オバマ大統領、ケリー国務長官、カーター国防長官は、「忠勇無双の陸海空3自衛隊」を中東で快進撃させる

2015年08月01日 06時55分03秒 | 政治
◆「ロストジェネレーション」(「失われた世代」)という言葉が、米国にある。米国のユダヤ系女性詩人・小説家のガートルード・スタイン(1874年2月3日~1946年7月27日)が、第1次大戦後の1920年代にパリに滞在していた米国のノーベル文学賞作家・詩人アーネスト・ヘミングウェイ(1899年7月21日 ~1961年7月2日)に「You are all A lost generation」(あなたたちは皆、失われた世代なのよ)と投げかけた。「酒や享楽に溺れる自堕落な世代」という意味である。ヘミングウェイは、この言葉を「日はまた昇る」(1926年)のエピグラフに引用している。このほか、代表作「武器よさらば」(1929年)、「誰がために鐘は鳴る」(1940年)、「老人と海」(1952年)などが有名だ。
 ヘミングウェイは、高校卒業後、第1次世界大戦(1914年から1918年)最中の1917年にカンザスシティ (ミズーリ州)の地方紙「カンザスシティ・スター」紙の見習い記者となる。退職し、赤十字の一員として北イタリアのフォッサルタ戦線に赴き、重傷を負う。戦後はカナダ・トロントで「トロント・スター」紙のフリー記者となり、特派員としてパリに渡り、ガートルード・スタインらとの知り合い、小説を書き始めた。
 スペイン内戦や第1次世界大戦にも積極的に関わった経験を基に行動的な主人公を描き、行動派作家として名を成した。「誰がために鐘は鳴る」「武器よさらば」などはそうした経験の賜物であり、「厭戦気分」が充満している。1954年、「老人と海」が大きく評価され、ノーベル文学賞を受賞した。だが、この年、2度も航空機事故に遭い、重傷を負い授賞式には出られなかった。晩年、事故の後遺症による躁鬱に悩まされ、1961年、ライフルで自殺した。
ヘミングウェイのほかに、第1次世界大戦後に活躍した米国人作家フィッツジェラルド、フォークナーなどは、「迷える世代」「喪失の世代」などとも称されている。
米国内は、「厭戦気分」が支配し、欧州でヒトラーが台頭して、ポーランドなどに侵攻、ユダヤ人が排斥される暗い時代になっても、米国内では、ユダヤ人救済のために立ち上がり、戦争に参加しようという空気は、盛り上がらなかった。
 このため、ユダヤ系米国人であるフランクリン・ルーズベルト大統領は、大日本帝国海軍にハワイを攻撃させるよう誘導し、まんまと実行させ、米国民を戦争に駆り立てることに成功した。オアフ島真珠湾の米海軍基地の損害は、戦艦4隻沈没、戦艦1隻中破、戦艦3隻小破、軽巡洋艦2隻大破、軽巡洋艦1隻小破、駆逐艦2隻大破、駆逐艦1隻中破、標的艦1隻沈没、その他1隻沈没、2隻小破、航空機188破壊、航空機155損傷、戦死2345、民間人57。
つまり、ルーズベルト大統領は、これだけの大損害をワザと出して、米国民の厭戦気分を吹き飛ばして大戦参加に立ち上がらせたのである。
◆第2次世界大戦後、戦勝国である米国は、自信を強めて「世界の警察官」を自認し、朝鮮戦争やベトナム戦争にかかわり、イラン・イラク戦争、湾岸戦争、アフガニスタン・イラク戦争を積極的に起こしてきた。だが、朝鮮戦争は、休戦のまま未だに決着がつかず、ベトナム戦争では、北ベトナム軍に完敗し、さらにイラン・イラク戦争、湾岸戦争は、完勝せず、アフガニスタン・イラク戦争は、事実上、完敗してしまった。
 この結果、米国内では、多くの将兵を戦死、負傷させたうえに、PTSD患者を生んでしまった。いまは、「300兆円戦争」の財政負担が重くなり、国防予算を大幅減額するとともに、将兵の数も削減している。このため、「世界の警察官」の使命と役割を果たせなくなっている。そのうえに、米国全土に「厭戦気分」が充満しており、これを癒すには、「寝薬」という時間が必要である。
◆第2次世界大戦が終わってから70年。陸海空3自衛隊が設置されて60年を経たいま、
米国は、財政難により米軍将兵の給料をまともに支払えず、遠征費用もままならない窮状に陥っている。このため、オバマ大統領、ケリー国務長官、カーター国防長官は、陸海空3自衛隊に、米軍の「肩代わり」をさせようとしている。安倍晋三首相は、「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更・閣議決定(2014年7月1日)」を経て、国民有権者多数が「憲法違反」と反対の声を上げているのを完全無視して、「安全保障法制整備関連法案」を国会で成立させて、これに忠実に応えようとしている。
 オバマ大統領、ケリー国務長官、カーター国防長官の目的は、陸海空3自衛隊をイスラム教スンニ派過激武装勢力「イスラリム国=ISIL」殲滅作戦に地上軍として投入することである。「忠勇無双の陸海空3自衛隊」を中東で快進撃させようとしている。
 日本は、大東亜戦争(1941年12月12日に東條内閣が支那事変=日中戦争も含めて命名を閣議決定)に敗れた後、1度も他国と戦争をしたことがなく、陸海空3自衛隊は、設立後、「訓練、訓練」の日々を送ってきたので、「腕が鳴る」隊員で溢れている。とくに、
戦争を知らない「防衛大学校出身者」が、いよいよ第3次世界大戦に向けて、勇猛果敢に突撃しようとしている。日本は「潜在的核武装国家」であるが、米国の核の傘→米国が日本の核武装を促す→核武装論者増えており、原発再稼動政策がセットになっている「日本の核武装」がやがて実現する。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
ロシア国防省高官が「核兵器の搭載が可能な爆撃機のクリミア配備」を急ピッチで進めていることを示唆

◆〔特別情報①〕
 ロシア国防省のアントノフ次官は7月30日、「アメリカの対空ミサイルシステムがロシアに脅威を及ぼしたら、我々はすべての必要な措置を取る」と発言し、「必要な措置」のなかに、「核兵器の搭載が可能な爆撃機をクリミアに配備」が含まれることを示唆したという。プーチン大統領は7月22日、米国オバマ大統領が、ルーマニアに米国のMD(ミサイル防衛)施設を配備することに対抗して、2014年3月18日、ロシアに編入したクリミアに核兵器搭載できるTu-22M3超音速爆撃機の飛行大隊を配備、近い将来、連隊規模に強化する決意を表明しており、「核兵器の搭載が可能な爆撃機のクリミアに配備」を急ピッチで進めていることが窺われる。

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