大相撲三月場所 ９日目 三段目取組結果

９日目にして新横綱が４敗目。場所前から予想されていて、こうなるのではないかと危惧していた通りの展開になって来ました。目先のことしか視野にない協会幹部に加えて、満場一致で推挙した横審メンバーの節穴ぶりを心配する人たちが数多くいたにもかかわらず、この暴挙を断行したことを批判するメディアがあまりにも少なかった点にこの国の危うさを感じざるを得ません。それに関しては、どんどん大関を誕生させてはすぐに陥落していく姿に問題点を抱かないことについても不安でなりません。

もう一つは横綱・大関に上がった力士がその責任を全うする為に死に物狂いで努力しているかというところへの疑問符です。厳しくすれば直ぐにパワハラだのと騒ぎ、指導と体罰の区別もつかなくなった現代日本の深い病巣にメスを入れようとする人はいないのか？　まあ、そうすることで我が身を危うくしたくないのでしょう。これでは社会が良くなることはないでしょうね。

別の競技にはなりますが、女子柔道の最近の指導はいちいち次にかける技を伝えてからかけないとセクハラで訴えられるそうです。これで練習になるでしょうか？　強くなるでしょうか？　女性の指導者が育つか、結婚して夫が妻を指導するか、そういうことでしか強化の方策がなくなるとしたら、まさに狂った世の中としか言えません。コンプライアンスだ、ハラスメントだ、などと横文字が流行し始めた頃から日本は衰退の一途を辿っているように感じます。つまり、お互いの信頼関係が希薄になって来た世の中では社会の繁栄は望めないということなのでしょうか？　面倒くせえなぁ！

話がだいぶ逸れました。戻します。

 閑 話 休 題 

幕内は大の里と高安が１敗で並んでトップ、２敗で尊富士と美ノ海の２人が追っています。１敗の２人は１０日目に直接対決となりました。十両は草野が全勝で単独トップ、志摩ノ海と日翔志の２人が２敗で追っています。

それでは、９日目の三段目取組結果です。

【９日目】

東		決まり手		西
幹希の里	●	寄り切り	〇	藤雄峰
坂林	●	叩き込み	〇	藤ノ進
朝翔	〇	突き出し	●	雷嵐
誠道	●	押し出し	〇	龍司
琴江頭	●	突き出し	〇	東華山
柏葉	●	上手投げ	〇	流武丸
東輝龍	●	押し出し	〇	柏王丸
豪白雲	〇	押し出し	●	大海
新屋敷	●	小手投げ	〇	豪ノ湖
滑翔	〇	寄り切り	●	誠雄
北勝就	〇	送り出し	●	美浜海
栃満	〇	上手投げ	●	播磨皇
朝天舞	●	小手投げ	〇	佐田ノ国
和歌桜	〇	押し出し	●	大錦龍
赤虎	〇	引き落とし	●	永田
庄司	〇	押し出し	●	醍醐山
津軽海	●	突き出し	〇	肥後ノ丸
日煌	●	下手出し投げ	〇	隆志
大翔樹	●	寄り切り	〇	太秦
魁佑馬	●	送り出し	〇	千代大和
流馬	〇	寄り切り	●	羅漢児
錦国	●	押し出し	〇	道轟
隆勝生	●	押し出し	〇	豊雅将
琴大龍	〇	寄り切り	●	龍成山
朝玉勢	〇	突き落とし	●	千代栄
大ノ蔵	●	上手投げ	〇	高馬山
時乃平	●	押し出し	〇	向田
琴羽黒	●	押し出し	〇	碇潟
川村	●	寄り倒し	〇	風栄大
魁新丸	●	肩透かし	〇	佐田ノ輝
優力勝	●	叩き込み	〇	天
鋼	●	寄り切り	〇	北乃庄
朝乃山	〇	寄り切り	●	矢後
千代ノ皇	〇	寄り切り	●	朝乃若
鷹翔	●	寄り切り	〇	竜勢
大昇龍	〇	押し出し	●	須崎
麟虎	●	掬い投げ	〇	荒雄山

引き続き１０日目の三段目取組です。

【１０日目の取組】

東		西
小城ノ正	－	白竜
木瀬の海	－	旭大龍
朝心誠	－	泉翔鵬
関本	－	富士泉
浜田山	－	絢ノ富士
石東	－	欧翔山
寅武蔵	－	天風
山根	－	関塚
今村	－	鈴ノ富士
克乃富士	－	多良浪
西大司	－	小滝山
雷鵬	－	北勝龍
桑江	－	朝大洞
濱ノ海	－	朝乃丈
大雷童	－	狩野
栃登	－	悠錦
旭水野	－	東照山
西御許	－	琴翼
藤乃若	－	旭天道
照寶	－	清乃海
旭将里	－	藤宗
和気乃風	－	丸勝
大畑	－	朝氣龍
古田	－	出羽ノ城
安芸乃山	－	鳩岡
天惠	－	須山
大新海	－	若輝元
村山	－	神谷
富豊	－	林龍
小城ノ浜	－	昂輝
穂嵩	－	納谷
小力	－	清田
幸乃富士	－	隆嵐
白旺灘	－	琴ノ藤
豪聖山	－	毅ノ司
寒風山	－	諒兎馬
若雅	－	豊翔
徳之武蔵	－	清の花

１０日目に西大司は二子山部屋の小滝山と対戦します。平成30年３月初土俵の22歳、最高位は幕下37枚目です。西大司とは令和４年７月に一度対戦しており、その時は西大司は敗れています。体格で負けることはありませんから、気持ちを強く持って前に出る相撲を期待しています。１０日目で勝ち越しを決めてしまいましょう。

頑張れ！！