日本代表のブラジルワールドカップアジア最終予選の、仕上げの時がいよいよ近づいてきた。
というよりは、3月のヨルダン戦に負けてしまい、待ちぼうけを食らったという感じのファンも多いかも知れない。
しかし、勝ち点あと1まで漕ぎつけたといっても、何もまだ得ていないというのがW杯予選である。とにかく勝ち取るまでは、何も勝ち取っていないという気持ちでいる必要がある。
6月4日のオーストラリア戦、難敵である。勝ち点1取れるのか、わからないが信じるしかない。
仮想オーストラリアのためのテストマッチがブルガリア戦だったとのこと。戦い方とか、いわゆるサッカースタイルが似ているということなのか、詳しく調べてもいないのでよくわからないが、一つだけ似ていたのは強豪だということだ。オーストラリアよりずっと強いのではないかと感じるぐらい強豪だった。
もっとも長友選手などは、この試合を受けて「これではとても世界と戦えない、危機感でいっぱいだ」とコメントしたと言われている。日本の事前の分析不足・対策不足も相当なものなのだろう。
この代表チームに感じることの一つに、どうもスカウティング不足というか、敵陣分析についての熱心さがどうなのかということがある。
まぁ、なんだかんだ言っても、あと勝ち点1。どんな形で勝ち取るのか。前回書きつづったように、やはり本田頼みかな・・・・。
ところで、前置きが長くなったが、本日のテーマは「ブルガリア戦、久しぶりの出来事」だ。
これは試合中に起こった出来事とか、テストマッチとして久しぶりとか、そういうことではない。
翌日のスポーツ紙の扱いが久しぶりということだ。ブルガリア戦の翌日、5月31日金曜日付けの東京版主要スポーツ4紙朝刊の1面はすべてブルガリア戦の敗北を伝えていた。
この、東京版主要スポーツ4紙朝刊の1面にサッカー関係が来たのが久しぶりなのだ。では、どれぐらい久しぶりだったのか、前回、トップでサッカーが扱われたのは、4月24日、なんと37日ぶりなのだ。この間隔を詳細に確認する必要があるが、おそらく1993年にJリーグがスタートしてから最長の間隔ではないかと思う。いずれ詳細確認して報告したいが、それにしても37日間一面トップにサッカーが来たことがなく、はプロ野球、競馬をはじめとした他の出来事だったのだ。
ちなみに、その4月24日は、香川真司のマンUがプレミア制覇した記事で、日刊スポーツ、スポニチ、サンスポの3紙がトップに持ってきた。あぁ、そうだった、そんな感じの記憶だ。
それにしても20年たっても日本のスポーツ紙は、やっぱりプロ野球中心の社会だ。そのほうが売れるというのだろうから、どうしようもない。サッカーの場合、強ければ売れるだろうけれど決して毎日試合があるわけではないから、たとえ強くてもプロ野球を逆転してしまうような扱いは未来永劫ないだろう。プロ野球を終面に追いやってJリーグが1面に来ることも、これから先ないだろう、これが日本のスポーツ紙の風土というものだと、あきらめるしかない。