和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

今週の「めだかボックス」。

2010-01-20 23:21:24 | 読書感想文。
西尾維新つながりで、めだかボックスの感想も。

いや、あの拳銃が出てくるまでの流れは良かったですね。
具体的に何がどう良かったのか説明するのは難しいけど。
何だろう、エスカレートして行く感じが楽しかったのかな。
何にせよ、「殺すこと」に一点特化されたアブノーマルってところが素敵。

多分この人、純粋な戦闘力的には高千穂先輩とかに劣るんだよね?
ただあらゆる手段を用いて殺すことに執着する、その姿勢が異常ってことで。
だとしたら、まあ善吉にも勝ち目はあるのかなあ。
相手の「殺すための工夫」を上回ればいいわけで。知能戦に近づく感じ。
あれ?でもその工夫が異常たる所以なのか?
だったら高千穂先輩に身体能力で勝つくらいに難しいってこと?

段々分からなくなってきました。
考えたら負けなのかもしれない。
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「難民探偵」読了。

2010-01-20 19:14:30 | 読書感想文。
難民探偵、無事図書館から借りてきて読むことができました。
1600円は高いわ・・・そんなもんポンとは買えねえよ、という。

さて、本作は久々のミステリでした。
いやまぁタイトルからしてミステリなんだけど。
最近の西尾維新としては珍しいんじゃないでしょうか。
ほら、最近はめだかボックスのイメージが強いから。

内容的にも、実に王道といいますか。
ネタやトリック的にはそれほどのひねりもなく、シンプルな作りになっています。
更には、時事ネタもふんだんに盛り込まれており、高めの年齢層を狙っている様子。
タイトルの「難民」はネットカフェ難民を指しますし、新型インフルエンザの話や
就職難、不況の話もちらりと挟まれています。

ということで、ともすればハードな話になりそうですが、そこは西尾維新。
実にライトにまとめられてます。
相変わらず常人離れしたキャラ描写で、のっけから事件放りっぱなしでキャラ紹介ですよ。
その語り口も慣れたもので、実にすんなりと人となりを把握できます。
そもそもの出来事・事件も全てキャラ紹介のために発生してる感じ。
全くもって良くできています。

難点といえば、これはもう仕方ないのでしょうけど事件自体が軽めなところでしょうか。
探偵小説、推理小説という先入観で読むと肩透かしを食うレベルと言いますか。
これはもうこういう小説なんだと割り切って読むものだと思われます。
そうそう、ちょうどきみとぼくの壊れた世界と同じようなイメージですね。
もちろんこれはこれで面白いものなので、僕としては全然アリだと思いますけど。

そんなわけで、これはミステリというよりキャラもの、ラノベという括りが良さそうです。
是非シリーズ化して続きを書いて欲しいなぁ・・・。
ま、先に人間シリーズとか世界シリーズとかを終わらせてから、でしょうけどね。
うん、実に面白かったですよ。
西尾維新入門書としてもオススメです。
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