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今日は旧暦で元旦。
だからどう、って何もないのですが(苦笑)
これで自然とともに生きた人々、その世界、そこにおける暦…旧暦の上でも新年ということで、なんとなくそう聞くと、歴史に思いをいたす気持ちとともに、改めて気が引き締まる思いというか。。。
上手く表現できないけれど、そんな気持ちがする週の始まり、月曜日です。
そんな今日、1月26日は文化財防火デーという記念日でもあるのだそうです。
私も初めて知ったのですが、
文化財を火災・震災その他の災害から守るとともに、日本国民の文化財愛護思想の高揚を図る目的で、1955年(昭和30年)に当時の文化財保護委員会(現在の文化庁)と国家消防本部(現在の消防庁)が制定した記念日なのだそうです。
ま、目的は分かりますが、なぜそれが今日なのか。
1949年(昭和24年)1月26日早朝、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂で火災が発生し、堂内の壁画の大半が焼損。
壁画は長年、自然災害や兵火にも遭わず飛鳥時代の芸術を伝えてきたもの。
そればかりでなく、同年2月には愛媛県の松山城の筒井門等3棟が、
6月には北海道の松前城の天守等2棟が焼失。
半年の間に3件の国宝(当時)が火災に。
これらの事件は、当時の国民に大きなに衝撃を与えるとともに、海外からも貴重なものとしての取り扱いがなっていないのではないかという非難が集まるなどし、
火災などの災害から文化財を保護する必要性について議論が高まって、1950年(昭和25年)には文化財保護法が制定されることに…と。
ま、そういう大きな意味をもった法隆寺の火災の日であり、そしてこの時期ただでさえ年間の中でも火災が多くなる時期なので…ということから、定められた記念日のようです。
なるほどね…
それまでは文化財を特別に保護という発想はあまりなかった、
それはそうした余裕がまだ世の中になかった、
貧困から脱し、経済成長一辺倒の時代だった、ということでもあり、
文化財が特別視されなくとも、生活の中で自然と守られてきた、
人々が生活する世界の中に自然と息づいて伝えられてきた、ということでもあり…
そう考えると、守る意識が生まれたこと、愛護思想が高揚されてきたことは喜ぶべきことでもあると同時に、
それを高らかに叫ばなければならなくなった悲しさも感じずにはいられません。
もちろん、守らなくてよい、放っておけばいい、と言っているわけではなく、その時代にあった守り方、受け継ぎ方をしていくことが必要とされていることだと私も思うのですが、
例えば建築物ならうわモノだけ守って意味がある、そのままの形をただひたすら追い求め復元、愛護…
それはなにか違う気がするのです。
土地、空気、人々の息づかい。。。
すべての中にあってひとつの芸術として初めて完結する、ともにあって、利用されて、そういう意味での愛され方をして、モノとして意味がある。
変わってゆく空気をただじっと見守り続ける建造物、
声を発することはないけれど、影響を与えあって、生活の中に生きてこそ、貴重な文化、生きた文化、輝く文化、重ねる歴史…
今の視点で貴重とされるものを、オーバーなほどに守りたて、飾り立て、ありがたがって人が集う、
なんだか違和感を感じてしまいます。
そしてそれによって増える心ない人に痛めつけられることがあればなおさら…。
ま、そうした一部の非難さるべき行為は別にして、騒ぎ立てる、過保護的な守り方や取り上げ方に関しては、それが今の時代の空気なわけで、
それとともに生きるのもまた伝統の変貌し続けるかたちであり、
いかに人間が短いスパンで態度を変えようとも、静かにそれを見守り続ける、
それがいかにも太古から息づいてきた文化財の姿、そこに流れるとき、というものなのかもしれませんが。。。
こう考えると、なんとなく、環境問題とも近いものがありますね。
今見えている科学、知見で大騒ぎする人間、
その身勝手な行為にも静かにそこにたたずむ、人を包み込む世界。
長き時にわたって人間を見つめてきたものたち。
今の人間が生きている時間とは全く違う、大きくゆったりと流れて行く時間がそこには流れていて。。。
でも、確実にこれまでの人間の所作によって、
豊かさを求め、ただひたすらに邁進してきた、技術を進化させてきた人間によって、
これまでのレベルでは考えられなかったようなたぐいの傷を負い、それが広がってきている…
ともに生きるために、
その悠久の時を、次の世代からも悠久と感じられるものにするために、
人知と努力を注がねばならない…
そうすることが、自然のため、もののため、と言いつつ、実は一番人間自身のため、その本当に豊かな生のため。。。
そういうものなのではないかな、と思います。
法隆寺といえば奈良県で。
奈良観光大使、な剛君ですから、ついちょっと気になってこんな記念日にも目が止まってしまったわけですが、(^_^;)
そこから展開して、の感じること、思うこと、でした。
今日のレシピです
・牛肉のタリアータ バジルとバルサミコのソース …①
・百合根とドライフィグ、セロリとサラミの前菜 …②
・カリフラワーのカリカリレンズ豆ソース …③
①の作り方
1 バジルと松の実、にんにく、塩、ペコリーノロマーノ、オリーブオイルをフードプロセッサーにかけ、ペースト状にする
2 バルサミコ酢は煮詰めてソースとする
3 サラダ菜を盛りつける
4 牛肉はさっとソテーし、塩こしょうをする
5 2種のソース、肉を盛りつけ、おろしたペコリーノロマーノと松の実を散らす
②の作り方
1 セロリはスライスする。百合根はばらばらに一片ずつはがす
2 ドライフィグはスライスして、軽く湯で戻す
3 オリーブオイルで百合根と2を炒める
4 戻し汁と白ワインを加え、炒め煮にする
5 煮詰まったら、塩こしょうをして、セロリとサラミを加え、火を止める
6 器に盛って出来上がり
③の作り方
1 オレンジカリフラワーは歯触りを残して蒸す
2 レンズ豆をバターとオリーブオイルでじっくり炒める
3 塩こしょうと乾燥バジルを加え、豆がパリパリになって香ばしい香りがしてきたら火を止める
4 1を器に盛って、3をたっぷりとふりかける
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それでは
今日は旧暦で元旦。
だからどう、って何もないのですが(苦笑)
これで自然とともに生きた人々、その世界、そこにおける暦…旧暦の上でも新年ということで、なんとなくそう聞くと、歴史に思いをいたす気持ちとともに、改めて気が引き締まる思いというか。。。
上手く表現できないけれど、そんな気持ちがする週の始まり、月曜日です。
そんな今日、1月26日は文化財防火デーという記念日でもあるのだそうです。
私も初めて知ったのですが、
文化財を火災・震災その他の災害から守るとともに、日本国民の文化財愛護思想の高揚を図る目的で、1955年(昭和30年)に当時の文化財保護委員会(現在の文化庁)と国家消防本部(現在の消防庁)が制定した記念日なのだそうです。
ま、目的は分かりますが、なぜそれが今日なのか。
1949年(昭和24年)1月26日早朝、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂で火災が発生し、堂内の壁画の大半が焼損。
壁画は長年、自然災害や兵火にも遭わず飛鳥時代の芸術を伝えてきたもの。
そればかりでなく、同年2月には愛媛県の松山城の筒井門等3棟が、
6月には北海道の松前城の天守等2棟が焼失。
半年の間に3件の国宝(当時)が火災に。
これらの事件は、当時の国民に大きなに衝撃を与えるとともに、海外からも貴重なものとしての取り扱いがなっていないのではないかという非難が集まるなどし、
火災などの災害から文化財を保護する必要性について議論が高まって、1950年(昭和25年)には文化財保護法が制定されることに…と。
ま、そういう大きな意味をもった法隆寺の火災の日であり、そしてこの時期ただでさえ年間の中でも火災が多くなる時期なので…ということから、定められた記念日のようです。
なるほどね…
それまでは文化財を特別に保護という発想はあまりなかった、
それはそうした余裕がまだ世の中になかった、
貧困から脱し、経済成長一辺倒の時代だった、ということでもあり、
