岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

親日家の日本人論

2017-06-17 10:58:38 | 感動した書籍
 ケント・ギルバートはクイズ番組の出演していたタレントと思っていましたが、本業が弁護士と知って驚いた記憶があります。今や、彼はベストセラー作家です。

 最新作の「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」の内容は痛快です。米国人から見た、中国人と韓国人の挙動や中国政府と韓国政府の政策の評価を知り、日本人として溜飲の下がる思いがしました。

 中華思想を盲信し、他国の領土はすべて自国の領土にする野心を隠さない中国。日本にすることをすべて否定し、中国の一の子分として日本を蔑むことに全力を尽くす韓国。親中的でかつ反日的な日本のマスコミ。日本国民は武士道や利他の精神に満ちているが、日本政府は中国や韓国に関してトンチンカンな対応して世界情勢に関して平和ボケしている。以上のように、一刀両断しているのが、分かり易い論理です。

 インテリ芸人のパックン(パトリック・ハーラン)は、ご存知の通りハーバード大学出身と自己紹介するタレントです。東京工業大学の非常勤講師でもあります。昨今の「忖度」騒ぎに関して、ユニークな見方をしています。(2017年6月10日付 中国新聞)

 日本人でコミュニケイション力が高いとされる人は「空気」の読める人、受信力の強い人です。日本は「伝わる社会」。はっきり言わないが、相手に伝わるのが美徳とされる。メンツや空気を重んじます。つまり、発信力は低いが、相手の受信力に期待する発想です。

 一方、アメリカは発信力重視の「伝える社会」表現や描写1つをとっても相手に届くように努力する。とにかく伝えることに重点を置きます。英語では、「忖度」を1つの単語としては表現することはほとんど不可能。それでも米国にも「忖度」はあるようですが。

 島国にいると、自国や他国を客観視できません。視野の広いインテリ在日の親日家は、日本に親愛を込めて日本を高評価したり、耳の痛い見方を教えてくれます。有り難い存在です。

 
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