違和感を感じて著者を見たら、精神科医さんでした。
具体的な話ではなく、抽象的な話でしかも社会の中で起きるようなトラブルについて恰もそれが統計的に正しいが如く書かれるのです。
問題点は具体性の無さです。最近のネットの逆転劇的なストレス解消動画の多くが現実を無視しています。
あるアンケートだと半数が居ると答えています。
そしてその状況を解決するのが苦手な役所と言うか、行政で最終的に個人情報保護だとか、未成年者の将来とか逃げ出すと本当にその地域ごと問題視されてしまうような有り様です。
違和感の正体は視点が自分を含めない特有
の無責任な論理組立なのです。
脳科学者さん達が書く文章に似ている感じがします。
どことなく、スピリチュアルに似て人の心理の隙間を狙ってこうだと言い切るので
す。
ですが、現実の社会や体験からするとそれが全て?となります。
韓国ドラマによるある逆転劇です。
しかしながら、実際にはそんな極端ではないのでしょう。
何故そうなるのかと言うと漫画と同じでストリーが先行して現実的な当て嵌めをしないのでしょう。
職場に先ず雰囲気を乱す人って普通は少ないのです。
雰囲気を見出せるのは非正規雇用や派遣で次の職場へ移るからやれるのかと思います。
下手すれば手揉みで有力者に媚びってでも生き抜く人がいた所で文句は出ないのでしょうし、反対に距離を置かれます。
他人の不幸が蜜の味とか主婦レベルですよね。
しかも持ち家ではなく、賃貸で引っ越せるような人です。
固定された人と何年も過ごすなら不幸があったら、フォローしておきます。
それは人間として当たり前の行動です。
何故、こんな記事になるのかと言うと大事な点が欠如しています。
それは実態の把握です。
実際に調査したアンケート結果と比較すればどの程度当たっているのか明確になります。
そしてその内容を見るとトラブラーは職場の不適合な人で不満からやっているのではないのかと思われます。
少なくとも指摘されるか、指摘されても動じない人かと思います。
わざと不満から意地悪する程度でしたら、簡単に外されます。
定型業務、ルーチンワークの作業者が安定せずに流動性が高いのもこんな事があるからでそこには親や旦那がいるなどのバックがあって一時的なら仕事をやめて暮らしていけるのでしょう。
腐った蜜柑のような話だと学校のクラスならそう言う事が稀にあります。
極端な例は偏差値の低い学校で退学などが多い傾向なのがそれでしょう。
それに義務教育でなければ、退学や停学なんて言う手段もありますから。
ただ、普通に会社で正社員とかでこんな話は無いどころか目を付けられたら、総務辺りに辞めさせられます。
会社として困りますし、問題なのは会社内ではなく、社外で同様の行動を取られる恐れがあり不祥事の懸念を心配するからです。
もう一つ、たぶんこれかなと思うのは不満イコール自分の能力以上の職場でついていけないパターンです。
悪口ではなく、実際の職場で派遣なりでそう言う例はおきます。
何故なのかと言うと、簡単な仕事を用意したつもりなのに現実的には出来ないと言う事が起きてしまうと不適合なのですが本人は居たいだろうとなります。
こんなパターンはすぐに解決する程度の話です。
難しいのは世間で会社とは違い、煽り運転をするような輩までいます。
そしてこう言うのに限って残念な事に次から次へと出て来るのです。
暴走族が何代にも渡り続いてしまったように。
本当に問題なのは不満やストレスでハツ当たりする人よりも現実には普段ニコニコしてそれでいてサボると言うか、全力を出さない人です。
昼行燈の中村主水のような行動をされるのが割と響きます。
必要最低限の仕事をしても評価されるような仕事にまで手を出さないと言うか、利益に繋がらないので赤字にならなくても難しい存在です。
本人からすれば一所懸命にやっていると思うので余計に計り知れないのです。
それでも会社が回っていくならあまり気にしないのが日本なんです。
他国だと評価が悪いと仕方なしにそのまま伝えてマイナスなり、酷ければ辞めさせる候補になるのでしょう。
日本だとそうもいかない場合があったり、少なくとも職場の雰囲気はギスギスしないので毒にはなりませんから。
日本のランキングダウンで一番大きいのはジェンダー平等に関するような評価です。
何故そうなるのかと言うとやはり女性で記事のような行動をされてしまうと信用されないのです。
難しいのはその状況で女性管理職を育てるだけの余裕はなく、極論女性の職場なのに女性管理職を多く出来ないような事が出てしまいます。
仮にこの記事のような話になるとすればそれが一番の問題です。
仕事に集中して余所見してなければ、普通は他人の事など気にしている暇はそうないのでしょうけどそうならない時点で既にワークロスなんです。
上司と上手くいっていれば、それで解決するはずの話まで揉める時点でそれは職場として難があります。
標題の割に現実的な面を体験していないのか心理的な話が優先して実態からかけ離れてしまったように思います。
戦前の女性の扱いの失敗が戦後も後を引きなかなか社会性が上手くならないのも見て取れます。
最近のいじめについてもそうなのですが、大人が介入して止めないと際限がなく酷い物になります。
幼児的な残虐性が消えていないかのような行動に躾や教育以前に人として情緒的に問題を抱えているのでは?と思ってしまいそうです。
こんな事書くのは問題でしょうけど、心理学的な内心の問題の前に目に見えてトラブルなのにそれを解決しないような状況がこの社会の問題です。
一般マスコミにしてもネット記事にしても必要な事を優先しないとそろそろ他国から悪評でなくて本格的に社会の問題を抱えてしまいます。
今の政治の問題点、例えば外国人労働者の問題なんかも本当に解決するようなルールやそれに違反したら帰国をして貰うように相手国へも話をするべき時なのでしょう。
これだけ問題なのに不起訴で再入国とか他国では有り得ないです。
舐められるのが一番問題なのですから。