安倍晋三首相が米国議会で演説、自衛隊の役割分担を印象づけ、朴槿恵大統領の「告げ口外交」に反撃開始

2015年03月28日 04時41分30秒 | 政治
◆安倍晋三首相は、4月26日から5月3日まで8日間の日程で米国を公式訪問する。4月27日~30日はワシントンに滞留する予定で、28日にはバラク・オバマ大統領と首脳会談、29日にはベイナー米下院議長からの招待に応じて、日本の首相として初めて米国上下院合同会議で演説するなど公式行事に臨む。日本の首相による米議会での演説は池田勇人首相(当時)が1961年に下院で行って以来54年ぶりで、両院合同会議では初めて。その後、ボストン、ワシントン、サンフランシスコ、ロサンゼルスを訪問する。
◆ベイナー下院議長は声明で「われわれは歴史的な行事を主催することを誇りに思う」と語っており、安倍晋三首相と菅義偉官房長官の反応について、時事通信社jijicomは3.27 11:44、「米議会演説「大変光栄」=安倍首相」という見出しをつけて、次のように伝えている。
 安倍晋三首相は27日午前の参院予算委員会で、自身の4月の訪米時に米議会上下両院合同会議で演説を行うことが正式に決まったことについて、「日米同盟関係の中でも今まで日本の首相は行ったことはない。大変光栄なことだ」と述べた。藤田幸久氏(民主)への答弁。菅義偉官房長官も記者会見で、「強固な日米同盟を世界に示す上で大変有意義だ。国際社会の平和と繁栄に貢献していくメッセージ、戦後70年の歩みを発信する絶好の機会だ」と歓迎した。菅義偉官房長官も記者会見で、「強固な日米同盟を世界に示す上で大変有意義だ。国際社会の平和と繁栄に貢献していくメッセージ、戦後70年の歩みを発信する絶好の機会だ」と歓迎した。 
◆安倍晋三首相が、戦後70年の節目に同盟国の議会で演説を行うのは、単に「強固な日米同盟を世界に示すこと」以上に、極めて大きな意義がある。
 1つは、第2次世界大戦後の70年間に、米国が10年サイクルで大戦争(朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラン・イラク戦争、湾岸戦争、アフガニスタン空爆・イラク戦争、アフガニスタン戦争など)に関与し、莫大な戦費を消費し、数多くの将兵を戦死、負傷させてきた結果、「戦争疲れ」で弱体化し、「世界の警察官」であり続けられなくなったため、日本の陸海空3自衛隊が、役割分担せざるを得なくなった。戦費負担にも応じる重い責任を課せられている。安倍晋三首相が、集団的自衛権容認・憲法解釈変更・閣議決定(2014年7月1日)を強行し、「安保法制整備」を急いだのは、「重い役割と責任分担」を果たすためである。このことを世界に向かって印象づける。
◆〔特別情報③〕
 2つ目は、韓国の朴槿恵大統領が「米国と中国との二股外交」を続けてきたので、朝鮮半島の安全保障体制維持に兵力を駐留させている米国が、その責任を負うことに疑念を抱き始めていた。その最中、リッパート駐韓米大使が3月5日朝、ソウル市内で韓国の政治団体代表、金基宗(キム・ギジョン) 容疑者に切りつけられ重傷を負わされる事件が起きた。リッパート駐韓米大使は、寛大な態度を示したけれど、オバマ大統領はじめ米政府は、カンカンである。しかも、朴槿恵大統領は3月26日、中国の習近平国家主席の肝いりで2015年内に設立される「アジアインフラ投資銀行」(AIIB、本部は北京市、総裁には中国人が就任予定)に参加することを決定し、中国に通知した。米国の反発から参加に迷いを見せてきたにもかかわらず、オバマ大統領に相談もせず、「経済的に中国への依存が大きい現実から、アジア、欧州のインフラ整備で韓国企業の受注機会を逃すわけにはいかないと決断した」という。
 このように韓国が「二股外交」を「中国寄り」に舵を切ったとなれば、米国は、韓国を信用できず、日米同盟の重要さを再認識せざるを得ない。
 安倍晋三首相の米国上下院合同会議での演説は、韓国の朴槿恵大統領が2013年5月8日、米国上下両院合同会議で演説し、いわゆる「告げ口外交」を始め、諸外国を訪問する度に、反日発言を繰り返してことに対して「反撃」を宣言する意味が込められている。朴槿恵大統領は、演説のなかで「北東アジアでは国家間の経済依存が高まる一方で、歴史問題に端を発した対立が一層深刻になっている。歴史に正しい認識を持てなければ明日はない」と述べ、日本を名指しはしなかったものの、日本との歴史・領土問題を念頭に置き、日本と周辺国の対立が深まっていることを印象づけた。
 これに対して、安倍晋三首相は、朴槿恵大統領が何度も繰り返し、執拗に日本に「謝罪と誠意」を求める「解決済みの過去にこだわる外交姿勢」を改めさせ、「未来志向の外交」に大転換することを迫るものと見られる。「第3次世界大戦勃発の危機」が叫ばれている緊迫した世界情勢の下で、前向きの外交が強く求められているからだ。
【参考引用】 
●東京新聞は3月27日付け夕刊で「首相の米議会演説発表 米下院議長」という見出しをつけて、以下のように報じた。
 【ワシントン=斉場保伸】ベイナー米下院議長は二十六日、訪米する安倍晋三首相が四月二十九日に日本の首相として初めて上下両院合同会議で演説すると発表した。戦後七十年の節目に同盟国の議会で行う演説で、歴史認識についてどのように述べるかが焦点となる。ベイナー氏は声明で「われわれは歴史的な行事を主催することを誇りに思う」と述べた。日本の首相による米議会での演説は池田勇人首相(当時)が一九六一年に下院で行って以来五十四年ぶりで、両院合同会議では初めて。安倍首相は演説前日の二十八日にホワイトハウスでオバマ大統領との日米首脳会談に臨む。
●ロイターは3月 20日 14:40分、「安倍首相は『歴史的責任認めよ』、米退役軍人団体が議会演説に条件」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 [ワシントン 19日 ロイター] - 4月末に訪米を予定する安倍晋三首相に対し、第2次世界大戦中に日本軍の捕虜となった米退役軍人らの団体が、議会で演説する条件として戦時中の日本軍の責任を認めるよう求めた。フィリピンで旧日本軍の捕虜となった米兵や遺族で組織する「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」が両院の委員会に18日付で書簡を送った。書簡は安倍首相の演説について「日本の歴史的な責任を認めるまたとない機会になる」と指摘。その上で、日本が敗戦によってファシズムと犯罪的な体制から解放されたことを首相が認める場合にのみ議会に招待すべきと主張した。また韓国系米国人の団体は18日、米議会専門誌ヒルに全面広告を掲載し、安倍首相に対し、従軍慰安婦の問題など戦時中の犯罪行為について謝罪するよう求めた。日本の外務省は広告についてコメントを控えた。共同通信は米議会筋の話として、安倍首相が訪米時に上下両院合同会議で演説することが決まったと報じた。これについてベイナー下院議長のコメントは得られていない。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
ドイツ旅客機墜落事件、「機体にはクラスター爆弾が仕掛けられたのではないか」という情報も飛び交う

