほしいと思いますが、中国地区の他県候補校を見ると選ばれてしまう危機感を抱いています。
何のかんの申しましたが、地区推薦校が出揃った時には再び取り上げようかと思っています。
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