Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

夏休み読書月間 (16) 認知科学への招待

2005-08-15 | Cognitive Sc
  きさらぎけいすけ氏の 8/14 の blog に「ユビキタスネットワーク -- 活かすも殺すも人次第」という記事があった.
 『「客に対する気配り」が無ければ、ユビキタスなネットワークも活かされないだろう』というのは,全くおっしゃるとおりだ.

 システムの設計において「ユーザへの気配り」を充実させるためには,思いやりと心理学や認知科学の知識が不可欠なので,設計者への教育カリキュラムから見直す必要があると考えている.

 個人的にも,システム設計における,認知科学的アプローチに興味があり,参考書を集めている.この土曜日にも,Amazon から,3冊届いた.
 本書は,そのうちの一冊.日本を代表する,各分野の専門家19名による,初学者向けの認知科学ガイドブックである.

 「気配りのある設計」に興味のある人へオススメ.



認知科学への招待―心の研究のおもしろさに迫る
大津 由紀雄, 波多野 誼余夫 (編集)
研究社

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日航は失敗から学んだか?

2005-08-15 | Mech Eng
  JALウェイズ機のエンジントラブル のニュースをみると,純粋に機械技術者,システム設計者の視点でみても, 20年前の日航123便の事故 の教訓はどこに活かされているのだろうか?と考えざるを得ない.
 どうみても,何かがおかしい.

 日本航空の技術陣,経営陣のコメントを是非聞いてみたいところだ.
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夏休み読書月間 (15) 思いを伝える手法

2005-08-15 | Business
  8/3 の blog で『なぜ「話」は通じないのか ―コミュニケーションの不自由論』を紹介した.
 これも,2週間ぐらい前に Amazon から届いていた,同じコミュニケーションをテーマにした本.しかし,今月は「読書月間」なのでいつもよりも色々乱読していうて,まだ,読み終わっていない.

 本書は,ハーバード大学のビジネス・スクールで使われている「マネジメント・コミュニケーション」の教科書の翻訳.こんなことまで,テクニックとして大学院で教えるんだ...という感じである.
 日本の大学では,やっと数年前から「テクニカル・ライティング」を教えるところがでてきているが,「テクニカル・コミュニケーション」や「マネジメント・コミュニケーション」は,まだほんの一部でしか取り上げられていない.
 本書は,経営的な場面だけでなく,色々と参考になる.


 「自分の思いが受けてにうまく伝わらないことが多い」と思う方にオススメする.


ハーバードで学ぶマネジメント・コミュニケーション―原則・応用・手法
マイケル・E・ハタズリー,リンダ・マックジャネット
生産性出版

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 *最近は,「受けて」側への教育的指導も重要だと感じている.
  どなたか,良い参考書ご存知ありませんか?

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