Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

夏休み読書月間 (5) 物質から情報へ

2005-08-02 | IT
 本書はMITのマルチメディアに関する研究所: Media Lab の創設者であり,現在 Chairman を務める ニコラス・ネグロポンテ教授 による,エッセイである.1993-94年ごろに,米国の情報通信メディア雑誌 WIRED に書かれ,1995年に出版された内容だが,あまり古さを感じさせない.

 技術の流れだけでなく,現在および未来の「デジタル・ライフ」について考える上で,とても示唆に富んだ内容である.

 また,ITに関係ない仕事をしている人でも,何らかの形で普段コンピュータやインターネットを使っている人には,読み物として,広くオススメできる.



ビーイング・デジタル - ビットの時代 新装版
ニコラス・ネグロポンテ(著) 西和彦(監訳)
アスキー

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夏休み読書月刊 (4) アーキテクトとプログラマーの哲学

2005-08-02 | Software
 ソフトウェアの技術は,その多くが人間の頭の中から生み出されたものであるため,非常に属人的なものである.
 そのため,「誰がそれをデザインしたのか?」「誰がそれをプログラミンングしたのか?」という情報は非常に重要である.

 著名なソフトウェア・アーキテクトやプログラマーの場合,彼らの普段の言動やその発言等の行間から,その人のコンピュータやソフトウェアに対する哲学やスタイルを学ぶことができる.
 そのため,そのアーキテクトやプログラマーのインタビューなどを含んだ記事や解説は一般向けの読み物として楽しめるだけでなく,技術的な資料としても重要な情報である.
 
 そういう意味で以下の2冊は,これから,ソフトウェアについて学ぶ人も,すでにプログラミングはしているが,設計や開発についてまだ経験の浅い人にオススメできる.


あなただけができることをやりなさい ソフトウェア界の偉人23人の名言集

翔泳社

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*年号やシステムの仕様にかかわる数字には,一部校正もれがあるのがおしい.


実録!天才プログラマー

アスキー

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