これにあわせて厚生労働省は、高齢者をはじめ重症化リスクの高い人が混雑した場所に行く場合など着用が有効なケースを周知することにしています。
誤解していると思うのは、感染リスクは物理的な事で個々の人の問題ではありません。
例えば、高齢者施設や病院などはマスク以前に面会をどうするのかも含めて大丈夫なのか?きちんとした見解を専門家が責任を持って発表するべきです。
それが先でその前提に立って問題がなくなったならマスクを外すのも良いでしょうけど、何も変わっていないのにただ緩めたらリスクは高まります。
感染拡大期になってまた医療逼迫ならこんな話をするべきですら無いのが良識です。
つまり、2類から5類に変えても新型コロナ自体は同じですから、医療機関の考えによります。
高齢の医師なら、5類だろうとまず非協力的なのは当然です。
その他でも感染リスクの高いような人が多い病院や高齢者施設はそんな法律の問題ではありません。
基本的な問題として医療の専門家が世間に疎く例えば八割おじさんと呼ばれた西浦教授のように知識は高くても実際に行うとどうなるのか想像していません。
政府や官庁が人気取りに出て、マスクの個人判断をしてもいいように言っているのを専門家が許容してしまいました。
しかしながら、上に書いた通り現実と齟齬があって感染が収束している間はよくても変異株などの要因で拡大に転じた場合を想定した対応も考察するべきです。
何故こうも責任を取れない、または取らないような決め方が主流なのかと言うと政治を弁論部のような人間がやるからです。
言い勝つ事ではなく、本来はその現象が病理的なのかを考えて病理なら衛生的な対策をしていかないとダメでしょう。
だから、初期に岡田さんがマスコミにもてはやされたのに理解していません。
頭で考えて2類を5類にするが優先しても医療機関がどう判断してどうなるのかを見ないと結果的に医療逼迫の改善などが可能なのかやそれでも感染拡大のリスクは抑えられるのか見守るしかありません。
金融の日銀政策にしてもそうだったのですが、想定されるようなリスク回避を構想するのが他国なら当然です。
それを見た目だけ合わすような真似をする政治家のレベルの低さにガックリと肩を落とすしかないのが無念です。