テレビ出演の反響

5月7日以降1週間、地元ケーブルテレビで私が出演した健康番組が放送されました。たった10分間の番組ですが、一日に5回程度放送されました。

この一ヶ月間に、＜先生、テレビを見たよ＞と、何人もの人に声を掛けられました。田舎町ですが、案外視聴率に高い番組のような気がします。感想を聞くと、番組の中で説明した矯正治療の専門的な内容の説明より、番組に出演した歯科医師が誰だったかの方に、関心が高いように感じました。ひょっとすると、私の説明した内容が、分かりにくっかたのかもしれません。

ある中学生の患者さんからのコメントは、正直だなと感じました。＜先生、緊張していたね。普段と違っていたよ。＞　彼の非常に鋭いつっこみに、私は何の反論もできず、降参してしましました。

昨日、テレビの担当者から出演した番組のDVDを入手しました。何回もこのDVDを見るつもりです。もう出演する機会はないかもしれませんが、次回出演のために反省会です。

　

石川遼の育て方

プロゴルファーの石川遼選手の実父の石川勝美氏が、＜石川遼の育て方＞という題名の本を出版しました。ゴルフを通じて、努力の大切さを教えたという内容です。

各章のテーマの設定が、第5章　石川遼はなぜここぞというときに最高の力を発揮できるのか、第6章　石川遼の誰からも好かれる性格はどうやって育ったのか、などとなっています。自分の息子にここまでのテーマを掲げるのは、なかなかできるものではありません。相当の自信家です。その中からの、抜粋です。

ー遼はなぜプロを目指すことになった小学4年生から、1年360日クラブを振り続けることができたのか？その原動力は、わたしや誰かに強要されたからでなく、夢があったからだと思います。子供は夢を持てば、必ず努力します。ー

この夢とは、マスターズ大会で優勝することです。その切っ掛けは、全盛期のタイガーウッズ選手に憧れたことです。タイガーウッズ選手は、石川遼選手にとって偉大なヒーローです。

この本を読んで、息子に質問しました。
＜君にとって憧れるヒーローはいるかい？＞　回答は、＜別に、いないね＞
＜そういえば、諸葛孔明を尊敬しているて言ってたよね＞　＜彼の実績は、架空の作り話の可能性もあるしね＞

当家の教育は、いまだに試行錯誤のまっただ中です。

　

デリカシーがないよ？！その２

人なつこい患者さんがいます。毎月おしゃべりをして帰る、未成年の男性です。いつものように矯正治療中、チェアに横になってもずっとしゃべっています。大きな声なので、部屋中に聞こえます。従業員と話している会話の一部が聞こえました。

若者　：ねー、歳はいくつ？

従業員：25歳よ。（明るい声で、正直に答えています）

当方　：ねー、うら若き女性に年齢なんか、聞くものじゃないよ！＜デリカシーがないよ＞て言われるよ。

若者　：へー、そうなんだ、先生。（ここからが、この若者の機転が利いた感想になります。女性と話すツボを押さえています）もっと若いと思っていたよ。僕、てっきり22歳位だと思っていたよ！

従業員：へー、そうなんだ。（と、大喜びの様子）

デリカシーは十分です。見事なナイス・リカバリーです。

　

デリカシーがないよ？！

患者さんに、手足の長く均整の取れた体型の水泳選手がいます。筋肉質で、余分な脂肪が全くない感じのする中学生です。当方の肥満型の体型とは、全く対称的な体型です。

興味があって、（止せばいいのに）当方がこの女子中学生に体脂肪率を聞いて見ました。

当方　：ねー、体脂肪率は、どのくらい？

中学生：女性に聞くなんて、先生、デリカシーがないよ？

当方　：（絶句し、沈黙。何とか言葉をひねり出して）いや、予想では、体脂肪率が10％近いんではないかと、思ってね。いや、体脂肪率が少ないのを自慢して言ってくれるんだろうと思ったんだけどね。・・・スタイルが良いと思っているから、聞いたんだよ。（一生懸命、苦しい弁解を並べて、その場を切り抜けようと努力に努力）

中学生：（何も話さずにいるも、顔は笑顔のように感じる気がして・・・。少なくとも怒ってはいないような気がして・・。治療が終わると、明るく大きな声で）有り難うございました。（と言って、退室）

当方　：デリカシーがないか？中学生でも、女性だよね。（と、多いに反省した次第）

雨に濡れたバラの花です。綺麗な花には、棘もあるよね。

　

大騒ぎは、イカん！

場を和ましたり、人間関係の潤滑油には、ユーモアが大切です。親父ギャグも、おおいに結構だと思います。

私が尊敬している藤原正彦氏の文章からの引用です。アメリカの人物判定で重視されるのは、①瞬発的　②論理的な発言　③ユニークさ　④ネアカな気質とユーモアのセンス　⑤野心　だそうです。別にアメリカのマネをする必要はありませんが、ユーモアのセンスは持ちたいと私も感じます。厳しい内容のことを発言しても、ユーモアを交えると受け入れやすい雰囲気を作り出してきます。

ＪＲの電車の中で見つけたポスターです。迷惑行為をしないようにと、マナー向上を喚起する内容です。＜大騒ぎはイカん！＞　読書しているお客さんもいますよ、大きな声ではしゃがないようにしてね。イカの格好をして電車に乗って、イカんと言う訳にもいきません。列車内で大騒ぎをしている人がいたら、このポスターを指差しましょう！