Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

夏休み読書月間 (11) 英語となかよく

2005-08-08 | Education
 元,朝日ウィークリー編集長,朝日新聞社国際本部副部長などをつとめられ,翻訳家でもある,高橋茅香子さんによる,実践的英語学習法のエッセイ.
 「英語を専門として勉強してこなかった」筆者の「どんなふうに英語を勉強したか」という問いに対する回答であるらしい.

 筆者はあとがきで,『「英語が苦手」という人にこの本をささげたい.』という.「英語となかよくなりたい」すべての人にオススメ.



英語となかよくなれる本
高橋茅香子
文藝春秋

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Jason's Profile なりたかった職業と実際の仕事

2005-08-08 | Profile
 最近は,子供に「将来何になりたいか?」「どんな職業につきたいか?」を聞いても,はっきりと,自分の夢を語れない子が多いらしい.

 私は,子供のころから,比較的はっきりとした「職業に対するイメージ」があった.父親は日本料理の調理師であり,叔父が大学教授(法学)をしていたので,「プロ」とか「専門家」とか呼ばれる職業を目指していた.


 1) 幼年期から小学校低学年: 医師とくに脳神経外科
 第一の理由は,交通事故で頸椎損傷の重症を負った伯母がみじかにいたこと.次に幼年期に米国のTVドラマ:ベン・ケーシーをよく見ていたこと.

 2) 小学校高学年:  造船技師
 医師になるには,小学校時代からとても沢山勉強して準備する必要があることがわかり,あっさりと当初の希望は断念した.
 乗り物の中でなぜか船が好きで,船を設計する人になろうと考えていた.
 のちに,流体力学を専攻することになるのは,このころの志向が関係しているかもしれない.

 3) 中学校から高校: 自動車設計者
 いつのまにか,すこしづつ興味の対象が船から自動車に変わっていた.よりみじかな機械としての自動車に強い興味があった.
 高校時代,数学の成績は悪かった.大学は機械工学専攻を目指すと決めていた.
 (社会科学的な勉強にも興味があった.文系はある程度の年齢になってからでも勉強できるはずだが,それに対して,理工系の勉強は若いうちに習得する必要があると考えていた.)
 高校のころから,専門雑誌などの購読量が増加する.

 4) 大学から大学院: 機械工学からコンピュータシミュレーションへ     
 ゼミは内燃機関の研究室,卒論は機械工作の研究室で超音速流体関係だった.
 4年生のとき,自分のパソコン(8bit: FM-7)を購入しコンピュータシミュレーションから,コンピュータやソフトウェアそのものに興味を持つようになった.
 機械だけでなく,建築や電気科の講義も受講した.
 修士論文は,パソコン(FM-7/OS-9/Basic09)上での流体の数値シミュレーションについてまとめた.
 就職は,数値解析やソフトウェア開発などをしている,小さなソフトウェアハウス兼シンクタンクのような会社だった.

 5) シミュレーション,CAD/CAE,UNIX/RISC,開発技術リーダ
 最初の会社では,数値解析の仕事はほとんどさせてもらえず,主にCAD/CAEなどのエンジニアリング系のソフトウェア開発をミニコンやUNIX上で行った.UNIXそのものとソフトウェア開発における工学的アプローチに興味を持つようになった.
 年収の10%以上を本の購入に当てるようになる.(このあと5-6年ほどはこれがつづく)
 学術的には,大学の研究生として温泉のシミュレーションの研究に参加した.
 シリコンバレーのベンチャー企業にヘッド・ハントされ,その日本法人でUNIXとRISCアーキテクチャそのものを扱うシステム・エンジニアとなった.
 UNIXの最新技術,RISCアーキテクチャ,テクニカル・マーケティング,ライセンス・ビジネス,シリコンバレー・スタイルのビジネスについて実践的に学んだ.基本ソフトウェアの国際的標準化活動にも参加した.また,コンピュータ関係の技術雑誌への寄稿をおこなうようになった.
 日米合弁のソフトウェア会社にうつり,システム・コンサルタントとなった. 
 UNIX上での金融アプリケーションの技術リーダーを務めた.ある程度規模の大きいシステムの設計や,プロジェクト・マネジメント等について経験した.
 
