[レシピ] ブログ村キーワード
この字を使うと、なんだか「ひ」をあてたくなりますね。
それだけこう、香りを感じる、生きた香りにはっとする、ということが現代の日常から少なくなっているからかなぁ。
なんとなく、雅な香り、
非日常、な気がします。
でも、本当はまだまだちゃんと「匂い」もこの世界には生きている。
たくさんの刺激の中で
光や音や、強い刺激、複雑な情報の洪水の中で
麻痺して見失っているだけ、
そんなところも大きいのかもしれない、と思います。
…と、こんな話をしているのは、今日、外で久々にはっとさせられる匂いに出会ったから、なんです。
それはちょっと立ち寄ったコンビニで、だったのですが、
コンビニのにおいって普段気にしないけど、言ってみればそう、クリーンな感じ。
いちおう食品もかなり扱っているし、で、除菌クリーナーのにおいというか、そういう人工的、な、基本気にならない、気にならなくなってる、なにおいですよね。
それが、買い物をしていると、突然、店内が
夏の土のにおい、日なたの猫のようなにおい、汗のにおい…
そんな感じのにおいで充満されて。
ん??
と思っていると、どやどやどや~~っと。
近所の学生、野球少年たち、でした
夏休みですからね、朝から練習していたのでしょう。
はじめは正直「うわっっ」と思ったのですが、
そのにおいのなかには、やっぱり人工のにおいの中にはない、
あたたかさ、青い、青春のにおい、きらきらした生きた感覚…
そんなものが感じられて。
やっぱりこれは「におい」じゃなく「匂い」だなぁ、と。
なんだか久々に抱いた感覚で、新鮮な体験でした。
こういう感覚が新鮮、となっているあたりが、悲しい現代人、ですが。
「土」系は正直ニガテ多し、な私ですが、なんだかこう、やっぱり自然に、土に根付いた香りは生きている、力を持っている、
作り出したいい香り、表面上の美しい香り、均質な香り、とは違う、
ひきつける何かを持っている、そんなことをふと、思いました。
最近の除菌・消臭・さまざまな香りづけ、のブーム、
ありとあらゆる商品が、次々に世に出され消えていく、
また生み出されて…次々に消費されていく、
とめどを知らないその流れには、やはり行き過ぎな感がします。
たしかに清潔であること、は必要とされるし、マナーでもあるし、喜びを与えてくれるものだけれど、過敏すぎる、世界全体をクリーンルーム化する気か??みたいな商品の宣伝、菌の存在をあおるかのように言い立てるものには、逆に気持ち悪さを感じてしまいます。
季節ごとに販売される香りも謎。
梅、すずらん、桜…この辺はまだしも、
お日さま、ラムネ、雪、紅葉…
もう元のにおいがどんなんだっけ???みたいな商品があふれまくり。
まぁ、なんとなく、そういうところだけでも季節感を得たくなる、
どうせ消耗する品だから、目先が変わると楽しい、
そういう心理に付け込んで、だとは思いますが、
何だかあまり美しくない、
いくら気持ちの良い、鼻に心地よい香りでも、きらきらしたもの、命は感じられない、
はっとさせるような力はない「におい」のような気がします。
匂い、と言うと「香水」も思い浮かびますが、
私は香水も瓶に入っている状態、では未完成、だと思うんです。
生きた花や果実や、そうしたものから抽出され、美しくブレンドされているけれど…。
やはり生きた人に身につけられて、
その人の持つにおいと、立ち居振る舞い、姿、すべての要素と一緒になって、
それぞれ違う形の香りとなって、命を吹き込まれ、完成するのではないかと思います。
だから、完全に消臭した体に身につけても、
ロボットにいかに魅力的な香水をふりかけても、
悲しい、どこか未完成な香りのまま。
ただふりかけた、強いだけの香水の香りにも、似たように悲しさを感じます。
もちろん、マナー上、の品のなさも加わるせいも大いにあるかとは思いますが。
