和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

Fate/stay night、2周目終了。

2008-09-04 23:10:46 | いつもの日記。
何気にFateの2周目をプレイしてました。
で、今日それが終わったわけですが。

物凄い、消化不良。

えーと、ちょっと説明するとですね。
広義のバトルもの――要は敵対する相手と戦い勝利するという話では、
「ストレス」と「開放」が重要になります。
「開放」は「カタルシス」と表現する人もいますね。

「ストレス」とは、作中の挫折や失敗など。
敵方とのファーストコンタクトで主人公が敗れる、というのはこの典型
ということになります。
対して、「開放」は、「ストレス」を一気に打ち破り広義の勝利を
達成することです。
一度は破れた主人公が、修行をしてリベンジ!みたいな。
「ストレス」と「開放」を上手く結びつけられれば、大きな達成感を
得られる――とまあ、そんな感じですね。

で。Fateは、このバランスが非常にマズいです。
具体的には、「ストレス」の分量が多すぎる。
もしくは、全体量の大きな「ストレス」に対し、小規模の「開放」を
複数回繰り返している、とも取れます。
(開放は、数より質が重要)

ともかく、最後の最後まで、今ひとつ「開放」感が薄いのですよ。
バトルものである以上、これは致命的――

というところで、この物語がバトルものではないことに気付きます。

精神論、哲学、人生観、そういったものが主人公たちを通して表現
されているわけです。
だから、Fateはバトルものの皮を被った純文学とも取れるでしょう。

あのね。
そういうの、いいから。

僕は、もっと対象年齢の低いものが読みたいのです。
だから、ドラゴンボールが好きだしジョジョが好きだしBLEACHが好きです。
おかしいと思ったんですよ。
バトル以外の描写でえらく回りくどい表現をぐだぐだ続けるし。
それは、純文学の十八番でした。
そして、僕の十八番でした。
ただ、バトルものの皮を被っているところが、狡猾です。

だったら、別にこの作品から学ぶことはないなあ。
楽しめれば、それでOK。
――本来テーマとして扱われる重要なファクターは、基本、余分。
だから、後味が悪く消化不良でムズムズするのです。
だって僕は、この作品を正しく楽しめていないから。
純粋な悲劇作品に、ギャグ要素を求めてた、みたいな違和感。

少し補足すると、つまらないわけじゃないです。
どころか、一級品に面白いです。
でも、僕の好みからは外れていた、という。
簡単に言えば、

奈須きのこ < 竜騎士07 < 西尾維新

という感じ。(講談社BOX繋がり)
右に行くほど、対象年齢が低くなっていることが分かると思います。

あと、魔法とか現実で有り得ないことを説明するために、現実では
有り得ない表現を用いるのもダメです。
抽象的なものは具体的に、具体的なものは抽象的に説明するのが小説の
基本だと僕は思うんですけどね。
最後まで、魔術回路とかのイメージがサッパリ分かりませんでした。
多分、3周目やっても分からないでしょう。

最後に、もう一回繰り返しますが、Fateは相当面白いです。
すぐとはいかないけど、3周目もきっとやります。
結構幅広い層にオススメできるし、やる価値アリな作品です。
ただ、どうしても胸のウチがモヤモヤしてしまうので、こんな感想を
書いた次第です――。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつものアレ。

2008-09-04 08:30:09 | いつもの日記。
ここ数日、妙に寝付きが悪くて困ってます。
布団に入って1時間くらい眠れなかったり。

いやー、睡眠が足りないとすぐ体調崩したり日中ぼーっとしたりするんですよね。
困ったもんです。
まあ、いつも突然治ったりするんで、気にしない方がいいのかもですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする