OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

ゆり丸 発見!(2008年6月父島で)

2009年03月18日 | 硫黄島・小笠原村
帰りの父島に寄っている日に、
港内にいた、「ゆり丸」を発見して、写真撮りました。

2008年の、訪問の直前に、
偽情報に惑わされてしまい、
「父島から硫黄島が今年は ゆり丸か(?)」という
記事を出してしまった、あの ゆり丸です。

あの時は、
母島から父島に来る方たちが、ゆり丸に乗ってきました。
母島-父島航路の、「ははじま丸」の、
ドック入り点検の時の代船として、ちょうど、
ゆり丸 が使われていた時期でした。

昨年、Web検索などで ゆり丸 について調べたのですが、
船舶・客船ファンの中では、なかなか乗れない希少価値が高い
マニア垂涎の船であるらしい、ことを知りました。

「代船」として使われる船なので、よほど、タイミングが
合わないと乗れる機会がないということのようでした。

おが丸と比べると、なんとも、小さくて頼りなさげでしたが、
この撮影した日はちょうど、ピンチヒッター ゆり丸
レギュラーの ははじま丸への 交代の日だったようです。

話題にした実物を見ることができて、愛着がわいて
嬉しかったです。
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南島 2008(2)

2009年03月18日 | 硫黄島・小笠原村
写真は2008年の6月に撮影した、
南島のヒロベソカタマイマイ化石です。

1日に上陸できる観光客数が制限されている南島、
ツアーのコンダクターの方から、
「この島にあるものは、持ち帰らないように。」と、
特にこの化石については、
かなり徹底した厳しい注意がされます。


2007年の6月に行った時には、
「これだけ数がたくさんあるのだから、
この程度の人数の観光客が一人、数個、持ち帰っても
大きな影響はないのでは。」ぐらいに思いながら
浜にあるこの貝の化石を眺めていました。

今は、「なぜ、決して、持ち帰っていけないのか。」
観光客の誰かが「一つぐらい。」と持ち帰ってしまうと
何が起きるからか、という、持ち帰り厳禁の理由が、
私には、はっきりと分かります。

ここには、その理由は書きませんが、
これから、南島を訪問する観光客の方々、
絶対に、南島からこの化石を持ち帰らないで下さい。

南島、この化石についての、
URLの小笠原観光協会のホームページのURLは

http://www.ogasawaramura.com/Minamijima/Minamijima.html

です。


2007年の6月にしなかったことで、
2008年に初めてしたことを、
・父島での釣り
・レンタル(運転免許を取ってからは初めて乗る)50ccスクーターでの父島ツアー
と紹介してきました。

もう一つが、
パパヤ号でのツアーの、南島の次の目的、兄島海中公園での
シュノーケリングです。

2007年の時には、同じツアーで同じ兄島海中公園に行きましたが、
船上からシュノーケリングをしている他の皆さんを見ているだけでした
(泳ぎ、水が苦手なため)。

2008年には、一念発起して、挑戦しました。
注意をされたとおりに、船の方向は分かるように確認し
あまり船から離れないように海面に浮かんで、海中観察をしました。

珊瑚の棚でした。

手が届きそうな場所を色とりどりの魚たちが泳ぐので、
思わず、海中で、魚をつかむ、手の動きをしてしまいます。
「捕まえられる」と思ってしまうほど、近くを大小もさまざまな
魚たちが泳ぐ様子を堪能しました。
また、行ってあの海中を見たいです。



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南島 2008(1)

2009年03月18日 | 硫黄島・小笠原村
2008年の6月の、硫黄島墓参帰島の行きと帰りに寄った
小笠原村父島についてのことを、年が明けて春も近づいた今頃になって、
書いています。すいません。

行きの父島では、釣りと、レンタル・スクーターで島内を
回った様子は、お伝えしました。

硫黄島での一泊二日を終えた帰りの父島では、
2007年にも参加したのと同じ
PAPAYAの「出港前の半日コース
ドルフィンスイム&ウォッチング 南島上陸 兄島海中公園」に参加しました。
もう1度、南島を見たかったし、2008年が初の父島の同行者二人もいたからです。

南島に向かうまでのドルフィンスイム、
私は、泳ぎが苦手なので、パパヤ号船上から、シャッターチャンスを狙いました。
パパヤ号船長は、双眼鏡でイルカを探し、トランシーバーで、
三日月山展望台から探しているスタッフ(「スクーターで父島ツアー」の
記事で報告したドルフィン・ウォッチをしているスタッフの人)の報告を
受けながら、船をイルカの群れに近づきます。
イルカの動きが速いので、なかなか、イルカがちょうど近くに
いる時に、泳ぐ人たちが船尾のタラップから海中に入るタイミングを
合わせるのが、大変そうでした。


それから、
1日に上陸できる観光客の人数を制限している南島に、さめ池付近から上陸しました。昨年より近くから、ネムリザメ(ネムリブカ)たちを見ることができました。
その後の歩いたコースも前年の参加の時と同じでしたが、

砂浜の様子が違っていました。コンダクターの方から、
「木の棒が浜に立っているのは、ウミガメが上陸して産卵した場所で、
卵があるので、近づかないように。」との注意がありました。
あちこちに、卵の場所を示す棒が立てられていました。
母親ガメが砂浜を這った後も残っていて
上がってきて産んだばかりだということでした。

ここから、多くの子亀が、卵から孵ってすぐ近くの海まで歩いて、
大きくなったら、また、ここに戻ってきて産卵する様子が
目に浮かぶようでした。

ウミガメが産卵できるきれいな砂浜という環境が
残っている南島。
産まれた、子供たちが産卵に戻ってくるまで、
同じままの、美しい砂浜の環境を残さないといけません。

地元の方々が、細心の注意を払ってのエコツーリズムで、
私たちを美しい南島に連れて行って案内してくれています。

野生のヤギの被害で、植生が乱れたことがあったそうです。

写真は、南島の扇池の前の浜、卵の場所を示す棒があります。
海の方に向かって歩いている方は、
写真の後姿だけでも、ただ者ではない様子が伝わると思いますが、
父島在住の
硫黄島民(私たち二世を含めて、自分たちのことを、「旧島民」という言い方はしないようにしようという方針が、「島民の集い」で確認されています。)
の方です。
2008年6月の墓参帰島の時に一緒だったチームが取材した様子が
NHK首都圏ネットワークで放送された回に、帰島する島民にふるまって下さる
ためにご夫婦で父島でタコの実を取って下さっている場面で、
実を取るためにタコの木に上って下さっていた方です。


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