(株)クマヒラの編集した「抜粋のつづり その八十」に掲載されている川村妙慶さんの一文より。
悩みは「思考」につくられるのです。人間は、悪い方向に想像を巡らせる癖があります。それが畏れへと変わり、さらに悩みを作り出すのです。仏教で五怖畏といいます。
①不活畏 食べていけなくなるのではという畏れ
②悪名畏 周囲から悪く思われないかという畏れ
③大衆威徳畏 「世間は私のことをどう見ているのか?」という畏れ
④命終畏 死への畏れ
⑤悪趣畏 自分の居場所を失い、地獄のような生活になるのではないかという畏れ
川村妙慶さんの修行時代に恩師からの助言です。
「自分の人生を楽しみなさい。親鸞聖人は『地獄は一定すみかぞなし』(歎異抄)とおっしゃった。つまり、地獄こそ私たちの最高の居場所だ。と
川村君は『最悪=地獄』と思っているだろう。だが地獄は悪いところではない。もうこれ以上墜ちるところがない地獄の底こそ、仏様が支えてくれて、極楽の門が開かれているのだよ。その底でどうか、力を抜いて今の状況を楽しみなさい。
そうすると、地獄であろうと極楽であろうと気にならなくなるぞ。それが気楽ということだ。」
川村妙慶さん曰く、どんな出来事も、「このことには、何かある」と自分の人生を愛でることで、地獄と思ったことが極楽に転換していくのです。
皆さん、どうか今の出来事から何かを発見しましょう。大丈夫、何とかなるから。
仏教を深く知った方の激励には、人間の思考癖を深く考察したことを背景にした説得力があります。
有り難や、有り難や。
悩みは「思考」につくられるのです。人間は、悪い方向に想像を巡らせる癖があります。それが畏れへと変わり、さらに悩みを作り出すのです。仏教で五怖畏といいます。
①不活畏 食べていけなくなるのではという畏れ
②悪名畏 周囲から悪く思われないかという畏れ
③大衆威徳畏 「世間は私のことをどう見ているのか?」という畏れ
④命終畏 死への畏れ
⑤悪趣畏 自分の居場所を失い、地獄のような生活になるのではないかという畏れ
川村妙慶さんの修行時代に恩師からの助言です。
「自分の人生を楽しみなさい。親鸞聖人は『地獄は一定すみかぞなし』(歎異抄)とおっしゃった。つまり、地獄こそ私たちの最高の居場所だ。と
川村君は『最悪=地獄』と思っているだろう。だが地獄は悪いところではない。もうこれ以上墜ちるところがない地獄の底こそ、仏様が支えてくれて、極楽の門が開かれているのだよ。その底でどうか、力を抜いて今の状況を楽しみなさい。
そうすると、地獄であろうと極楽であろうと気にならなくなるぞ。それが気楽ということだ。」
川村妙慶さん曰く、どんな出来事も、「このことには、何かある」と自分の人生を愛でることで、地獄と思ったことが極楽に転換していくのです。
皆さん、どうか今の出来事から何かを発見しましょう。大丈夫、何とかなるから。
仏教を深く知った方の激励には、人間の思考癖を深く考察したことを背景にした説得力があります。
有り難や、有り難や。