ドキュメンタリー映画『縄文にハマる人々』が、7月7日から東京・渋谷の
シアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。
同作は、今もなお謎が残された縄文時代に注目。
「縄文」に熱中している人々や縄文研究の専門家らへの約5年間にわたる
取材を経て制作された。
出演者は小林達雄、いとうせいこう、佐藤卓、池上高志ら。
監督は『死なない子供、荒川修作』の山岡信貴。ナレーションにはコムアイ
(水曜日のカンパネラ)が担当したほか、エンディングテーマとして、森は生き
ている“煙夜の夢”が使用されている。
いとうせいこうのコメント
縄文は、ギャル度が普通じゃない!
「縄文にハマる人々」上映会に行きました。
倉富も少し、キャリアコンサルティングの縄文タイムが登場致します。
縄文女子と山岡さんのお便り交換です。
倉富さん
今日はお越しいただきましてありがとうございました。三鷹北口で最初に縄文の話を
聞いた時には今日のことを想像もしていませんでした。
時間はかかってしまいましたが、素晴らしい旅でした。本当にありがとうございました!!
山岡
倉富から山岡さんへ
「縄文にハマる人々」はじめに西垣内先生が登場され、先生は100歳まで生きてこの世界が
どうなっているか見届けたいと言われておりました。
「じぁあ又ね!」の先生の熱い想いを山岡さんが受け継がれ出来た長編ドキュメンタリー映画、
山岡さんのこの5年間の想いが伝わって来ました。
スィートなナレーションのコムアイさん起用が、老化する縄文を若返えらせていましたね。
キャリアの縄文タイムも紹介して頂きありがとうございました。縄文の血液にフィードバックし
て行く、インターネットの中から出られない若者を、正気な人間の姿に戻してくれる。
縄文に魅せられる若者達が受け継いで、この映画を新しい世紀の始めに出来ればいいですね。
倉富
ご一緒した三輪さんから映画の感想文を頂きましたので、お送りさせて頂きます。
本日は特別上映会にご一緒させて頂きまして有難うございました!
今日は右脳で感じよう!と思いながら縄文にハマる人々を観ていたのですが(笑)
いろんな方々のコメントを聴いていくうちに徐々に縄文の世界観に引き込まれて
いく感じがして、山岡監督が縄文にハマっていったのを私も体感したような感覚でした。
縄文人たちにとって、自然との調和=宇宙との共鳴だったのかなー、と思ったり、
生きるもの・大地の生命エネルギーを感じ取る感度が鋭かったのかなー、と思ったり。
あと「自由の中に何か秩序・タブーがあったのではないか」という角度のコメントは
新鮮でした。
また、「自分以外の対比できるものがあって、初めて自分というものを認識できる」と
いうコメントも印象的でした。
あの後、縄文土器を見てから帰宅したのですが、いろんなエピソードを聞いてから実物を見
ると、土偶が可愛く見えてきたり、土器の模様からエネルギーを感じるような気がしてきた
で不思議です(笑)山岡監督の粋なお心遣いに感謝です。
もう一回観たいなーと思ったので、7月になったらまた誰かを誘って行こうと思います。
三輪 弓恵
山岡監督からのお返信
ありがとうございます!そうおっしゃっていただけると、本当にうれしいです。
最初、縄文を映画にと、倉富さんに言われた時には正直戸惑いましたが、終わって
みると、きっちり荒川さんにもつながっていたり、この映画なしで、今後の自分は
考えられないような大きなものをいただきました。
三輪さんのご感想も嬉しいです。自分が想定している以上のことを感じていただける
のは、モノを作る人間として、これほどの感動はありません。こちらこそ今後とも
よろしくお願いします!
「縄文にハマる人々」全国封切り日 、観てね!
7月7日(土)〜
【東京】
シアター・イメージフォーラム
03-5766-0114
7月28日(土)〜
【神奈川】
横浜シネマリン
045-341-3180
2018年夏
【青森】
松竹アムゼ
2018年夏
【新潟】
シネ・ウインド
2018年夏
【愛知】
名古屋シネマテーク
2018年夏
【大阪】
シネ・ヌーヴォ
2018年夏
【神戸】
元町映画館
2018年
【金沢】
シネモンド
I visited a screening of “People Addicted to Jomon”.
I received a thank-you email from the director Yamaoka.
I write down here the exchanges.
Ms. Kuratomi
Thank you for coming today. I didn’t even imagine about today when I heard from you
about Jomon at the north exit of Mitaka station. It took a long time, but it’s been a great
journey. Thank you so much!!
Yamaoka
I replied to him.
“People addicted to Jomon”
At first, Dr. Nishigaito appeared and said that he wanted to see how this world goes
when he becomes 100 years old. “Then, see you again!” I received your passion for this
five years from this long-story documentary movie, which you made with the passion you
took from Dr. Nishigaito.
The sweet narrations of Kom-ai were making aging Jomon younger.
Also, thank you for introducing “Jomon time” at Career Consulting Co., Ltd. It stretches
back to the blood of Jomon and helps the younger who cannot go out from the world of the
internet return to sanity.
It will be great if young people charmed by Jomon will take from you and make this movie the
start of the new century.
I’m writing the sequel of “Jomon stretching, principals of love”.
Please come to the Shigaku seminar at Career Consulting.
Sincerely,
Kuratomi
Also, Ms. Miwa who came with me sent her impressions of the movie, so I’ll share with you.
Ms. Kuratomi, thank you for my joining you for the special screening. Also, thank you for the
cookies. I’m so glad.
Today, I was watching “people addicted to Jomon” with the intention to feel on the right brain,
and as I was listening to comments of people, I feel drawn into the world of Jomon gradually, as
if I was getting the same feeling that the director Yamaoka had got addicted to Jomon.
I thought that for Jomon people, the harmony with nature means the resonance with the space,
and they may have keen sensitivities for living energy of the earth and lives.
Also, it was a new perspective for me which is the comment; “there should be some orders and
taboos among the freedom.”
Additionally, the comment “we can recognize ourselves only when there are some others” was
impressive.
After the screening, I saw some Jomon clay pots before got home. After knowing various episodes,
curious to say, clay dolls look cute and I felt some energy from patterns of the pots. I appreciate the
sophisticated attention of the director Kuraoka.
I want to watch the movie again, so I will go again with someone in July.
Yumie Miwa
A reply from the director Yamaoka.
Thank you so much! I’m really glad to hear from you. Actually, I felt awkward when I heard about
making a movie of Jomon from you for the first time, but when it’s done, it connected to Arakawa,
and I gained a big gift that I cannot think about myself in the future without this movie. Also, I’m glad
to hear from Ms. Miwa. As a creator, It’s the best joy to know someone feels more than I expected.
Sincerely,
Yamaoka