岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

金メダルの<勝負脳>を作るには

2015-02-10 16:07:14 | 日々のこと
篠原菊紀氏の<子どもが勉強好きになる子育て>を読みました。副題が<もう『勉強しろ!』と言わなくていい>です。少々センセーショナルで商業的な匂いのする副題です。

受験シーズン真っ盛りです。受験生への対応は、腫れ物に触るようです。受験生は<勝負脳>が必要とされる時期だと理解して、周囲は対応する必要があります。

<勝負脳>とは、北京オリンピックで金メダルを2個獲得し活躍した北島康介選手がコメントして有名になった言葉です。

<勝負脳>とは、試合や勝負なの<ここぞ!>という場面で今まで以上のパフォーマンスを発揮するために必要な心構えであり、その心構えを支える<脳>を作り上げるための方法論です。

専門家の日本大学の林成之教授の説くポイントは、次ぎの6項目です。

1.ライバルに勝とうとするのではなく、自己新記録の更新にこだわる。
2.常に、自己ベストの3割増しに力を出そうとする。
3.疲れた、大変だというような否定的な言葉を使わない。
4.調子のいい時は休まずにやり続ける。
5.最後まで<勝った>と思わない。
6.プールと自分が一体化するイメージを持ち、自分の世界を作る。

ゴール直前の声援の掛け方で、効果が変わります。600点が目標の場合、
<今450点、ゴールは遠いよ>
<今520点、ゴールが近いよ>

この声援では、後者の<今520点、ゴールが近いよ>の方が脳活動に良い結果になります。

<ゴールは遠いよ>という言葉掛けの方が脳は活性化します。できるようになった時ではなく、むしろ、うまくできずにいる時にこそ、脳が活性化しているのです。

追い込まれた時、困った時こそ、脳が活性化している事実を知ると、苦労の意義を知ることできます。落ち込んでも、うつ状態になる必要なんかありません。むしろ、脳活性化のチャンスです。ピンチこそ、脳活性化のチャンスです。

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<人間は自分が考えているような人間になる>

2015-02-05 17:20:45 | 日々のこと
<人間は自分が考えているような人間になる>とは、本の題名です。著者のアール・ナイチンゲール氏は、自己開発オーディオ・プログラム会社の創立者です。

原題は<We become what we think about.>で、1987年に発刊された本で、その翻訳本です。題名に興味が引かれ、軽い気持ちで購入した本ですが、予想外に優れた内容でした。

一言で本の内容を要約すると、夢や目標や願望を実現しようと考えて努力して粘り強く実現した人が、人生の成功者になるということです。この内容をいろんな例証から説明しています。

・すべての報酬、喜びは、人に奉仕した代償なのである。人への奉仕こそ、幸せな結婚生活、楽しい家庭生活のカギであり、ひいては人生全般で成功するための秘訣なのである。

・アリストテレスの引用です。<人より優れた才能(卓越さ)というものは、それがなんであれ、ただ訓練を繰り返し、それを日常の習慣にしてこそ初めて得られるものである。日々何を習慣にしているかで人間の資質(卓越さ)は決まる。>何をするかは自分で選択することである。卓越さとは習慣の結果なのだ。


優れた人は優れた考えを持ち、日々努力していると、常々私も感じています。この良い習慣を子どもの時から獲得していることが望ましいですね。

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