岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

心の「メタボ」退治のコツ

2016-08-26 10:54:25 | 健康に関すること
2016年8月25日付け日経新聞の朝刊に、早稲田大学竹中晃二教授(健康心理学)が紹介されてました。心の健康をどう保つかに関しての内容です。

「面倒くさがる」「ため息が出る」「ぼーっとする」の3つのシグナルを、「こころのメタボ」と命名し、ストレスのある心理状態としています。心の不調を解決する方法として「こころのABC活動」を推奨しています。

ABCとは、「Act」(読書などの趣味を楽しんだり、運動したり心身を活動的にすること)、「Belong」(行事や地域活動、趣味の教室などに参加・帰属すること)、「Challenge」(人に役立つボランティア活動や動植物の世話などへのチャレンジ)のことです。

具体例は次ぎの通りです。
Act:
・好きな音楽を聴く、好くな本を読む、カラオケを楽しむ
・積極的に外出する、ウオーキングする
・家族と今日の出来事を話す、友人とおしゃべりをする

Belong:
・子供の活動、職場の行事に積極的に参加する
・地域の活動に参加する
・フィットネスクラブに加入する
・料理教室や健康教室に参加する

Challenge:
・新しい趣味にチャレンジする
・たまに嫌な仕事、苦手な仕事も積極的に引き受ける
・沿道の花壇の手入れをする、散歩しながらゴミ拾いをする
・ボランティアで高齢者を世話する
・悩んでいる人の話を聴く
・ペットの世話をする

自分の心の不調を自覚した時、気分の晴れるヒントを得た気がしました。

早速、竹中晃二教授の著作を読みたくなりました。

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池井戸潤氏の「陸王」

2016-08-15 16:28:04 | 感動した書籍
私が小説を読む作家は限定されていて、お気に入りの作家だけです。その中の一人池井戸潤氏の新刊本が「陸王」です。

埼玉県の足袋、地下足袋を製造している企業「こはぜ屋」は右肩下がりの業績です。現状の打開、起死回生のための作戦がランニングシューズ市場への新規参入です。

隣接する市場ですが、既に市場を席巻している大企業がいる中で売れる新企画の製品を開発するのは、至難の業です。プロのマラソンランナーも選んでくれる高品質を持つ特性がなければ、プロの真似をして購入する消費者も見向きをしてくれません。

中小企業「こはぜ屋」は資金も人材もないのですが、情熱だけで悪前苦戦するわけです。「カネがなければ工夫で勝て」と理解者から発破を掛けられて、「こはぜ屋」宮沢社長は周りの良き人からの助言に素直に従い、一歩一歩難題を解決するサクセストーリーです。銀行との交渉内容の著述は、さすが元銀行員の池井戸潤氏です。迫力があります。

いつもの推理小説的な手法は用いていません。どこかで不思議な仕掛けや、急転して黒幕は現れたりしてことの真相が判明するという逆転劇もありません。その点に、私は少し不満が残ります。

小説の結末に物足りなさを感じますが、次回以降に新展開があり得る期待感もあります。近日中に、「陸王part2」が発刊される予感もあります。

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オリンピック:伸びる人の5つの条件

2016-08-11 11:12:28 | 日々のこと
お盆休み中です。テレビをつければ、リオ・オリンピック、夏の甲子園での高校野球大会、カープの熱戦。

どれを見ても、暑さのせいか、戦いに意識が没入できないで、職場へ直行です。忙中閑あり。パソコンを開くと、雑誌「致知」より時機をえたメッセージが届いていました。

アテネオリンピック体操総監督 塚原光男の言葉が紹介されていました。伸びる人の5つの条件です。

1.負けず嫌い
2.人間的に素直
3.明るい
4.我慢強い
5.常に挑戦する意欲と研究心

自問自答するに、私に欠ける条件が1つ。時々忘れる条件が1つかな。

さすが、アテネオリンピックで体操男子団体を金メダルに導いた総監督の言葉です。共感します。

岐路にあった時、苦しい時に、思い出したい条件です。問題を解決できるヒントにもなり得ます。

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永六輔氏の「大往生」

2016-08-03 16:33:46 | 感動した書籍
永六輔氏の特徴のある話し方。恐らく反対咬合で、舌足らずです。庶民目線で真面目に話しているのですが、茶目っ気があって、明るい気持ちにさせてくれるコメンテーターでした。彼のラジオ番組を聞いていた思い出があります。

永六輔氏が83歳で亡くなったのを契機に注文したのに、なかなか届かなかったのが「大往生」です。人間の死を正面から真剣に見つめながらも、何故か気持ちが明るくなる内容です。

「ハゲになったり、白髪になったりして嘆くことはありません。ハゲたり、白くなったりするまで生きられたと思えばいいんですよ」

「旦那は定年後のことをいろいろ考えているんだけど、私は未亡人になってからのことを考えているの」

「歳をとったら女房の悪口を言っちゃいけません。ひたすら感謝する、これ愛情ではありません。生きる智恵です」

「子供叱るな。来た道だもの。年寄り笑うな。行く道だもの。来た道、行く道、二人旅。これから通る今日の道。通り直しのできぬ道」

短時間で読める内容ですが、自分の死を自分の問題として考える問題意識を高めてくれる本です。特に、医師の山崎章郎氏との対談「楽しい生き方・正しい死に方」「幸せな死に方、看取り方」は、素晴らしい内容です。

本の最後で、驚かせられました。永六輔氏自身が、自分の葬儀を想定して自分自身のための弔辞を書いているです。実父の死を迎えた、本人61歳の時に書いた本が「大往生」です。

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