古田史学とMe

古代史を古田氏の方法論を援用して解き明かす(かもしれない…)

冬景色と月面

2024年03月09日 | 宇宙・天体
札幌はまだまだ真冬のど真ん中でまだ降るんかい、というぐらい降っています。ちなみに記憶では札幌の平年累計降雪量は5mぐらいあったと思います。現時点ではまだ4m50cmぐらいじゃないでしょうか。
先ほどの南九条通りはこんな感じです。(現在マイナス4℃ぐらい)

除排雪が終わったばかりぐらいかな?道が広くなっており、一時とは見違えるほど良くなっています。
ちゃんとした観測施設が整っている方はよろしいでしょうけど、当方は車で移動してセッティングするやり方なので、この時期はかなりつらいです。体力と気力がそろそろ尽きかかっているので冬季はまあ冬眠のようなものです。
ということで、割と温かい時期に撮った月の写真を載せておきます。





いずれの写真も20cmシュミカセに25mmアイピースで拡大したものにスマホという組み合わせで撮影したものです。

今年は28cmシュミカセとCMOSカメラでトライしてみます。
5月ぐらいからかな?
コメント

JAXAの「SLIM」による月面への着陸のこと

2024年02月03日 | 宇宙・天体
 JAXAの月着陸船「SLIM」がなんとか月面に着陸したようです。もともと半分回転しながらランディングする予定であったようですが、逆噴射用のスラスターが脱落してしまって速度が落ちなかったようで結構きつい着陸となったようです。まあ激突し破壊してしまった例も過去に(最近も)あったようですから、その轍を踏まずに済んだことでまあ良しとするべきでしょうか。
小惑星へのランディングも超困難ですが、月ほどの重力があると推力がかなりなければ激突してしまうのでそこの制御と信頼性が重要となるようです。
 ちなみに今回着陸した場所は「神酒の海」の「近く」とされていて、てっきり「海」地域かと思っていたらその至近にある「キルリス」クレーターの内部に降りたらしく、これは「神酒の海」というくくりでは誤解があるでしょう。
 場所の写真を以下に示します。下の写真でおおよその位置がわかるかと思います。



くわしい位置はこの辺りのようです。


 今回のようにクレーターの内部に降りたというのは初めてではないでしょうか。アポロ計画のうち14号が「フラ・マウロ」クレーターに降りたとされますが、どうもその外部丘陵に降りたみたいですから、内部に降りたのはこれが最初ではないですかね。これも着陸地点がピンポイントで選べるということの結果なのでしょうか。
 次に計画されているらしい火星の衛星にタッチアンドゴーするという計画も非常に楽しみです。新しいことにトライするということにしか進歩はないですから。
 なお写真のタイムスタンプのデータからみて、上が2022-06-05 20.23.13で機材が20cmシュミカセに25mmアイピースで拡大したものをビクターのビデオ機器「GZ-MG555」(398万画素)で撮影したものの中から良好なデータを切り出したもの、下は同じく2022-06-07 19.31.54で以下望遠鏡とアイピースは共通ですが、カメラはスマホです。(4800万画素)
コメント

昨年の木星「第2弾」

2024年01月10日 | 宇宙・天体
昨年の木星第2弾です
以下は木星の衛星が木星の前を通過していくにつれ、その影が木星表面に落ちて移動する映像です。(昨年12月3日20時16分から21時10分まで)
最初の画像で「輝点」が右側に見えますが、これは衛星「エウロパ」と思われます。
その後この「輝点」が左側に移動していくと今度はその影が「右端」に表れます。(衛星本体が「木星」表面に埋もれてしまい見にくくなりますが)
この移動に要する時間はわずか54分間であり、まさにあっという間です。
木星を見る楽しみの一つがこの早い動きです。一晩中快晴ならほぼ木星全体が見えてしまいます。(自転周期が10時間ほどのため)
この日も曇りがちでしたが、この直後全面的に曇ってしまい、店じまいとなりました。(大気の乱れがあると木星表面の前に屈折率の違うレンズがあるような状態となってピント合わせが非常に困難となります。)

撮影データは前回と同様28cmシュミカセに3倍バーローレンズを使用してCMOSカメラ(NeptuneCⅡ)で撮影しており、露出5.60~11.84msec、アナログゲイン331、1000フレームで画質上位96%をコンポジットしています。(編集はステライメージ使用)










コメント

昨年の木星

2024年01月08日 | 宇宙・天体
昨年撮影した木星をいくつかアップします。
撮影機材は昨年入手したセレストロンの28cmシュミカセに2022年同様CMOSカメラの「NeptuneCⅡ」及び3倍バーローレンズという組み合わせです。
以下の1-6まで画像は1時間15分ほどの間の木星の自転と衛星(確か「イオ」だと思う)の運動が記録されており、見ているとあっという間に動いているという感じでとても面白いものです。(「イオ」は後ろから現れたと思われます)
撮影日は2023年10月8日22時01分から23時17分までです。
共通撮影データはアナログゲインが「237」、露出時間「13.0860ms」、フレーム数は1000です。(最高画質から95%範囲をコンポジットしており、ステライメージで編集しています)







この日は曇りがち(というか雲の合間に木星が見えるという程度)でシーイングはたまによくなる程度でほぼよろしくない状態でした。そのため「ピント合わせ」が非常に難しく、これはこれ以降も課題となっています。

コメント

CMOSカメラで木星を撮る(再度)

2022年12月04日 | 宇宙・天体
以下は以前投稿していたものですが、画像データが消去されていたようなので、再度添付して投稿します。(記事も2022年当時のものです)

札幌は本格的な冬となり、辺り一面白づくめの世界ですが、まだ雪が降らないうちに木星の写真を撮ったので示します。
以前は家庭用ムービーで撮ってコンポジット(写りのいいカットを切り出して重ねる)していたのですが、眼視つまり望遠鏡をのぞいて見える以上には、というよりそのレベルさえも届かない程度の絵しか撮れず、こんなもんなのかなと思っていたのですが、新兵器(といってもかなり以前からその存在は知っていたのですが)CMOSカメラを入手したので、それを使って撮ってみたというわけです。それが以下のものです。
ただしどれもシュミカセの光軸あわせが弱点でとても「ゆるい」画像となっていて、20cmならもう少し写るよね?とは思いますが、まあ現時点ではこんなもののようです。更にいえば(当然以前から承知はしているものの)シーイングがほぼ全てというぐらい映像の映りを左右します。
このシュミカセとステライメージは2005頃年頃買ったものですが、結構副鏡周りが「ちゃち」で簡単に「光軸」がズレてしまいます。さらに買ってから何のメンテもしておらず、しげしげ見てみると補正板の汚れが半端なくこれが原因でコントラストが非常に悪くなっています。今度補正板をジャブジャブ洗おうかなと思います。(ばらした後の組み立ての際に必要なのでレーザーコリメーターも買おうかなと思っています。)

以下いずれも共通データ、機器は以下のとおりです。
セレストロン製シュミカセ20cm+3倍バーローレンズ
Player-one社製CMOSカメラ「Neptune-C II (IMX464)」
得られた動画はステライメージ5で画像編集(コンポジットは評価値最高値の95%範囲)
個々のデータは以下の通り。

①2022年11月15日21h07m43secから
ゲイン307、露出41.9710msec、フレーム数1000



②2022年11月6日21h40m33secから
ゲイン208、露出26.1180msec、フレーム数1000


③2022年11月23日18h31m31secから
ゲイン258、露出33.7210msec、フレーム数1000

コメント