Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

SEA & FSIJ 合同フォーラム (8/24) のお知らせ

2005-08-09 | Software
              開 催 案 内

            SEA & FSIJ 合同フォーラム
     ~開発最前線シリーズ: 「プロジェクト多すぎ問題」と闘う~

                主催
          ソフトウェア技術者協会(SEA)
       フリーソフトウェアイニシアティブ(FSIJ)


    ***************** 開 催 要 領 *****************

1. 日時: 2005年8月24日(水曜日) 18:30 ~ 20:30

2. 場所: 東京都体育館 第四会議室
 〒151-0051 東京都千駄ヶ谷1-17-1
 http://www.tef.or.jp/tmg/
 (注意)会場の場所は右側に植込があるゆるやかなスロープを降り半地下の
 入口から入った奥の方になります。
 http://www.tef.or.jp/tmg/data/mapn.gif のトレーニングルーム
 健康体力相談室、サブアリーナ 入口とかいてある所からが下りスロープ
 で、研修室と書かれているのが会議室です。

 交通:
  *JR中央・総武線各駅停車* 千駄ヶ谷駅より徒歩1分
  *地下鉄大江戸線* 国立競技場駅より徒歩3分(A-4出口)


3. 講演内容

・テーマ: 「プロジェクト多すぎ問題」と闘う

  話者: 大和 正武 (Red Hat)

 オープンソース開発が普及した結果、Eric. S. Raymond氏が述べたオープンソース開発の前提「目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない」が成立しなくなるケースが増えた。開発者の数に対してプロジェクトが多すぎるため、プロジェクトを開始しても「目玉の数」が増えないのである。

 本講演では、まずオープンソースの発展においてプロジェクトが多すぎることがいかに深刻な問題かを説明する。この問題を「プロジェクト多すぎ問題」と呼び、この問題を克服するための4つのアプローチ「リクルーティングソース」、「カテゴリーディストリビューション」、「プログ」、「カテゴリーレビュ」を提案する。特に「リクルーティングソース」については、XTLAというソフトウェアの開発で実践し成功を収めたので、詳しく説明する。

4. 参加費:
 SEA会員(正/賛助)、及びFSIJ会員(正/賛助) 1,000円、
 OSSAJ会員(正/賛助) 、JLA会員 1,000円
 一般 2,000円 (釣銭のないようにお願いします)

5. 定 員: 30 名 (先着順に申込みを受付け、定員になり次第、締切)

6. 申込み方法:下の申込用紙に必要事項をご記入の上、
 SEA SIGOSS 事務局 <sea-sigoss-office@media.osaka-cu.ac.jp>まで
 E-Mailでお申込みください。
 申込受付後のキャンセルは、原則としてお断りします。

 尚、満員でお断りするなどの事情がない限り、こちらから参加申込の確認
 等のご連絡を差し上げることはありません。

7. 今後のスケジュール
 SEA & FSIJ 合同フォーラムは毎月開催しております。9月は大阪で開催の
 予定です。

 予定日時: 9月23日

......................................................................
To: SEA SIGOSS 事務局 <sea-sigoss-office@media.osaka-cu.ac.jp>
Subject: [参加申込]SEA & FSIJ Forum (Aug. 2005)
--------------------
SEA & FSIJ 合同 Forum (Aug. 2005) 参加申込書

※氏名(ふりがな): ( )
所属:
連絡先郵便番号:
連絡先住所:
※Tel:
Fax:
※E-Mail:
※種別(該当欄を黒四角(■)に変更してください):
  □ FSIJ会員(正/賛助) (会員No. )
  □ SEA会員(正/賛助) (会員No. )
  □ OSSAJ会員(正/賛助) (会員No. )
  □ JLA会員
  □ 一般
先頭に"※"がある項目は必須項目です。他はオプショナル項目です。
......................................................................
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏休み読書月間 (12) ソフトウェア工学,システム工学,経験的観察

2005-08-09 | Software
 本書は,コンピュータ・エージ社から発売される,新しいソフトウェア工学の教科書である.
 # 先週の金曜日,勤務先の社長のところに出版社からサンプルが一冊届いた.
 # 私は Amazon.co.jp に予約注文済みたがまだ届いていない.

 472ページに小さな書体でびっしりという感じで,この分野の日本語で書かれた本としては,久々の「大物」である.英語版は2003/05/08の発売.

 英語版は以下書名で,
 "A Handbook of Software and Systems Engineering: Empirical Observations, Laws and Theories"
 「エンピリカルアプローチ」の元の英文は,直訳すると「経験的な観察」である.

 目次は,以下のとおりであり,要求定義から,設計,構築,検証,導入,保守,計測,実験,経験的な研究までを広くカバーしている.特に10章は,他のこのタイプの本ではあまり言及されない特徴的な部分であると思う.

  第1章 入門
  第2章 要件定義、プロトタイピング、およびモデリング
  第3章 システム設計と仕様
  第4章 システム構築と構成
  第5章 妥当性検査と静的検証
  第6章 テストと動的検証
  第7章 システム製造、配布、および導入
  第8章 システム管理、進化、および保守
  第9章 プロジェクト管理とビジネス分析
  第10章 ユーザスキル、モチベーション、満足度
  第11章 テクノロジ、アーキテクチャ、および企業能力
  第12章 計測、実験、およびエンピリカルな研究
  第13章 結論と課題

 筆者の 一人 Albert Endres は,元IBMのエンジニアで,ドイツの ミュンヘン工科大学 の教授も務めた.もう一人の Dieter Romabch は,ドイツの フラウンホーファー実践的ソフトウエア工学研究所(IESE) の部長である.


 本格的にソフトウェア工学を学びたい人,復習したい人にオススメの一冊.



ソフトウェア工学・システム工学ハンドブック―エンピリカルアプローチによる法則とその理論
Albert Endres, Dieter Rombach (著), 吉舗 紀子 (翻訳)
コンピュータエージ社

このアイテムの詳細を見る

  
 # それにしても,この手の本で,日本人の書き下ろしのものが少ないのはなぜだろう?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする