岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

一流の医者、二流の医者、三流の医者

2019-09-04 16:52:32 | 感動した書籍
2019年9月4日付けの日経新聞に「自分の余命を知りたいですか?」の記事では、最新の医療情報を提供しています。


東北大学の東北メディカル・メガバンク機構では、宮城県内の12万人から医療情報を集めています。病気のリスクを予測し、健康に過ごせる鉄則を見つけることを目的としています。

生体物質(DNA,血液、尿など)の収集、生活習慣(飲酒、喫煙、食事、運動習慣など)の調査」、診療情報(病歴など)を分析して、次世代の病気を予測します。

また筑波大学医学部では、進行がんの患者のデータ(脈拍、血液中のたんぱく質、呼吸の回数、リンパ球の数、尿素など)から、1週間から3か月先の生存率を判定できます。

つまり、将来的に何年後に病気になり、死亡するか高い精度で判明できるようになります。

中国の古い医学書「黄帝内経」の次ぎの文章が紹介されています。

一流の医者は、まだ病気になっていない「未病」を治す。
二流の医者は、病気になりかかっている人を治す。
三流の医者は、病気になっている人を治す。

健康と病気に中間に「未病」の次期に体の異常を元に戻せば、簡単な治療で健康を保てるということです。

「あなたは現在のままであれば、X年後に病気を発病し、Y年後に死亡します。」

このように医師に宣告されたら、患者にとっては衝撃的です。

健康を失う過程が一般人に簡単に理解できる、説得力のあるデータが判明したら、発病させない高い問題意識を持って健康維持に努め、一流の医師の指導にも一般人も従うようになるでしょう。

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