◆〔特別情報①〕
 フランス南部で起きたドイツ旅客機墜落事件で、ドイツ検察当局は3月27日、「墜落した独旅客機の副操縦士に勤務禁止命じた診断書が、副操縦士の関係先から見つかった」と発表した。ドイツ検察当局は3月26日、ドイツ西部モンタバウアーにあるアンドレアス・ルービッツ副操縦士(1987年12月生まれ、27歳)の実家や、デュッセルドルフの自宅を家宅捜索した。「診断書は破り捨てられていた」という。副操縦士が乗客・乗員計149人の命を故意に奪った殺人容疑も視野に入れている。フランス検察当局のブリス・ロバン検察官は3月26日、マルセイユ郊外の記者会見で「これは意図的な犯行だ」「分からないので、自殺という言葉は使わない」「機体を破壊する意図があった」と述べたという。機体がバラバラ、粉々になっている墜落現場の惨状に加えて、「クラスター爆弾が仕掛けられたのではないか」という情報も飛び交い始めており、疑惑が深まっている。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話から有料ブログへのご登録

「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


blogosでも配信しております。お申し込みはこちら↓


板垣英憲マスコミ事務所からも配信しております。
お申し込みフォーム

にほんブログ村 政治ブログへ



第40回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成27年4月5日 (日)
あのジャパンハンドラーズが
「小沢一郎総理大臣誕生」を自民党に対日要求!
~日本国の《新生となるか、終焉となるか》ついに来た《存亡大選択の時》
            

◆新刊のご案内◆
2度目の55年体制の衝撃! あのジャパンハンドラーズが「小沢一郎総理大臣誕生」を自民党に対日要求! 日本国の《新生となるか、終焉となるか》ついに来た《存亡大選択の時》 (超☆はらはら)
クリエーター情報なし
ヒカルランド


ゴールドマン?ファミリーズ?グループが認める唯一の承認者(フラッグシップ) 吉備太秦(きびのうずまさ)が語る「世界を動かす本当の金融のしくみ」 地球経済は36桁の天文学的数字《日本の金銀財宝》を担保に回っていた
板垣 英憲
ヒカルランド


地球連邦政府樹立へのカウントダウン! 縄文八咫烏(じょうもんやたがらす)直系! 吉備太秦(きびのうずまさ)と世界のロイヤルファミリーはこう動く 人類9割が死滅! 第三次世界大戦は阻止できるか?! (超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


中国4分割と韓国消滅 ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 金塊大国日本が《NEW大東亜共栄圏》の核になる (超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ ロスチャイルドの世界覇権奪還で日本のはこうなる(超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売********
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
3月開催の勉強会がDVDになりました。
第39回 板垣英憲『情報局』勉強会
「世界支配層が目指す地球連邦政府樹立・地球連邦軍創設」
~有志連合の「イスラム国=ISIL」殲滅作戦は成功するか
(平成27年3月8日開催)

その他過去の勉強会もご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会

【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】




『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)

目次

第二章 すでに始まっている二十一世紀の首相レース
重層的地盤と県民性を計算した戦い―三原朝彦 ③


 選挙戦の中でよくある、ライバル陣営、たとえば、麻生陣営とか、北橋陣営からの誹膀、中傷などの攻撃は、どうだったのだろうか。三原氏は、言う。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。

『小泉・安倍 VS 菅・小沢 国盗り戦争』(2003年10月25日刊)

『スラスラ書ける作文・小論文』(1996年4月20日刊)
『目を覚ませ!財界人』(1995年9月25日刊)
『東京地検特捜部』鬼検事たちの秋霜烈日(1998年4月5日刊)
『誠』の経営学~『新撰組』の精神と行動の美学をビジネスに生かす
『忠臣蔵』が語る組織の勝つ成果Q&A
『風林火山』兵法に学ぶ経営学~人は石垣、人は城
『未来への挑戦「坂本龍馬」に学ぶ経営学』
『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊)
『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』1994年1月5日刊(2000年6月11日刊)
『大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓―商機をつかむ知恵と決断』(2010年1月20日)
『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)
『情報流出のカラクリと管理術』(2003年3月10日刊)
『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)

板垣英憲マスコミ事務所
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする