入院中に行われたスポーツイベントの中でも岡山ローカルだったのが「晴れの国 岡山」駅伝です。コロナでの中止がありましたが、今年は通常開催されました。今回は一人の女子中学生に異様な注目が集まり、全国ニュースにも取り上げられました。
【第12回 晴の国岡山駅伝 総合成績】
①岡山市北区 2:15:29 大会新
②倉敷市(旧倉敷) 2:22:39
③井原市 2:22:51
④倉敷市(児島) 2:25:20
⑤岡山市南区 2:26:04
⑥津山市 2:26:04
⑦岡山市中区 2:28:30
⑧瀬戸内市 2:28:56
⑨玉野市 2:29:00
⑩岡山市東区 2:30:30
⑪笠岡市 2:35:49
⑫赤磐市 2:36:36
⑬総社市 2:37:04
⑭真庭市 2:37:49
⑮吉備中央町 2:38:11
⑯倉敷市(玉島・船穂・真備) 2:38:24
⑰和気町 2:39:25
⑱備前市 2:39:40
⑲浅口市 2:42:17
⑳高梁市 2:44:45
㉑鏡野町 2:47:07
㉒美咲町 2:50:45
㉓矢掛町 2:56:23
㉔勝央町 2:58:55
昨秋の岡山マラソンを制した豊田紘大が首位に立つと岡山市北区は一度もトップを譲ることなく優勝しました。大会新のタイムは圧倒的で2位を7分以上引き果たした圧勝劇でした。
isaanの地元、岡山市東区は今回は10位に終わりました。第1回大会で優勝した以降は少しずつ成績を落として来ました。倉敷高や天満屋の選手を擁して無敵を誇っていた頃からは選手も変わり、もう一度頂点を目指してほしい気持ちは変わりませんが、厳しいでしょうね。
区間賞です。
第1区(6.0000㎞) 豊田紘大 岡山市北区(岡山商大附AC) 17分38秒
第2区(3.0000㎞) 北村 蓮 倉敷市(旧倉敷) (庄中) 9分09秒
第3区(3.0000㎞) ドルーリー朱瑛里 津山市(鶴山中) 9分40秒 区間新
第4区(4.0975㎞) 黒田 然 岡山市北区 (玉野光南高) 12分06秒
第5区(6.0000㎞) 細見芽生 井原市 (興譲館高) 20分33秒
第6区(3.0000㎞) 首藤海翔 倉敷市(旧倉敷) (東陽中) 9分13秒
第7区(3.0000㎞) 黒田六花 岡山市北区(京山中) 10分26秒
第8区(4.0975㎞) 奥本菜瑠海 井原市(興譲館高) 13分23秒 区間新
第9区(10.000㎞) 円 健介 笠岡市(駒澤大) 29分08秒 区間新
ここでも区間新を出した津山市のドルーリー朱瑛里。話題性十分なスター候補ですが、話題になればなるほど心配が増しています。
【ドルーリー欠場コメント全文】肖像権無視の動画アップ「やめていただきたいです」無断撮影「とても不安」
※以下、引用です。
陸上女子のドルーリー朱瑛里(しぇり、15=鶴山中)が、5日の全国中学生クロスカントリー大会(滋賀)を欠場することになった。ドルーリーの代理人弁護士が3日に発表した。
▼ドルーリーのコメント全文
令和5年(2023年)2月5日に開催が予定されている琵琶湖クロカン(「BIWAKOクロカン2023)を欠場する事を決めましたので、コメントをさせていただきます。
クロカンは走ったことがなく、挑戦したい気持ちで申し込みをしましたが、先日の晴れの国駅伝を経験して、報道の方々への対応や、周りの方々からの撮影や声かけの対処にとても不安を感じましたので、やむを得ず琵琶湖クロカンには出場しない決断をしました。
都道府県対抗駅伝後の環境の変化で、練習が以前のように自由にできなくなり、過度な報道で精神的にも疲れることが多かったです。自分が発言していないのに、学業や趣味など陸上以外の事も大きく報道されて戸惑いました。
一部の雑誌記者は近所や関係者に取材し、同級生の自宅も調べて取材に行ったようです。私のために、周りの方々に迷惑をかけることはしたくありません。過度な取材は今後控えていただきたいです。
YouTubeや TikTokには、たくさん私の動画が上がっています。応援の思いも込めて動画をアップしてくださっているのだと思います。気持ちはとても嬉しいのですが、私の肖像権を無視して動画等をインターネットに上げる行為はやめていただきたいです。また、収益目的で名前と画像等使用することもやめていただきたいです。今後もっと無断で撮影される事が増えていくのではないかと考えると、とても不安です。
高校生になっても、陸上は続けていきます。もっと記録を伸ばせるように、努力しようと思っています。私は可能な限り普通の生活をしながら、陸上を続けていくことを希望しています。そのため、報道の方々、応援してくれる皆さまには、もしどこかで見つけたとしても、動画を撮ったり、声かけは控えて欲しいです。そっと見守っていただけるとありがたいです。
琵琶湖クロカンの関係者の皆さまには、色々とご協力をお願いしていたにもかかわらず、急に出場を取りやめる形を取ってしまった事申し訳なく思っています。応援を予定してくださっていた方々にも、申し訳なく思っています。また、次のレースで活躍できるように頑張りますので、その時には影でそっと応援をしていただけたら嬉しいです。
ありがとうございました。
ドルーリー朱瑛里
15歳の中学生にこんな思いをさせることに関しては、全ての人が反省すべきと思います。すべての選手がスポットライトを浴びながら競技をしたいわけではありません。若くして脚光を浴びたことから、潰れてしまった選手も少なくないのです。それが受け入れられて、自ら対応できるだけのメンタルが成長するまで待ってあげる余裕を周りもメディアも持たないといけないと思います。逸材であればあるほど、そこの機微を理解したいものですね。
そして、彼女には世界を目指してほしいと願っています。静かに見守る勇気を持ちたいものですね。
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