匂い。
現代はすごく敏感なようでいて、すごく鈍感になっている、
たくさんの生きたにおい、自然存在していた多様なもの、力強さ…
それらを忘れてきてしまっている、感じることを忘れてしまっている、
そんな気がしました。
ま、こんなことを思うのは少々私が小さなことに敏感になっている、疲れているのかもしれないのですが
まぁ、感じて考えるのは悪くない、
そういうことを、まったく感じられなくなるよりは、ちゃんと自分らしくて、いっか
と思ったりしています。
今日のレシピです
・鴨肉と鶏内臓のタルト仕立て ベリーソース …①
・アスパラガスとまいたけのソテー ポルチーニ風味 …②
①の作り方
1 付け合わせを作る。胡瓜と黄ピーマン、人参を細切りにして塩でもむ
2 鶏レバーはハートをはずしてきれいに掃除し、細かく切って水にはなして、中に入った血などもきれいにのぞく
3 2をオリーブオイルでソテーし、ブランデーを注ぐ。フランベして取り出す
4 塩、セージ、こしょう、白ワイン、生クリーム、バターとともに3をフードプロセッサーにかけ、レバーペーストを作る
5 2でのぞいておいたハートをスライスして塩こしょうし、さっと炒めて取り出しておく
6 クラッカーを細かく砕き、牛乳、とかしバター少々と合わせてひとまとめにし、型に敷き詰めてオーブンで焼く
7 焼きあがって荒熱がとれた6に5を並べる。その上に4のペーストの半量を流し、ピスタチオ、カシューナッツなどのナッツ類を並べ、残りのペーストを上から流しいれて表面をならす
8 7をアルミホイルで覆って、オーブンでじっくりと焼き上げる
9 型をはずしてスライスしたスモークドカナール(鴨肉のスモーク)を並べる
10 イチゴジャムと赤ワインを煮立たせ、軽く水溶きコーンスターチでとろみを足してソースにする
11 付け合わせとともに9を皿に盛り、10のソースを飾って出来上がり
②の作り方
1 アスパラガスは根元付近のかたい部分はしっかりと皮を取り、斜めにスライスする。まいたけは適宜さばく
2 ポルチーニクリームと、ポルチーニオイルを鍋に入れて弱火で炒め、香りを立たせる
3 香りが立ってきたら、塩をくわえ、1のアスパラのかたい部分から順に加えて炒めていく
4 まいたけも加えて炒める
5 味を見て整え、白こしょうで仕上げる
あまりものとお安い鶏の内臓で、ワインに合うこんな料理に変身させてみました☆
美味しそう、と思っていただけたら、こちら、クリックで応援いただけるとうれしいです♪
コメントも大歓迎。
今日も長々とお付き合いくださって、ありがとうございました
こんなブログですが、よろしければお気軽に残していってくださいね
それでは
この字を使うと、なんだか「ひ」をあてたくなりますね。
それだけこう、香りを感じる、生きた香りにはっとする、ということが現代の日常から少なくなっているからかなぁ。
なんとなく、雅な香り、
非日常、な気がします。
でも、本当はまだまだちゃんと「匂い」もこの世界には生きている。
たくさんの刺激の中で
光や音や、強い刺激、複雑な情報の洪水の中で
麻痺して見失っているだけ、
そんなところも大きいのかもしれない、と思います。
…と、こんな話をしているのは、今日、外で久々にはっとさせられる匂いに出会ったから、なんです。
それはちょっと立ち寄ったコンビニで、だったのですが、
コンビニのにおいって普段気にしないけど、言ってみればそう、クリーンな感じ。
いちおう食品もかなり扱っているし、で、除菌クリーナーのにおいというか、そういう人工的、な、基本気にならない、気にならなくなってる、なにおいですよね。
それが、買い物をしていると、突然、店内が
夏の土のにおい、日なたの猫のようなにおい、汗のにおい…
そんな感じのにおいで充満されて。
ん??
