2016年3月12日付け日経新聞の東日本大震災特集で、脳科学者 中野信子さんがコメントしています。東日本大震災と原発事故を契機に、日本人の幸福感に見直しを迫っていると述べています。
人間は目先のことで幸福感を得るようにできていて、幸福感には次ぎの三つがあります。
①金銭的に得をすること
②周りの人に恵まれること
③満足して日々を過ごすこと
震災であっという間に金銭や大事な人を失い、何があっても崩れないのは③の自分自身の満足度を重視する価値観と認識した日本人が増えた印象があります。
人間の脳には、他人に共感したり他人のために何かをしたりする「利他行動」に快感を感じる領域があります。震災を機にボランティア活動など「利他行動」が促進され、日本では協力して集団を守る意識が高まりました。
一方で、一人だけ得をしていそうな人に対する視線が厳しくなり、集団を維持するために仮想敵を作りヘイトスピーチなど排外感情も表れています。
賢明なのは、つらい思い出を消さず、目先の得(つまり、目先の幸福感)ではなく、100年後をどうするかという視点で計画を立て、賢い選択を取ることです。
目先の不幸感を嘆いているばかりの私が敬服する、崇高で長期的な幸福感に関する考えです。
人間は目先のことで幸福感を得るようにできていて、幸福感には次ぎの三つがあります。
①金銭的に得をすること
②周りの人に恵まれること
③満足して日々を過ごすこと
震災であっという間に金銭や大事な人を失い、何があっても崩れないのは③の自分自身の満足度を重視する価値観と認識した日本人が増えた印象があります。
人間の脳には、他人に共感したり他人のために何かをしたりする「利他行動」に快感を感じる領域があります。震災を機にボランティア活動など「利他行動」が促進され、日本では協力して集団を守る意識が高まりました。
一方で、一人だけ得をしていそうな人に対する視線が厳しくなり、集団を維持するために仮想敵を作りヘイトスピーチなど排外感情も表れています。
賢明なのは、つらい思い出を消さず、目先の得(つまり、目先の幸福感)ではなく、100年後をどうするかという視点で計画を立て、賢い選択を取ることです。
目先の不幸感を嘆いているばかりの私が敬服する、崇高で長期的な幸福感に関する考えです。