EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

平成26年7月1日、石鎚山のお山開き(夏季大祭)

2014年07月02日 | 伊予松山歴史散策
石鎚山のお山開き(夏季大祭)
7月1日、今年もやってきた登山シーズン、日本各地でお山開きがあった。
平安時代からの修験道の道場である日本七霊山の一つ、愛媛県石鎚山西日本最高峰(1982m)でも登山シーズン到来を告げる石鎚神社のお山開き(夏季大祭)が始まった。6月30日、本社で出御祭を斎行後、三基の神輿に御動座した御神像「仁」「智」「勇」は、石鎚山麓の里々で御旅所祭を斎行しながら7合目の成就社へ向かい、同夜は成就社本殿に御仮泊、翌7月1日午前7時に出立、大勢の信徒の背に抱かれ「なんまいだ」の声を掛けながら「仁」「智」「勇」の順に頂上社へと御動移座、10日間の大祭の幕が切って落とされた。
7月10日の午前10時、頂上社で終了祭を斎行後、御神像は成就社まで御下向され、翌11日午後0時30分、本社へ御還宮になり夏季大祭の全てを終了する。以前、石鎚神社夏季大祭中(7月1日から10日)は、女人禁制であったが、時の流れとともに次第に開放され、現在は7月1日の一日のみとなっている。


我が家から見た石鎚山。


石鎚山は、画像の名称全体を称す。


東側から見た石鎚山。


石鎚山、弥山にある、石鎚神社山頂社には日章旗が掲揚された。右の建物は山小屋である。


今年のお山開きは天候に恵まれ、弥山にある石鎚神社山頂社から、画像の様に天狗岳が良く見えたそうだ。


石鎚山7合目にある成就社でホラガイを吹き山開きの合図をする。


成就社の新殿で神事が行われ、御神像「仁」「智」「勇」の三体が山頂社に出立。


信者達に担がれて山頂社を目指す。


頂上に到る登山道には全国でも珍しい鉄の鎖「1の鎖(33m)・2の鎖(65m)・3の鎖(68m)」がかかっており、毎年7月1日から10日間の石鎚山お山開き大祭では、全国から石鎚山を信仰する人々5万人が白装束姿で鎖に連なって登り、まさに霊気溢れるお山となる。


今年は天候に恵まれてよかった。山開に参拝して50年になるいい記念ですと。
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