と思っていると、どやどやどや~~っと。
近所の学生、野球少年たち、でした
夏休みですからね、朝から練習していたのでしょう。
はじめは正直「うわっっ」と思ったのですが、
そのにおいのなかには、やっぱり人工のにおいの中にはない、
あたたかさ、青い、青春のにおい、きらきらした生きた感覚…
そんなものが感じられて。
やっぱりこれは「におい」じゃなく「匂い」だなぁ、と。
なんだか久々に抱いた感覚で、新鮮な体験でした。
こういう感覚が新鮮、となっているあたりが、悲しい現代人、ですが。
「土」系は正直ニガテ多し、な私ですが、なんだかこう、やっぱり自然に、土に根付いた香りは生きている、力を持っている、
作り出したいい香り、表面上の美しい香り、均質な香り、とは違う、
ひきつける何かを持っている、そんなことをふと、思いました。
最近の除菌・消臭・さまざまな香りづけ、のブーム、
ありとあらゆる商品が、次々に世に出され消えていく、
また生み出されて…次々に消費されていく、
とめどを知らないその流れには、やはり行き過ぎな感がします。
たしかに清潔であること、は必要とされるし、マナーでもあるし、喜びを与えてくれるものだけれど、過敏すぎる、世界全体をクリーンルーム化する気か??みたいな商品の宣伝、菌の存在をあおるかのように言い立てるものには、逆に気持ち悪さを感じてしまいます。
季節ごとに販売される香りも謎。
梅、すずらん、桜…この辺はまだしも、
お日さま、ラムネ、雪、紅葉…
もう元のにおいがどんなんだっけ???みたいな商品があふれまくり。
まぁ、なんとなく、そういうところだけでも季節感を得たくなる、
どうせ消耗する品だから、目先が変わると楽しい、
そういう心理に付け込んで、だとは思いますが、
何だかあまり美しくない、
いくら気持ちの良い、鼻に心地よい香りでも、きらきらしたもの、命は感じられない、
はっとさせるような力はない「におい」のような気がします。
匂い、と言うと「香水」も思い浮かびますが、
私は香水も瓶に入っている状態、では未完成、だと思うんです。
生きた花や果実や、そうしたものから抽出され、美しくブレンドされているけれど…。
やはり生きた人に身につけられて、
その人の持つにおいと、立ち居振る舞い、姿、すべての要素と一緒になって、
それぞれ違う形の香りとなって、命を吹き込まれ、完成するのではないかと思います。
だから、完全に消臭した体に身につけても、
ロボットにいかに魅力的な香水をふりかけても、
悲しい、どこか未完成な香りのまま。
ただふりかけた、強いだけの香水の香りにも、似たように悲しさを感じます。
もちろん、マナー上、の品のなさも加わるせいも大いにあるかとは思いますが。
匂い。
現代はすごく敏感なようでいて、すごく鈍感になっている、
たくさんの生きたにおい、自然存在していた多様なもの、力強さ…
それらを忘れてきてしまっている、感じることを忘れてしまっている、
そんな気がしました。
ま、こんなことを思うのは少々私が小さなことに敏感になっている、疲れているのかもしれないのですが
まぁ、感じて考えるのは悪くない、
そういうことを、まったく感じられなくなるよりは、ちゃんと自分らしくて、いっか
と思ったりしています。
今日のレシピです
・鴨肉と鶏内臓のタルト仕立て ベリーソース …①
・アスパラガスとまいたけのソテー ポルチーニ風味 …②
①の作り方
1 付け合わせを作る。胡瓜と黄ピーマン、人参を細切りにして塩でもむ
2 鶏レバーはハートをはずしてきれいに掃除し、細かく切って水にはなして、中に入った血などもきれいにのぞく
3 2をオリーブオイルでソテーし、ブランデーを注ぐ。フランベして取り出す
4 塩、セージ、こしょう、白ワイン、生クリーム、バターとともに3をフードプロセッサーにかけ、レバーペーストを作る
5 2でのぞいておいたハートをスライスして塩こしょうし、さっと炒めて取り出しておく
6 クラッカーを細かく砕き、牛乳、とかしバター少々と合わせてひとまとめにし、型に敷き詰めてオーブンで焼く
7 焼きあがって荒熱がとれた6に5を並べる。その上に4のペーストの半量を流し、ピスタチオ、カシューナッツなどのナッツ類を並べ、残りのペーストを上から流しいれて表面をならす
8 7をアルミホイルで覆って、オーブンでじっくりと焼き上げる
9 型をはずしてスライスしたスモークドカナール(鴨肉のスモーク)を並べる
10 イチゴジャムと赤ワインを煮立たせ、軽く水溶きコーンスターチでとろみを足してソースにする
11 付け合わせとともに9を皿に盛り、10のソースを飾って出来上がり
②の作り方
1 アスパラガスは根元付近のかたい部分はしっかりと皮を取り、斜めにスライスする。まいたけは適宜さばく
2 ポルチーニクリームと、ポルチーニオイルを鍋に入れて弱火で炒め、香りを立たせる
3 香りが立ってきたら、塩をくわえ、1のアスパラのかたい部分から順に加えて炒めていく
4 まいたけも加えて炒める
5 味を見て整え、白こしょうで仕上げる
あまりものとお安い鶏の内臓で、ワインに合うこんな料理に変身させてみました☆
美味しそう、と思っていただけたら、こちら、クリックで応援いただけるとうれしいです♪
コメントも大歓迎。
今日も長々とお付き合いくださって、ありがとうございました
こんなブログですが、よろしければお気軽に残していってくださいね
それでは