文化財が特別視されなくとも、生活の中で自然と守られてきた、
人々が生活する世界の中に自然と息づいて伝えられてきた、ということでもあり…
そう考えると、守る意識が生まれたこと、愛護思想が高揚されてきたことは喜ぶべきことでもあると同時に、
それを高らかに叫ばなければならなくなった悲しさも感じずにはいられません。
もちろん、守らなくてよい、放っておけばいい、と言っているわけではなく、その時代にあった守り方、受け継ぎ方をしていくことが必要とされていることだと私も思うのですが、
例えば建築物ならうわモノだけ守って意味がある、そのままの形をただひたすら追い求め復元、愛護…
それはなにか違う気がするのです。
土地、空気、人々の息づかい。。。
すべての中にあってひとつの芸術として初めて完結する、ともにあって、利用されて、そういう意味での愛され方をして、モノとして意味がある。
変わってゆく空気をただじっと見守り続ける建造物、
声を発することはないけれど、影響を与えあって、生活の中に生きてこそ、貴重な文化、生きた文化、輝く文化、重ねる歴史…
今の視点で貴重とされるものを、オーバーなほどに守りたて、飾り立て、ありがたがって人が集う、
なんだか違和感を感じてしまいます。
そしてそれによって増える心ない人に痛めつけられることがあればなおさら…。
ま、そうした一部の非難さるべき行為は別にして、騒ぎ立てる、過保護的な守り方や取り上げ方に関しては、それが今の時代の空気なわけで、
それとともに生きるのもまた伝統の変貌し続けるかたちであり、
いかに人間が短いスパンで態度を変えようとも、静かにそれを見守り続ける、
それがいかにも太古から息づいてきた文化財の姿、そこに流れるとき、というものなのかもしれませんが。。。
こう考えると、なんとなく、環境問題とも近いものがありますね。
今見えている科学、知見で大騒ぎする人間、
その身勝手な行為にも静かにそこにたたずむ、人を包み込む世界。
長き時にわたって人間を見つめてきたものたち。
今の人間が生きている時間とは全く違う、大きくゆったりと流れて行く時間がそこには流れていて。。。
でも、確実にこれまでの人間の所作によって、
豊かさを求め、ただひたすらに邁進してきた、技術を進化させてきた人間によって、
これまでのレベルでは考えられなかったようなたぐいの傷を負い、それが広がってきている…
ともに生きるために、
その悠久の時を、次の世代からも悠久と感じられるものにするために、
人知と努力を注がねばならない…
そうすることが、自然のため、もののため、と言いつつ、実は一番人間自身のため、その本当に豊かな生のため。。。
そういうものなのではないかな、と思います。
法隆寺といえば奈良県で。
奈良観光大使、な剛君ですから、ついちょっと気になってこんな記念日にも目が止まってしまったわけですが、(^_^;)
そこから展開して、の感じること、思うこと、でした。
今日のレシピです
・牛肉のタリアータ バジルとバルサミコのソース …①
・百合根とドライフィグ、セロリとサラミの前菜 …②
・カリフラワーのカリカリレンズ豆ソース …③
①の作り方
1 バジルと松の実、にんにく、塩、ペコリーノロマーノ、オリーブオイルをフードプロセッサーにかけ、ペースト状にする
2 バルサミコ酢は煮詰めてソースとする
3 サラダ菜を盛りつける
4 牛肉はさっとソテーし、塩こしょうをする
5 2種のソース、肉を盛りつけ、おろしたペコリーノロマーノと松の実を散らす
②の作り方
1 セロリはスライスする。百合根はばらばらに一片ずつはがす
2 ドライフィグはスライスして、軽く湯で戻す
3 オリーブオイルで百合根と2を炒める
4 戻し汁と白ワインを加え、炒め煮にする
5 煮詰まったら、塩こしょうをして、セロリとサラミを加え、火を止める
6 器に盛って出来上がり
③の作り方
1 オレンジカリフラワーは歯触りを残して蒸す
2 レンズ豆をバターとオリーブオイルでじっくり炒める
3 塩こしょうと乾燥バジルを加え、豆がパリパリになって香ばしい香りがしてきたら火を止める
4 1を器に盛って、3をたっぷりとふりかける
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