基本的には二つの問題点を指摘しておきたいと思って書いています。
一つは本質的には経営側が利益を確保出来るだけの経済能力が必要なのですがないという事実です。
それは製薬会社に限っておらずに日本のほとんどの会社に当て嵌まるから大問題なのです。
昔は分からないながらも経営者が方向を示すのに十分な根拠というか状況がありました。
例えば、デジタル化の方向で製品開発をしていれば軌道に乗れていた時ならその詳細は分からなくとも開発や投資、更には販売の判断さえ間違わなければ安泰でした。
しかし、現在のようこそ状況だと何をやっても利益は出ません。
ハッキリ言えば、積極的な方が危険な場合すらあるのです。
過剰投資で赤字とかよくある話です。
つまり、経営判断が難しく以前のように人員を確保していたのではやっていけないから人員整理してでも利益を確保しているに過ぎません。
きちんとした経営者なら利益も確保はしますが、人材も放出しません。
何故なら人手不足でまして才能のある人は必要なのです。
それを使えずに手放すと他で活躍します。
もう一つが製薬会社で言えば薬価の見直しとかジェネリックの推奨とか本来は財政から来る医療費の問題ですよね。
また銀行のリストラもデジタル社会で現金取引ではなく、キャッシュレス社会やネットバンクなどの時代の変化で起きている面もあります。
また、マイナス金利による銀行経営への影響も大きいのです。
必ずしも本人の能力とかでなくて政治的、社会的な理由があると言うのも忘れてはいけません。
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