いつの間にか「ZONE」誌第2号が店頭に並んでいた。
創刊号と比べて、これほど劇的に変わるとは想像だにしませんでした。創刊号では、ただ宮本特別編集長の巻頭メッセージだけがインパクトを持って迫ってきたものの、ほかは何の変哲もない内容でした。
当サッカー文化フォーラムが「ZONE」誌創刊号に関して用意した後続の原稿は「ZONE誌は欧州サッカーに逃げてしまった」です。それもそのはず、日本サッカーの将来に向けて大いなるオピニオン誌だったはずの「サッカーマガジン」誌が月刊化になったとたん、その1冊目には日本代表もJリーグも跡形もなくなくなっていたのですから。
ですから第2号を待ち望むといった感じでは当然ありません。そうしているうち書店にダイジェスト誌を求めに行ったら「おや、ZONE誌も出たんだ」ということです。
けれども第2号、見事に裏切ってくれました。何が・・・。
いいほうに期待を裏切ってくれたのです。
宮本特別編集長は「ベテランの力」という題で巻頭言を書き、メイン企画は「オーバー30」でしたが、当フォーラムは、そのあとの企画「賢い選手の育て方」のほうに心を奪われました。スペイン、イングランド、ベルギーそして国内の育成指導者に光を当てた内容です。
この中で特に海外の育成に関する話題は宮本特別編集長のサゼッションなくして仕上がらない内容でしょう。それだけインサイト情報にあふれているように感じました。
創刊号ではわからなかった行き先、第2号ではきっきりと「サッカー文化誌」を志向していることがわかりました。
当フォーラムもどのような形でコラボしていくか、時あたかも2014年、新年を迎える時期、いいテーマをいただきました。
最後に、唯一残った週刊サッカー専門誌「サッカーダイジェスト」に一言意見を。
イエローカード的な気持ちです。何がイエローカードか。価格です。
間違っても、えげつないことをやらないでください、ダイジェストさん。
価格の推移を書いてみます。12/10号が450円、12/17号は500円、12/24号500円、12/31号も500円です、ところが1/7・1/14合併号は600円です。
これでもし、1/21号が450円に戻るなら、当サッカーフォーラムはイエローカードを出そうとしたことを謝罪します。500円でも許容範囲だと思いますので何も言いません。けれども550円以上でしたら「価格改定」を公示していただき、理由を説明してください。
サッカーダイジェストさんは、いまや週刊専門誌の砦です。それだけ敬意も持っています。けれども、それに乗じて価格をいつの間にか意のままに、みたいなことは、ぜひおやめください。
とまぁ、最後に少し刺々しい話しになりましたが、これも当フォーラムの使命につきご勘弁願います。