 6) コンサルタント,経営者,研究者
 1992年,現在の勤務先の創業に参加.ソフトウェア設計/開発,情報システムの構築,プロジェクト管理,コンサルテーションなどを行う.1999年から技術部門の取締役となる.知人と,日米にサイドビジネスの会社を設立し取締役を務める.
 ソフトウェア工学への興味が強まり,ソフトウェア設計開発支援システムの開発プロジェクトを発案し,基本設計などを行う.また,それに関連する単行本の執筆,監修なども行う.
 仕事の傍ら,2001年より博士課程で研究をはじめ,2005年に機械,自動車交通,エネルギーの学際的研究で博士号を取得する.(結局,中学/高校時代に一番興味があった,自動車に関連する分野で,博士号をとったことになる.)

 7) 知識経営,技術経営,心理学,認知科学...
 ビジネス的には,知識経営,技術経営や,心理学,認知科学の応用に興味がある.
 また,世の中には複数の博士号をもつ人がけっこういるので,情報系のテーマで2つ目の博士号を狙っている.
コメント (2)
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Jason's Profile 影響を受けた人々 (1)

2005-08-08 | Profile
 伝記,作品,著作その他から,様々な影響を受けた人々.
 
 *仕事上で直接接点があった人.
 @面識がある人.



科学者,哲学者,芸術家
 レオナルド・ダ・ビンチ (Leonardo da Vinci)
 ガリレオ・ガリレイ (Galileo Galilei)
 ルネ・デカルト (Rene Descartes)
 フランシス・ベーコン (Francis Bacon)


技術,自動車
 フェルディナンド・ポルシェ (Ferdinand Porsche)
   設計技師,機械技術者,ポルシェ創業者
 ボール・フレール (Paul Frere)
   自動車評論家,ジャーナリスト,レーサー
 トーマス・エジソン (Thomas Alva Edison)
   電気技術者,発明家,起業家,GE創業者


コンピューター,ソフトウェア
 スキップ・ストリッター (Edward Skip Stritter) *
   コンピュータ・アーキテクト,MC68000とMIPSのアーキテクト,MIPS創業
 スティーブ・ワラック (Steve Wallach) @
   コンピュータ・アーキテクト,DG MV4800の主任アーキテクト,Convex創業者
 シーモア・クレイ (Seymour Cray)    
   コンピュータ・アーキテクト,Cray Reaserch創業者
 ジョン・ヘネシー (John Hennessy) @
   計算機科学者,コンピュータ・アーキテクト,MIPS創業者
 ジョン・マーシー (John Mashey) *
   ソフトウェア・アーキテクト,MIPSアーキテクチャに関与,コンサルタント
 ブライアン・カーニハン (Brian W. Kernighan)
   計算機科学者,「プログラミング言語C」の共著者,「プログラム書法」の共著者,AWKのK
 ビル・ジョイ (William N. Joy) @
   計算機科学者,BSD系OS開発者,Sun Microsystemsの創業者
 カーク・マクージック (Marshall Kirk McKusick) @
   計算機科学者,BSD系OS開発者,コンサルタント
 デニス・リッチー (Dennis MacAlistair Ritchie) @
   計算機科学者,UNIXの開発者,C言語の開発者
 ケン・トンプソン (Kenneth Thompson)
   計算機科学者,UNIXの開発者
 ピーター・ワインバーガー (Peter J. Weinberger) @
   計算機科学者,AWKのW
 J.P プラウガー (P.J. Plauger)
   計算機科学者,コンサルタント,「プログラム書法」の共著者
 B.J コックス (Brad J. Cox)
   計算機科学者,Objective-Cの開発者
 バートランド・メイヤー (Bertrand Meyer)
   計算機科学者,Eiffelの開発者
 ニクラス・ビルト (Niklaus Wirth)
   計算機科学者,Pascal,Modula,Modula-2の開発者

   
 
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