44年前の1974年8月に、102,000円で売り出されたミシンです。
2年前に売り出されて802型トピアエースにしつけ縫い機能を加えたモデルに成るのでしょうか?
802も804も釜ギアやはずみ車の所のモーターギアが割れているのが多いのですが、これは幸いにもヒビも入っておりませんでした。
もしかしたらマイナーチェンジして割れにくい素材の部品に変えたのかもしれません。
ギヤ割れ以外には殆ど壊れることの無いミシンですので、整備は楽な方ですかな?溜まった埃をエアーで飛ばして、古い油を洗浄液で流して新しい油を注油します。
念のためにモーターのカーボンブラシとキャップも新しいものに交換しました。
あとは全体に汚れを落として綺麗に磨いて整備は完了です。
ケースの蓋部分に収納されているこの部品は何でしょう?
買ってから一度も使ったことが無いお客様も居ますが、これは模様縫いをするためのカムという物です。
24個のカムが付いていますので交換すれば24種類の模様縫いが出来ます。
昨今のコンピューターミシンにはこのカムが有りません。
電子ミシンにはカムが内蔵されています。
私が子供の頃に姉が買ってもらったミシンが確か802でした。カムを交換して色んな模様を縫って遊んでいたのは姉より私の方だったかもしれません。
この小さいダイヤルが何か?私も良く分かっていなかったのですが、これはユニダイヤルと言って模様の大きさを調節するダイヤルの様です。
逆さまに成ってますが試し縫いしたチューリップ。
ユニダイヤルの数値を小さくすると詰まった縫い目に成り、大きくすれば広がる。
縫い目の粗さ調節ともまた違った調節が出来るようです。
このミシンはお届け先が決まっていましたが、整備して色々と使ってみているうちに自分用にも1台、なんだか欲しくなりましたな。
ギヤ割れも無いなら音も静かでしょう。見た目もキレイ✨✨
大事に保管されてるんですね✨
良いですよね~
小学生の頃に姉が買ってもらったのが802のテーブル付きだったので、私が触ったミシンの1番目がトピアだったんだな~