岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

賢者からの「ニューノーマル」へのヒント その2

2020-05-31 13:10:35 | 感動した書籍
抗インフルエンザウイルス薬の「アビガン」の開発した企業 富士フィルム会長の小森重隆会長は、力強いメッセージを発信しています。

・リーダーの使命感と覚悟、そして決断の質・スピードち打ち出す施策のダイナミズムが、その後の組織の荒廃存亡を左右する。

・有事を乗り越えるためには、やるべきことを、時機を逃さず、思い切って実行することが肝心だ。

・企業は「継続企業の前提」として、新たな価値を生み続け、社会の問題解決に貢献する存在だ。

新たな価値を生み続けて、社会の問題解決に貢献できた企業だけが、継続できるということです。

あなたの企業は、何によって社会の問題の解決に貢献できますか?
社会に必要とされる企業だけが、継続できます。

 広島ブログ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

賢者からの「ニューノーマル」へのヒント その1

2020-05-30 17:06:04 | 感動した書籍
武漢ウイルス(新型コロナウイルス)に対しての対応論の示唆の富む論点を提供している賢人が何人もいます。日経ビジネス誌の中からのピックアップです。

先ず2020年4月27日分より。マーケティング論で著明なフィリップ・コトラー氏が述べていることが、最も本質的な示唆です。

武漢ウイルスと共存する間、多くに人々が充実し満足する生活ができる機会が得られる「ニューノーマル」を作っていくべきです。

「value proposition」(バリュー・プロポジション)とは、「お客様の視点から見て意味のある価値」でありかつ「他社と比べて自社が提供できる優れた価値」です。

この「value proposition」は、武漢ウイルスとの共存時の「ニューノーマル」下では、マーケティングが変わります。

製品ライン(提供する製品の構成、種類)、市場セグメント(狙う市場・お客さんの分類)、価格設定、チャンネル(販売ルート)、地理的領域(狙うテリトリーの設定)などを見直さなければならない。(括弧の中の注釈は、私の解釈ですので、ご容赦を)

新しい状況に適応しながら、回復力を高め、創造力を発揮して、新しい戦略を取るべきであります。顧客と従業員に取ってベストな選択でもあるべきです。

経営環境が悪い今こそ、マーケティングのプログラムと商品の価格と販売チャンネルを調整し、自社にとって最適な位置と状況とサイクルを維持できるように準備しておき、武漢ウイルスを克服した時に備えるべきです。

経営環境が悪い今こそ、環境が改善でした時のために腕を磨いておくべきですね。
ピンチをチャンスにするためには、先を見越した準備が必要です。

さあ、何を、どのように準備しましょうか?

 広島ブログ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナ自粛後を楽観視する世界の指導者への警告

2020-05-21 11:46:56 | 感動した書籍
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。

歴史家の磯田道史氏が2020年5月13日の読売新聞にて、コロナウイルスに流行後に、急激に感染波を楽観し、経済活動の再開を急いでいる政治家に警告しています。未だにワクチンを庶民が手に切れることができない現在、的を得た正論です。

スペイン風邪のパンデミック第一波は、1919年に発生し、第三波は1920に発生しています。第二波、第三波と致死率が格段に上がり強毒化しました。

感染の初期段階や感染波が一度弱まった時、政治家が危険を過小評価しがちな点には注意が必要である。
政治家や官僚には処置の失敗を認めたくない心理が働く。
それで最悪の展開を事前には認めにくい。
希望的観測にしがみつつき、本当に状況がひどくなるまで抜本対策をためらいやすい。

この楽観傾向の危険は少数の例外を除き古今東西・万国共通に見られる。
それで感染の初期消火が遅れる悲劇が繰り返されてきた。
この歴史を頭に置いて、世界の政治家は用心してもらいたい。

世界の大国ほど、経済活動の再開に前のめりです。

日本では、従来通りしばらく自粛を継続するのが賢明です。

Slow and steady wins the race.

 広島ブログ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする